2014年10月14日
今の私の住みかは超豪雪地
雪では有名な会津だが、その中でも
「あそこは、雪が多いぞ〜」という西会津の
「西会津でもあそこは別格だぞ、ここプラス 1m 降る」という奥川の
「ここも多いがお前のところは大変だ、ここプラス 1m 降る」という大舟沢である
よくわからないが、最低でも 2m プラス会津地区 くらい降るらしい
そして、降るだけでなく急斜面の上りを経て
自宅へたどり着くのだ
4WD への買い替えを勧められているが、
すんなり従うのもおもしろくない、技術でカバーしてこそ技術者
そこで、アクティアタックのミッションを購入。
R駆動のままデフロック機能のみ移植できそうなのである
ついでに、スパイクタイヤおっけーな地域なので、
スパイクタイヤも購入
改装の完成期限は雪が降るまで、
この地区の初雪は10月下旬から11月上旬
あんまり余裕は無い
と、ここで感動
スパイクタイヤ4本で送料 2,600円 !
なんて良心的!
アクティアタック トランスミッション、送料 2,210円 !
なんて良心的!
これを見ると、
安い海外産のタイヤで送料 2,000円 として
格安感を演出しているのがよくわかる
軽自動車用のタイヤなら、 4本 2,600円 程度で
送り届けられるのだ
そんなことを考えつつ、
今週末の THKG に向けてナナイチのエンジンオーバーホールです
Posted at 2014/10/14 16:53:58 | |
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2014年10月05日
説明を省いていましたが、
組み上げたエンジンの仕様は以下な感じです
- ビッグタービン:IHI RHB3 (HITACHI HT06と同程度) --> HITACHI HT07
- ガスケット増し:圧縮比 8.5 --> 8.0
タービンをワークスRと同じくらいの容量に変更し、
レギュラーでも走れるように圧縮比を落としてます
HT07 の取り付けでは、
HT06 や RHB3 とは別方向に向いている冷却水のホースを延長迂回加工し、
オイル供給ラインをぐいぐい曲げ、
オイルのリターンホースを取り替えながら取り付けたのでした
オーバーホールするからにはノーマルを越えねばならないという、
完全に趣味の領域です、やっちゃいました
タービン交換に合わせて、燃調をとります
吸気側の流量は Dジェトロ。
吸気圧力で計測してます、要注意です。
同じ吸気圧力でも、
マフラー交換、エアクリ交換で吸気空気量は増えているのに、
燃料はそのまま
つまりは、マフラーを替え、エアクリを替えるほど
燃調は薄くなって行く
そこで、吸気温センサーに疑似信号を送ることで
燃料を調整します
今日は初秋の 25℃
タービンを通ると吸気温は40℃くらいだろうか?
10%くらい燃料を増やしてみようか
40℃ に対する吸気温度センサーの抵抗値 1.0k に対して、
20℃ 程度ずらして、2.4k の抵抗を入れてみる
すいすい加速する!
試しに、40℃ 程度ずらしてみる
ぐいぐい加速する!
わかりにくいが、
『すいすい』加速するのか、
『ぐいぐい』加速するのかを選ぶのである
思案して、マージンをとって、
濃い方の『ぐいぐい』を選んだ
上り坂で全開キープし、プラグをチェックするとキツネ色。
燃調に問題は無さそうだ
インジェクターは 100ps まで対応する容量である
ここで補正した吸気温度は 40℃
これは、燃料の 13% に相当する
もしかしたら、馬力も 13% 上がっているのかも知れない
確かに、64ps に対して、70ps、いや 80ps くらいのパワーは
発揮してくれている気がする
点火時期はデスビの角度で調整。
燃焼室が大きくなり、火炎の伝播完了に時間がかかるようになっているので、
それに合わせて点火時期をちょっと早めます
BTDC で、標準が 5.0° のところ、+2.5° して 7.5° としました
こんな感じで、プチ現車合わせな感じです
吸い込まれるような加速をする、
極上のエンジンに仕上がりました!
Posted at 2014/10/05 13:10:34 | |
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2014年10月05日
「スッと進んで、音が太い感じがしますね」
「おお、体感できるか」
「あれ!? オイルランプが光ってます!」
「!! ちょっと待て! すぐにエンジン切って!」
オイルが漏れてました。
原因はオイルホースの亀裂。
新品に交換しました。
「よし、最終チェックだ!」
「甘い臭いがします!」
冷却水が漏れてました。
ホースを新品に交換。
タービン変更により小加工したオイル、クーラント周りが
トラブルしたのでした
「オイル漏れ無し、クーラント漏れ無し、
総仕上げ、燃調、点火時期調整だ!」
Posted at 2014/10/05 13:08:45 | |
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2014年10月05日
1日目
「部品のほとんどは、ネジで止まっているのだよ?
ネジを緩めるためには、
メガネレンチ、スパナ、
または、スピンナー、ラチェットと組み合わせてのソケットがあって。
そもそも、この便利なソケット方式は第二次大戦後のSnapOn社の発明品で...
資源がなかった日本はゼロ戦も戦艦大和も全部モンキーレンチだけで...」
「は~
なるほど~
あ~」
2日目
「ここらへん(インテークマニホールド周り)、まかせた、
とにかくバラせ、外れればいい。
絶対にやっておくことは、『仮止め』と『写真』。
外したナットとかボルトを、元のところに止めておくのが『仮止め』。
たくさんあるホースとかコネクターは、外す前に『写真』を撮っておくこと。
足下に1本もボルトとかナットが転がっていてはダメだ。
慣れに慣れた車で、どこに何ミリのボルトがあるか憶えれば
月明かりを頼りにミッション載せ換えとかできるけど、最初は無理だ」
「ボルトの数が多いんですけど、
全部仮止めしなきゃダメですか~」
「仮止めされていないボルトの数だけ、お前の目玉をつぶす」
「目玉は2コしか無いですよ~」
3日目
「ちくしょう! オイルパンを外すのに、
ミッションを外さなければ行けないのか?
いや、ボルトを緩めるだけでも...
お~い、14-17のメガネとってもらえる~?」
「はいっ
いまのやりとり、プロっぽかったですね!」
4日目
「これがピストンさんだ。
サンエスというアルカリ性の液体で煮込んでおいた。
冷水で浸けておいてもいいんだけど、
そこに捨てられていたナベで煮させてもらった。
おれの経験だと、
冷水の浸けおきで1週間かかるところ、煮込むと3時間でスラッジを軟化できる。
1stリング、2ndリング、Oilリング、
オイルリング溝に空いている穴が詰まっているだろう?
これがオイルが減る原因だ。
じゃあ、まかせた」
「ピストンのリング溝の、ここの詰まりが原因なんですね!
ふんっ! そらっ! おまえのせいでっ!」
5日目
「これ、設計不良だよなあ
こんな負荷がかかるところなのに、何でM8なんだよ
7本中6本がねじ切れるっておかしいだろ」
「お金、かかるんですか?」
「そうだなあ
じゃあ、遊ばせて?
HT07 っていう 1000cc(K10 ワゴンRワイド)用タービンがあるんだけど、
それを付けていいか? おれが用意するから。
ただし、powered by MIKAMINE ってリヤウィンドウに貼らせてもらうけど」
「どうなるんですか?」
「すごいジムニーになる」
「お願いします!」
6日目
「え? あれ? これ、どうやって付けるんでしたっけ?」
「『写真』、見てみな
このホースがヘッドカバーにつながってるだろ?」
「これは...
こっちは...
『仮止め』してなかったら組み立て無理ですね」
「まあ、おまえが『仮止め』をさぼったタイミングチェーンカバー周りのボルトは
おれが苦労して組み上げたんだけどな」
「えへへ...」
7日目
「エンジンオイルを入れて、
冷却水は?」
「エア抜きってヤツが必要だ。
室内の空調の温度調節部を動かすと、ほら、
エンジンルーム側でホースのこの部分が動くだろう?
ラジエターファンが2~3回動くのを待って、
これでいいだろう、エア抜き終了だ」
「これで終わりですか?」
「ああ、終わりだ」
「やった~」
「では出発しようか、『試運転』だ」
Posted at 2014/10/05 13:06:13 | |
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2014年10月05日
ジムニーの K6A エンジンをオーバーホールすることになりました
K6A は、名機 F6A の後継、
アルミシリンダーに DOHC を標準装備
タイミングベルトからタイミングチェーンへ変更
欠点は、初期型の排気バルブ。
パカッと2つに割れてしまったりするらしい。
後の機種では対策品に変更されているそうなので
今回は別途購入予定
3000-4000rpm あたりで大きな最大トルクを発生させ、
6500rpm で 64ps に達する。
フラットトルクではなく、フラットパワー
トルクを発生させる条件はそろっているのだから
高回転は何かで抑えられているのだろうか?
マフラー交換とかで一気に +20ps とか行けるのかもしれない
あと、JA22W はギヤ比が不評。
多くの場合は5速マニュアルで使用する速度域を
1~4速に割り当てて、何故かとてもハイギヤードな5速が付いている
今回手を入れるのはエンジンなので、
トランスミッションに関しては関係ないのだが
まあ、こんな車である
目の前のジムニーは
JA22W-00.....
あ、ゼロ番台、不吉な予感、というか、不吉
自動車メーカー勤務のとある先輩が言っていた
「新発売の車なんて、おれは絶対に買わないね」
どんなにしっかり設計して、生産したつもりでも、
ミスというものは憑きものなのだそうだ
今回は、排気バルブがそれです
Posted at 2014/10/05 13:05:26 | |
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