2013年07月24日
エブリィランディのマフラーを交換した
いわゆるフロントパイプはノーマルで、
いわゆるリヤピースのみの交換
元の仕様は
フロント:38mm
リヤ(サイレンサー以前):35mm
リヤ(サイレンサー以後):38mm
※いずれも外径を計測、内径はおおよそ外径-3mm
今回用意したマフラーリヤピースは
660ccNAマニュアル用
これを使った時の仕様は
フロント:38mm
リヤ(サイレンサー以前):38mm
リヤ(サイレンサー以後):35mm
※いずれも外径を計測
オークション上の画面による目視で「たぶん太い!」と
判断しての購入でした
35mm と 38mm の違いを見分けることには成功したのですが、
サイレンサー以後が細くなっているとは計算外でした
それにしても、DA62系のエブリイでは
オートマとマニュアルでマフラーが違うとは・・・
そんなみょんなところでこだわっているのはスズキらしい気がします
多分担当の設計者が、なんだかこだわりたかったのでしょう
「マニュアルを選ぶ人は高回転を多用するはずだ!」とか
しかしその後は統一された模様です
それにしても、マフラーの違いがあるにもかかわらず
仕様変更後モデルもカタログ上の燃費が、何故か同じ・・・
認定試験はどうなているのか?と考えさせられてしまいます
細かいことはいいとして、
サイレンサー以前は太くなり、
サイレンサー以後は細くなった排気系ですが、
一般のノーマルマフラーを思い浮かべる範囲では
順当かなと思われます
なぜ、サイレンサー(特に純正)以後は細くても良いと予想されるのか
シリンダーから排出されたガスの状態に目を向けると、
「ヘッド/膨張室」「膨張室/サイレンサー」「サイレンサー/テール」
に大分できそうです
便宜上、ここでは膨張室をこんなのとします
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パンチングパイプとかが内部に使われているものです
そして、サイレンサーをこんなのとします
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一番奥まで送り込んだ後、
いくつもの隔壁を迷路のように通しながら排出します
こんなんだから抵抗も大きいかと思いきや、
トゥデイなんかはサイレンサーに突入と同時に
パイプ径を大きくして、
内部の流路幅を広くとり、
とても抵抗の小さいサイレンサーを実現してます
そしてとても静か、マフラー交換しても出力の変化は少し、下手すると下がる
シビックとかのVTEC系はバラしたことがないのでわかりませんが、
純正マフラーできっちり馬力が出ているところを見ると
いいサイレンサー構造をしていることでしょう
話をもどして、まずは
「ヘッド/膨張室」
排気量とか排気側カムの作用角とかに応じた大きさの空気塊
つまり塊(かたまり)となって出てきていると思われます
信号待ちで単気筒のバイクの後ろに付くと(こちらもバイクで)
空気の塊が飛んで来て顔に当たるのが感じられますが、アレです
しかも、バルブが開いた瞬間に発生する圧力波は
管内を通るうちに衝撃波を帯びるようになるそうです
新幹線がトンネルに突入する時の瞬間的な空気の動きは、
反対側である出口では衝撃波となって出て行ったりするそうです
NAで直感マフラーで発生する炸裂音は
衝撃波が発生しているためと思われます
圧力分布を見るとけっこう鋭いエッジを持った状態で
管内を進んでいることでしょう
塊が過ぎ去った後は引き抜き効果が生まれ、
上手く利用できれば次の排気空気塊を引き出してくれることも期待できそうです
「膨張室/サイレンサー」部では、
膨張室でなめされて緩やかな圧力分布になった空気塊が流れていると考えられます
こうなれば衝撃波は発生しません、やや静かになります
圧力分布が滑らかなために周波数は低く、特に低回転では
ボ ボ ボ ボ ボ
と、低い音がします
高回転で流速が高まれば・・・あれ?本当に高まるか?高まるとしよう
高まると、いわゆる周波数が上がり、高い音へと変化してゆきます
この音質は、膨張室の特性だけでなく、
カムプロフィールとかにも依存するのでしょう
VTECとかで音が変わるのがその例
最後の「サイレンサー/テール」では
空気塊とかはほとんど残らないはず
圧力の変化がないので音も発生しない、理想的!
けれどもやっぱり、負荷が大きくなったりして
排気空気塊が高圧になるとなめしきれなくて低い音がしたり
さてここで最初の疑問にもどして
「なぜ「サイレンサー/テール」は細くて良いのか?」
高圧の塊が通るのではなく、均らされた低圧の空気が流れるから
では、社外マフラーのテールが太いのは?
それは見た目のため、だと思います
その成果は、
ブタ鼻を外してちょっとだけ効率よくなっている吸気系と相まって、
アクセルの踏み込み量に対して加速がきっちり追随する楽しい車になりました!
あまりにも楽しいので、久しぶりにドライブに出掛けてみたり
けれども、このように自動車を楽しめる時代がいつまで続くのか不安になったり
バイオ発酵エタノール車について考えていたら
1kg の燃料に 2kg のお米が必要であることに気付き
10L のガソリンによるドライブには 約20kg のお米が必要であると気付いてしまい
ここから先は歩き! と決めて山中に温泉を求めてさまよい歩き
源泉の湯溜まりを見つけたものの人間が入れる環境になく
代わりに、湧き水は見つけたので今晩はこれでお米を炊くことにしながら
ドライブに米20kgは無いよな〜と改めて思い
けれども帰りの運転はバランスの取れたエンジンでとても爽快なのでした
多分、燃費も良くなっているのではないかと期待です
Posted at 2013/07/24 11:51:27 | |
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