2014年06月24日
ディーラーで整備書を見つつ、部品も購入して、
と思ったのですが
「車体番号と型式類別がわからないと... 」
と、いつものお言葉
田舎のディーラーなので
「そないな細かいこと言われても解からんべした、
あぐてぃ(アクティ)だぁ、えっつええ(HA)3のあぐてぃ(アクティ)」
こんなやり取りを繰り返しながら鍛え上げられているかと想像したのですが
そうでもないようです。
逆に、機械に詳しくない農家の方は、修理屋の言いなりというウワサも。
トラクターなんかでは、オルタネーター交換15万円
とかって額がまかり通っているそうです
何とか、私が一石を投じてみたいところ
「部品検索の画面さみすてみろ(見せてみろ)、
車体番号なんぞは 1000001 でよかべした(良いだろう)
エンジンまわりの、、、これだべ!
この、コンロッドメタルの緑っちゅうやつを
4セット用意してくんなしょ(用意してくれ)
前期中期後期でこの部品は共通だなっし(共通だよな?)」
こんな話が通用するようにしたいです
そうやって鍛え上げるのは今後の話として
今回の注文予定部品は
HA3アクティ
- サーモスタット
- ヘッドカバーガスケット
- オルタネーターブラシ
もしかしたらで
- デスビローター
- デスビキャップ
あとは、EG6 で、
- コンロッドメタル緑アッパーロアー4セット
これらの購入は後日として、
サービスマニュアルを見ながら各種データをメモして来ました。
目的はデスビローターのギャップ(mm)なのですが、
ついつい別の項目にも目がいってしまいます。
【カムシャフトタイミング(1mmリフト)】
吸気/開:17-22
吸気/閉:17-22
排気/開:20-25
排気/閉:15-25
幅があるのはバルブクリアランスの誤差による範囲だろうか?
オーバーラップがずいぶん大きい、しかも 1mm リフトでこの数値だ
こりゃあ、キャブのくせに 18km/L とか、良い燃費が出るわけだ
後々の E07A エンジンでは、このオーバーラップは少なくなっている可能性があるなあ
【バルブクリアランス】
吸気:0.20mm
排気:0.27mm
まあ、順当な値
使い方しだいだけど、もっと詰めてもいいかな?
【圧縮圧力】
基準値:14.0kg/cm2
限度値:9.5kg/cm2
構造的な圧縮比が、たしか 9.8
そして実圧縮では 14.0 まで上がるんだから大したもんだ
バルブタイミングが適正化する中回転域では 18 くらいまで上がるのだろうか?
【ピストンクリアランス】
基準値:0.01 - 0.04mm
限度値:0.04mm
0.01mm ってのは狭過ぎじゃないのか?
B16Aも同じクリアランスが指定されてたけど、
シリンダー側面にきっちりスカートが当たっていたエンジンで
クリアランスは 0.04mm だったぞ?
個人的には
基準値:0.03 - 0.04mm
限度値:0.06mm
くらいがちょうど良いのではないかと思う
【ピストンリング合口隙間】
基準値
1stリング:0.15 - 0.30mm
2ndリング:0.30 - 0.45mm
限度値
1stリング:0.60mm
2ndリング:0.60mm
驚きなのは限度値の広さ、そこまで使い果たしても良いのか?
圧縮圧力の限度値 9.5 kg/cm2 を保障するだけで良いならこうなるのかも知れないが
経験上、重要なのは、ピストンリングよりも
シリンダーのクロスハッチな気がする
そんな寄り道を経て、
たどり着きました、
【イグニッションコイル内部抵抗】
1次側:1.35Ω
2次側:11.3kΩ
【ピックアップコイル内部抵抗】
緑/青:750Ω
あれ? デスビローターのギャップの指定がない?
「消耗したら交換」だと?
「消耗」ってどれくらい減ったら消耗なのか
減ったら端子を曲げてギャップを狭くするのでは行けないのか
謎は残ります
プラグのギャップが 1.0mm 程度なので、
その 1/10 - 1/4 の、0.1 - 0.2mm くらいにすれば良いだろうか
ともかく、<プラグギャップ:デスビギャップ>の比の分だけ
エネルギーが逃げるのだ。
ダイレクトイグニッションが優秀なのは、
デスビギャップで失われていたエネルギーをゼロにできること。
理論的には、デスビギャップは狭い方が良い
そんな情報を元に、明日は整備を進めます
Posted at 2014/06/24 10:54:21 | |
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