2013年11月12日
ガソリンスタンドで「へ~、エンジンはカワサキなんですね」と言われ
「フレームもですよ」返すことになったウチのエストレヤですが
ここ半月で燃費が一割弱ほど低下しました
そろそろ冬だし
思い当たるのは
・ガソリンの温度が低い
・ヘッドの温度が低い
・シリンダーの温度が低い
・オイルの温度が低い
たくさんあるなあ
ガソリンの温度が低ければ気化しにくい
つまり、完全燃焼しにくい
キャブの方がインジェクターよりもきれいに気化してくれる!
なんて話は10年前に聞いた話だが、
最近はどうなのだろう?
キャブヒーターすら付いていないバイクに乗っていると
燃焼が悪くなるこの時期には
冬の訪れを実感させられます
以前、ガソリンの温度が1℃下がると1馬力上がるという誤植を信じて
ナナイチの燃料系に遮熱を施しました
アルミ板とかで
アイドリングしているところを素手でさわると
体感できるほどの変化ぶり
これは!期待!
と思って乗ってみると、体感できたのはパワーダウン
1℃の温度低下で1馬力上がるのは吸入空気でした
昨年はダンボールで覆ったりしましたが効果はイマイチ
今年は別の方法を考えてます
オイルクーラー用のオイル配管をキャブに巻き付けるとか
そんなことを考えながらキャブに触れてみると、温度は20℃程度
目標の50℃にはほど遠いものの、
悪くはない、いや、悪いけど、すごく悪いわけではない
やっぱり悪い、と思う、けれども致命的ではない
まあ、その程度
じゃあ、ベッドの温度が低いのか?
これは熱効率的には結構重要
なにせS/V(エスオーバーヴイ)なんて言われるほどだし
ショートストロークエンジンは高回転型
ロングストロークは低回転型
高回転まで回って悪いことはないのだから、
全部ショートストロークにしちゃえばいいんじゃないの?
という問いへの答えはここにある
燃焼ガスを効率よく利用しようとしたら、
熱エネルギーはできるだけ運動エネルギーへと変換したいところ
ショートストロークだとボアがおっきくて、
そのぶん広い燃焼室表面から熱がたくさん逃げてしまう
だから、ボアは小さい方がいい、それがロングストローク
また、ヘッドの温度は高い方がいい、ノッキングが起きない範囲で
B16Bとかで、水温95℃で最大パワーが出るよう設計されている!なんて話を聞くのはこれが理由
そのローテンプサーモ、本当に必要ですか?
なんて言ってみたりする
短時間低速高負荷で決戦するときにはあってもいいなかあ
さて、うちのエストレヤでは、
ヒザでヘッドをニーグリップしたらとても熱かったので、多分問題なし
じゃあ、シリンダーの温度?
去年はワラミノを巻いていた
エンジンにおいて摩擦ロスが多分最大のシリンダーは
エンジンオイルで潤滑されているのだが、温度は結構重要
添加材が作用する温度域もあるし
表面改質のために温度とか負荷が必要な場合がある
ある添加材は、オイル交換後に高負荷をかけてようやく働いたりする
高級オイルを入れてそのフィーリングにがっかりするも、
全開走行後にエンジンの異音がなくなってて
うほほーい、となったことがある
ところで、最近思うのだが、
世の中で売られている多くのオイルには
即効性短寿命(500kmくらい)の添加材が多めに入っており
交換後の爽快感を演出している気がするのだが気のせいだろうか?
さて、信号待ちでシリンダーに素手で触れてみると、ぬるい
お風呂と同じくらいだ
問題アリ
クランクケースに触れてみると、表面は55℃程度
オイルの温度はそんなに低くないようだ
やれやれ、今週末はバイクの冬支度か
と思いながらニヤニヤするのである
Posted at 2013/11/12 14:23:52 | |
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