
★エネルギー不足で、将来は車に乗れなくなるのか?
いま東北ではガソリン不足と電力不足、関東でも電力不足が深刻になっています。
停電になると、家庭でもその影響が出ます。水道が出なかったり(電気式ポンプの場合)、ガスヒーターが使えなかったり(スイッチパネルが電気式の場合)して、意外なところまで電気が使われていたことに初めて気づく人も多いでしょう。
今のところ、電力エリアの違う関西では影響が少ない状態ですが、地震大国日本ではいつどこで同じことが起こってもおかしくないことが、改めて分かってしまいました。
車を乗る人にとっても、現在のエネルギー事情は、考えさせられることがたくさんあります。従来のガソリン車ではもちろんのこと、未来的だと考えられていた電気自動車でさえも、さらに逼迫した事態になれば対応できないでしょう。
そこで、私たちが個人で今すぐにできる「本当のエコ」とは何なのか。下記のページで考えてみました。詳しくは記事をご覧ください。
http://shift-up-club.com/09/092/post_82.html
★エコカーよりも、エコ活動
日本では原子力発電に対して、これから逆風が吹くのは必死でしょう。地震や津波などの自然災害の多い国では、やはり無理がある方法です。ウランやプルトニウムといった、有害な放射線を数億年も出し続ける燃料を管理する原発。最も良いとされる、使用済み燃料の廃棄処理方法をもってしても、数百年間は監視し続けなければいけないそうです。世界で初めて原発が稼働開始したのは1954年、ソ連でのことです。原発が生まれてからまだ50年ほどしか経っていない現在、既にここまで致命的な事故が発生しています。今後、数百年や数万年といった、途方もなく長い期間、無事故で管理できるとは思えません。
一方で、原発の次に効率が良いとされる火力発電も、原油に依存しています。日本は原油をすべて輸入に頼っているので、今後供給が滞ったり、高騰することは十分にあり得ます。原発もダメ、火力発電もダメ、残りは水力発電と僅かな自然エネルギーのみです。こうなると、とても電力需要は賄えませんし、当然自動車用ガソリンも大幅に不足します。このように見ると、ハイブリッドや電気自動車の将来も、必ずしも明るいものとは言えません。
資源が乏しいのに、自動車大国である日本。政府の抜本的なエネルギー対策を待つのはもちろんですが、ドライバーひとりひとりの工夫も求められるのではないでしょうか。それぞれが知恵を出し合って、そして貴重な資源を分けあって使うという意識が大切になります。つまり「エコカーより、エコ活動」ということです。
一番のエコ活動は、車に乗らないことです。徒歩や自転車などを活用するのは一番のエコでしょう。でもそれだけでは困ってしまうことになりますので、例えば家族・知り合い・ご近所などで車を共有する方法も考えられます。最近ではカーシェアリングも一般化していますので、これを利用するのも良いでしょう。
それから、乗り物にとって一番エネルギー節約に貢献するのは「軽さ」です。少しでも軽く、小さい車に乗ることはエコになります。さらに言えば、車よりもバイクに乗る方がエコになります。もしミニバンなど大きい車に乗るなら、上記のように何人かで共有すると、人数割りでエネルギーを分けあうことができます。
また、エコドライブ覚えることや、きちんと車をメンテナンスして最高のコンディションを保つことも燃費の節約に大きく貢献します。
エコ活動と言うと、中には「ハイオク車にレギュラーガソリンを入れる」など、間違った方向に行ってしまう方もいます。下記のページでQ&A形式でお答えしておりますので、一度ご確認下さい。
http://shift-up-club.com/09/092/post_82.html
Posted at 2011/04/12 12:18:51 | |
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