さ〜て、もう一本
ブロロン ゲフッ ドドド ドドルッ ドルッ
ドドドッドッドッ ボフッ ドッドッドドド
ふむ、元気に吹き抜けているようだ
まるでロータリーのような排気音(ときどき点火出来てない感じ)
たまりませんな
・・・
そろそろ走り出してもいいかな?
ドドドッドッドッ カララッ
今なんて言った?
カララだと?
それは機械音だぞ?
流体が発する音ではないぞ?
燃料、異常なし
添加系、プラグコードの接続がちょっと甘かった
吸気系、ファンネル(タービン直付け)がないッッッッ
しょーがねえ
ここからはエアクリ有りにするか
話をもどして
セルをちょっとだけ回してみるも、動かず
ピストン、砕けてんのかな〜
でも、アイドリングで砕けるか?
プラグを外してみるとこの通り(後でアップします)
あ〜あ、2番でギャップが潰れてる、何かに当たったな
でも、傷が少ない
周辺にちょろっと
以前、JOGでピストン棚折った時には傷だらけだったのに
まあ、シリンダー内に何かが起きたことには
変わりはあるまい
「お〜い、ブロった〜
誰か牽引して〜」
MOTULのミッションオイルを代物として
牽引してもらいました
結論から言うと、
『これが疲労破壊か』
でした
弾性変形の域を越えての破壊だったら、
全開走行中に壊れるはず
今回は、サーキット走行3週くらい x 3回
を終えてのち、4回目に乗り出そうとした時の
アイドリング中のブローでした
余談ながら、亜米利加で86に乗ってたというCリーを横に乗せたとき
「ハチロクのナイソウに似てますね」
と言われたのはちょっと嬉しかったです
さて、アイドリング中にブローした2Eエンジン
腰下ノーマル(2E-T純正、走行距離:たくさん)
Gr.Aヘッド(つまりはポート研磨レベル)
EP91タービン排気側くびれカット加工
TRD300-300カム
圧縮費 9.0
最大ブースト 1.0kg/cm2
高ブーストでは点火時期 -5°
200ps対応のインジェクターで90%くらいまで使ってたので、180ps?
けど、ん〜、
馬力だと160psくらいかな?
けど、それが4000rpmから7500rpmまでキープされる感じ
パワーバンドが超広い
けど、F1 のエンジンもパワーバンド広いですよね
ちなみに、参考にしたのはF1ターボホンダエンジンのトルク特性
ホンダRAエンジンてやつ、つまりこれ
要は、壊れたわけだ
原因は、疲労破壊と見ている
弾性変形の域を越えていなくても
数万回、数十万回の力が加わることで壊れることがある
その力は降伏点(<--ぐぐってね)よりも小さい
この力が疲労強度であるらしい
鍛造ピストンが用いられる理由は、
疲労強度が鋳造に比べて 1.5倍 であるからとのこと
つまり、同一形状のピストンを鍛造で作っても、
200ps x 1.5 = 300ps
くらいの容量のピストンしかできないようだ
どうなんでしょう・・・
SR20 あたりだと、腰下ノーマルで対応可能なのは 400ps
鍛造ピストンとか入れると 600ps になるのかなあ
さらに気になるのが、
『スクランブルブースト』との言葉
ホンダF1ターボエンジンで、予選用の
1000ps/L (1500ps/1500cc)というアレです
ジムカとかダートでも、本番オンリーのブースト
のことです
だって私の場合も
セッティングの過程では 8000rpm, 1.2kg/cm2!
とかは幾度となく繰り返したわけです
なのに今日砕けた
あれかな〜
焼きなまし?
ゆっくり冷やすと疲労が消えるというやつです
過酷に使って、
その後ゆっくり冷やすことによって疲労がいくらか消えた
だから、スクランブルブーストの使用はかまわないが
1日に何回も繰り返すのは良くない
じゃあ、どれくらいに抑えるべきかって?
たしか、予選用の1000ps/L(1週しか保たない)に対して、
本番用は700ps/Lでした
だからって、3割下げろと?
でも、F1の1回分は一般自動車の10万キロ分と言いますからねえ
時々走るのなら3割下げろとは言わなくても、
1〜2割下げればいいのでしょうか?
ブーストならば 1.0kg/cm2 から 0.8kg/cm2 に
回転数ならば、8500rpmシフトを 8000rpmシフトに
Posted at 2013/04/21 22:07:17 | |
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