
良く参考情報としてお世話になっている
青春指南役さんのHPを見ると、D・E型はこの手のアイドリング不安定の症状が良くあるようです。過去ログに似たような症状がたくさん出ていました。ただし、原因は様々で、特定するのが割と難しそうです。
30.jpgISCバルブの取り外し方・清掃方法などをネットを事前にチェックして、実際に晴れた日にやってみました。インタークーラーの取り外しと、ISCバルブを固定するビスを緩めるのが大変でしたが、何とか出来ました。
手順としては、タワーバーを外す→ホース類を緩めICを外す→ISCバルブのビスを外す、という具合です。ISCバルブのビスは3つですが、10mmのソケットレンチで外れました。
インマニ側には、流し台の排水口を小さくしたような金属とゴムの弁と、黒いゴムリングがあります。あとガスケットもポロッと落ちますのでキャッチします。この3つの部品はスバルの部品販売で買っておいたので、新品に交換しました。
ISC バルブは吸気パイプ1つと、冷却水の細いパイプ2つで止まっていますが、冷却水側のパイプはホースクランプを外す道具がなかったので、つけたまま作業しました。作業としては、キャブクリーナーを表と裏に吹き付けて、布や綿棒などで見える部分を軽く擦りました。かなり汚れていて真っ黒だったのですが、清掃してだいぶ綺麗になりました。ちなみに、スロットルの見える部分も布で清掃しておきました。
※画像は購入したISC。真っ黒です。
これで直ったかな、と思ったのですが甘かったようです。全く同じ症状がすぐに現れました。しかも、今度はより高い回転で1500回転くらいで安定しました。慌ててて、別のスバルのディーラーへ行き(実家で作業したので)、見てもらったところ、フロントの方がピットまで車を移動させてエンジンを切ったためか、アイドリングは正常の650回転になってしまいました。
その後、色々ネットなどで調べましたが、ISCバルブは2つの機能で構成されているようです。一つはデューティソレノイドの駆動によるエアのコントロール、もう一つはバイメタルによる冷却水温度を元にしたコントロールです。詳しくはこちらのサイトで解説されています。ちなみにバイメタルとは、温度によって変形する2つのメタル(鉄)で構成され、変形する温度がそれぞれ違うために、温度に応じて決められた動きができるものだそうです。今回ISCバルブを洗浄したのはエアの通り道だけです。ただ、汚れによって問題が起こるのは大抵エアの部分だそうで、冷却水経路は常に熱湯が通っている訳ですから汚れによる詰まりはあまり考えられないようです。
そこで、思い切って ISCバルブ本体の故障だと見込んで本体を買うことにしました。と言っても新品は3万円近くするらしく、手が出にくいのでヤフオクでD型の部品取り車がちょうど出ていたので、4500円で譲ってもらいました。届いたISCバルブ本体は、もちろん形状は全く同じ。汚れが結構着いていましたが、逆にそれに好感を持てました。というのも、清掃の形跡がないということはトラブルが起こっていなかった可能性が高いからです。自分で事前にキャブクリーナーで清掃したうえで、後日本体を交換しました。
前回ISCバルブ清掃時は外さなかった冷却水ホースを、ウォータープライヤーを使ってクランプを挟んでずらし、ホースをコジッて外しました。すると緑色の水がドピュっと吹き出します。ウエスを用意していましたが、すくい切れませんでした。ホースからは一発だけ液体が吹き出し、それに慌ててISC本体を傾けたら本体からの方がたくさん出てきました^^); 無事に外して、新たな本体を取り付けます。
これで試走して見たところ、問題はおきません。すこぶるアイドリングは安定しています。翌日も、翌々日も問題ありませんでした。これに気を良くして、完治した!と思ったのですが・・・。
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アイドリング問題 | クルマ
Posted at
2010/12/25 19:28:08