タンクを外して、キャブを外して
マフラーを外して、フレームとのリンクを外せば
こんなんでいいのか?
あとは4本のボルトを外すだけ
ちょっと待った、カムチェーンカバーも外さなきゃ
そこに出てきた小さなボルトも忘れずに
ついでに疑惑のテンショナーをチェック、問題無し
念のためにマーキングして
あああっ と、カムチェーンをクランクケースまで落としてしまうのもまたご愛嬌
後でがんばって引き上げます
ヘッドを外して現れたのは
中央にギアナ高地のように絶壁をもって蓄積したカーボンと
燃焼室にドロドロのまま付着するガム状カーボン
ピストンに付着したカーボンを削ると、こんなのがポロポロ落ちてきます
ピストン上面のうち、特に温度が高いのは周辺部のようだ
中央部にはごってり、周辺部はきれいに焼けている
ヘッドはこんな感じ、削ったあとです
シリンダーは、
うわははは、ここまでつるつるだとむしろすがすがしい
さーて、ホーニングだー、と思ったら見つからないホーナー
どこかに忘れてきたか?
それとも、こないだリヤハッチ開けっぱで走った時に道に落としたか?
道路上に落ちているシリンダーホーナー・・・
けっこうシュールかも
ない以上は何とかするしかない
80番の紙やすりを割り箸に巻き付けて
せっせとホーニング
削り続けていると感触が変わってくるのが楽しい
クロスにハッチを付けたら、
今度は240番で仕上げました
ふむ、さらさらな表面ながらも深い溝もある
もしや、良好?
ティッシュにガソリンを含ませて拭き取ると、
灰色の切削粉が
以前、ポート研磨による金属粉がシリンダーに逆流して、
アイドリング中にピストンとシリンダーが溶接された時は悲しかったなあ~
今回は(今回も)しっかり拭き取ります
仕上げにオイルを塗ると、
おお
光り輝くシリンダーにクロスハッチがはっきりと見えます
なんか幸せな気分です
ヘッドの方は、
ポートにティッシュを押し込んで引き抜いてみても
オイルが付着することは無し
オイル下がりは無いと見ることにしよう
消えずに残ってくれたカムギヤとカムチェーンのマジック印を合わせるように組み
シリンダーヘッドはお約束の3回締め
一度規定トルクで締めた後、再び緩めて締めて、を繰り返します
人によっては、一晩放置してから最終締めをする人もいるとかいないとか
私の場合は、本当に気合い入れて組む時には
全開走行の熱入れ後に最終締めをします
そして慣らし運転のやり直し
今回は、そこまでやるかなあ
そして、キャブやマフラー、タンクを付ければ完成
単気筒って楽だな~
インプレは、
あんまり変わらない、ただし、エンジンブレーキが弱く感じる
エンジンブレーキとは、
吸気のためのパワーとフリクションなので、
もしかしてフリクションが減ってる?
いや、まさか、
そんなに美味い話がある訳ないじゃないか
でも、調子はいいようなんだよなあ
Posted at 2013/08/22 18:45:31 | |
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エストレヤ | 日記