
1ヶ月ほど前に、スバルの部品販売から取り寄せていました。本体は約5000円。中古で買った車のため、これまで交換したかどうか分からなかったため、リセットする意味でも交換することにしました。
とは言え、DIYは初めて。ネットで調べたり、実際にフィルター部分を見る限りはすごく簡単そうなのですが、やっぱり怖いのは「ガソリン」。発火しかねない危険物ですから、ちょっとためらいがありました。冷却水が漏れるのとは訳が違いますからね。ということで、約1ヶ月間もトランク内にそのまま放置していました。
冬ということなので、上着を着たり脱いだりする度に、静電気はバチバチ立ち上がります。ますますやる気がなくりかけていたのですが、重い腰を上げることにしました。
作業に適したタイミングは、おそらく朝一。つまり運転直後ではなく冷間始動時が良いのかと。エンジン周りなどが冷えていることと、ガソリンの圧も運転直後よりも低いのでは?という予想からです。
★失敗編
一応、準備は万端にしておきました。万一の火災に備えて、消火器をスタンバイ!といきたい所だったのですが、消火器もないので、ペットボトルに消化用(?)の水を入れてスタンバイ。それとは別に漏れたガソリンを入れる用の空ペットボトル500mlも持っていきました。ウエスは2枚。加えてキッチンペーパーも2~3枚。さらに服はダウンやフリースを避けて、綿のトレーナーで静電気対策。でもさすがに寒い(笑)
準備として、ウエス2枚をフィルター本体の下側に滑り込ませてセットしておきます。さらにキッチンペーパーもセット。新しい燃料フィルターもすぐ近くにスタンバイしておきました。
まずは、フィルター本体のゴムホース、イン側とアウト側の止め金具を外します。プラスドライバーで一杯まで緩めると、端の方まで動かせますのでよけておきます。外すのは、アウト側からやった方が良さそうです。飛び出るガソリン量が限られているはずですからね。
そして、マイナスドライバーでコジリながら外そうとしますが、なかなかに固着。てこの原理で力を入れてもなかなか動きません。ここでいつもならCRCをホース内に吹き付けるのですが・・・。この日に限って忘れました。代わりにエアフロクリーンとか、ラバープロテクトとか吹いてみますがイマイチ。うーむ。想像以上に堅い。カンペキに固着しています。それにもめげずに、マイナスドライバーで力いっぱい動かそうとすると、ホースの隙間から「ジワ~ッ」とガソリンが滲み出てきました。漂うハイオクの臭い。でもホースは外れる気配がありません。
これを見て、何だか心が折れました..orz
ちゃんとCRCを忘れずに持ってきて、今度やろうか。いや、ガソリン扱うことになるし、外したフィルターを捨てる時のことを考えるとディーラーとかに依頼しちゃおうかな・・・。などと考えながら、今日は勇気ある撤退を決めました
★成功編
日を改めて、今日燃料フィルターの交換をすることにしました。そのきっかけは、ディーラーで燃料添加剤を(勝手に)注入してくれたことです。せっかく燃料添加剤を入れても、汚れたフィルターでは全く意味がないはず。ならば今じゃ!ということで、朝一の始動に合わせて作業してみました。今回もまた、コインパーキングでの作業。都内なのに、24時間800円という激安設定なのでいつも重宝させてもらってます。
準備したのは、前回と同様のセット。ただし今回は忘れずにCRCを持ってきました。ウエス2枚とキッチンペーパーをフィルター本体の下側にセット。
さっさと、フィルター本体のゴムホース止め金具を外します。前回は、マイナスドライバーだけでコジって外そうとしましたが、強力に固着したいたので。ウォータープライヤーを使うことにしました。もちろん、事前にCRCをホース内に吹き付けておきます。
ホースの付け根や、パイプ接合部分に近いゴムホースをプライヤーでガシっと掴んで、左右に回すようにしてコジッてみました。すると、ゆっくりですがホースが外れていきます。そして、前回同様ホースが緩んだ時点でガソリンが滲んできます。ひるまずに、更にコジリ続けるとスポッとホースが抜けました。と同時に僅かにガソリンが垂れてきました。キッチンペーパー1枚で足りる量です。
ここですぐにフィルター本体のパイプ部分に、ガムテープでフタをしました。2重に巻いて、液が垂れてこないようにします。この状態なら、次のイン側のパイプを外す際に揺らしても安心です。
イン側のパイプも同じようにプライヤーでがっしり掴んでコジると割と簡単に外れました。いや~。プライヤーって便利なんですね(←いまさら)
イン側のパイプが外れると同時にガソリンがピュッと出てきたので、すぐにウエスで拭きながら、本体のイン側パイプを指で押さえて栓をします。そのまま本体を留めているフックを外して、フィルター本体を車から外しました。テープで軽く栓をしてから、倒れないようにしばし地面に置いておきます。
その間に新品の燃料フィルターをセットします。なぜか新品をつける時はスムーズにホースに収まります。ものの20秒で簡単にセット完了。フィルターを腹巻きのように巻いているゴムと、他の2本のホースを固定するフックを新品に取り付けて、最後にホースの固定金具をプラスドライバーでしっかり締め付けて完了です。
取り外した燃料フィルターには燃料が結構入っています。空のペットボトルに本体のアウト側パイプを突っ込んで、ガソリンを入れました。ドボドボと出てきて、一段落点いたかなと思って傾きを変えると、またドボドボと出てきます。これを5~6回も繰り返しました。何だか切れが悪い人の尿みたい(←低質表現御免...)
最初出てきた時は綺麗な淡いピンク色だったのですが、出てくる度に濃くなってきて、何だか黒っぽくなっています。フィルターとしての機能は、やはり終了しつつあったのかも知れません。燃料を抜き終わった古いフィルターは、イン側とアウト側のパイプをテープでガチガチに塞いでおきました。
そして、エンジンを掛ける前に、キーをONにして区ランキングはせず、燃料ポンプの動作音を確認します。念のためこの状態でエンジンルームを見て、パイプから燃料漏れなどがないことを確認してから、クランキングさせてエンジンを掛けました。エンジンも無事掛かり、問題ないようです。
その後30kmほど走ってみましたが、低速時に運転しやすくなった気がします。エンジン回転が低い時のもたつき感が少し軽減されたような気がします。プラセーボかも知れませんが。燃料添加剤の効果が出てくる位走ってから、またインプレッションしてみたいと思います。
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メモ | クルマ
Posted at
2011/01/13 15:56:57