タービンの仕様変更しました
何をしたかと言うと
もとのタービンは EP91 用
気になるのは、タービン側、つまり排気側です
フランジからタービン吹入口(いわゆる、A/R の A のとこですね)について
EP71, EP82, EP91 それぞれどうなっているかと言うと
EP71:
3車種中一番 A が大きい、
フランジ部から吹入口Aにかけて徐々に絞られてタービンに吹き入ります
フランジ部から吹入口Aまでの長さも最短!
EP82:
EP71でレスポンスの悪さが指摘されたのでしょう
フランジ部直後でキュッと絞られてしまい吹入口Aへと続きます
フランジ部から吹入口Aまでの長さは長めです
EP91:
さて、スターレットターボ最終型のEP91
ちなみにコンプレッサー部吸気口内径は 36mm !!
TD04 の 35mm をちょっと上回ってます
問題の排気側は、
フランジ部から吹入口Aにかけて徐々に絞られてタービンに吹き入ります
しかし、やはりレスポンス向上のためでしょう
吹入口直前で絞られていて、レスポンスアップのための仕様なのでしょう
今回は、この、吹入口直前の絞り部を削除しました
写真のとおりです
なんとか、見えるだろうか?
輝いて見えるところが削除された部分です
ノーマル状態では高回転で音速を超えてしまいそうなので
レスポンスを犠牲にするより方法がないのです
加工中には
「なにやってるんですかー?」
「んー、タービンの排気側を拡大して、容量アップをしているんだっ」
「高回転仕様になるのですね?」
「おー、おー、よくわかってるねえ
高ブースト仕様ではなくて、高回転仕様
そのための排気側拡大のつもりなのだよ」
などという会話もありました
排出されたガスをいかに排気するか考える際に、
そのガス塊の
・体積
・圧力
・(温度)
が重要だと思うのです
高ブーストでは高圧のガス塊が排出され、
高回転では大量のガス塊が排出される
そして、排出スピードの限界たる音速は温度によって決まる
のでしょう、たぶん
さて、次は燃調、点火時期のセッティングです
エンジンの雰囲気は・・・
ふむ、
すぅっと抜ける感じ
ブーストの上昇速度は、やっぱり落ちてるかなあ
低回転から、高回転まで、ひとまずゼロブーストで合わせました
んんっ??
高回転(7000-8000rpm)でも、振動が起きない?
ノーマルバルブスプリングによるサージングが起きたかと心配していたが、
気のせいであったか?
サージングはエンジン負荷にはよらず、回転数のみに依るはずだからなあ
サージングの心配は無し、か
さーて、では、ブースト 0.5kg/cm2 では?
ふむ、よしよし
けど、7000-8000rpm でなんか振動が起きるぞ?
なんだろ、なんだろ
点火時期を遅らせるとやや消えるけど
完全に消すには STD-20° か・・・
こりゃ、なんかおかしいな
さて、今度はノーマルアクチュエーター設定の 0.7kg/cm2
うぐっ!!
5500rpm で震動発生??!!
これはどうゆうことだ??
この感触は・・・
もしかして・・・
濃い?
暫定に設定した噴射時間に対して、燃料マイナス1割しました
おおっ
しっかり回る!
けれども、調子良く限界は 7000rpm だなあ
さあ、どうしよう
点火時期について、ちょっと考えてみるか
Posted at 2012/11/26 14:00:41 | |
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