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庵蔵のブログ一覧

2014年02月15日 イイね!

泥沼ニ浸カリタル脚(弐):マダムPT



すげー久し振りにブログとやらを更新する訳だけれども、
ふと気付けば過ぎ去った2013年は
一度も更新して無い事が判明。

シリーズ物の途中で更新停止状態だったのが
更に笑いを誘う訳だが、
此の度(2014/1)数年に渡る足廻りとの闘いが漸く終了したので、
経緯を徒然と認める気に成ったんであります。


↓前回からの続き


<第2章>

Ⅰ:Jun/2012

純正タイプのビルが既に生産終了…。
其れを知った後の数ヵ月間。

衝撃の事実を受け止めれぬ侭、『ショックがビルのPT』
というギャップ萌えをどうしても実現したかった庵蔵は
情報収集に奔走。

ネット情報に拠ると、
北米では普通に販売している様子(Am○zonとか)。

流石本国である。

当時は好評円高中でもあった為、
最悪個人輸入でひっぱることも検討していた。

ただ、『果たしてガスダンパーが普通に通関できるのか?』
という懸念もあり、流石にそれは少々躊躇われたんであった。


そんなこんなで煩悶していた庵蔵であったが、
少なくとも世界の何処かではモノが流通しているのは
確認できたため、主治医に相談。

K工場長んトコは普通のデーラーと違い、
国内補給センター以外からも全然パーツが引っ張れるんだぜ。
(嘗て北米専用品のステアリングを引いて貰った)
だから最悪北米から引いて貰おうってなモンです。

で、調べて貰ったら『阿部商会でまだ取り扱いありますよ』との事。

一般販売を終了しただけって事?
良く分からないが手に入るなら問題無い。

価格は無論定価だが、地獄から天国への階段を登るんだから無問題(笑)。

注文の際、ついでに『リヤのショートストローク化』も依頼。
リヤだけダウンサスにするって事は、その分1Gで
メーカーの狙い値より圧縮された状態で取り付く事に成る。
常にショックに対し負荷を掛ける状態なんだよなぁ…と思って。
其れに合わせた調整が必要と判断したんよ。

…そういう処も対応できるのが正規代理店発注の強みってモンですわ。


Ⅱ:July/2012


遂に来たビル装着の日。

作業場に立ち入らせて貰い、既に取り付けられたる
青と黄色に彩られた究多弄の素足を見た瞬間、
感動が庵蔵を駆け巡ったと云う。





その後、地に舞い降りた究多弄と感動の対面。





…アレ、何か違うな。

物凄い違和感を感じた庵蔵。

過積載して在り得ん位に尻下がってる営業車。
フル乗車の古い車。
ケツの垂れ切ったマダム。

皆さんもどっかで目にした事があるでしょう。
そんな究多弄が其処には居た訳ですよ。
荷物なんかビタイチ載って無いのにな。
幽霊にも質量ってあるんだぁ…。

茫然と眺める庵蔵に、K工場長は笑顔で
『いや~大分乗り心地良くなりましたよ!』と嬉しそう。

それを破壊する一言がどうしても云いだせなくて、
普通に帰った。

そして、確かに乗り心地は良かった。

つづく

<この時点での出費>

・ビルシュタインショック   :125k
・リヤショートストローク化  :35k

・累計:192.5k
(内無駄金:?k)
Posted at 2014/02/15 12:01:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | PT究多弄 | クルマ
2012年10月28日 イイね!

泥沼ニ浸カリタル脚(壱):ファインディング・ビル

泥沼ニ浸カリタル脚(壱):ファインディング・ビルふと気付けば、更新がまたもや滞っている。

まぁ、断続的に発生したマイナートラブルも解決したし、
ようやく究多弄改良の日々について記せると考えていた庵蔵。

今回から数回に渡り、取り上げたくは
計画上、2012年最大のテーマである『足回り強化』。


これが、まさかこのブログのタイトルを変更させる程に
泥沼へ嵌ってゆく道程だったとは…。



'12/10現在、未だ解決していない問題を孕みながらも
年内完結の目処が立ったため、ちびちびと記していこうかと。

さて、『庵蔵 大出費の巻』始まるよ~!!


<序章>

・A:May/2010




購入から約1年後のある日。
1年点検をデーラーで受けた際『サスペンションロワアームブッシュ』に
亀裂が入っている事が発覚した。
(輸入車特有のゴム部品弱さに起因)

最悪ハンドリングに影響する、とメカニコーに脅されたものの
見積もり見たら130k程の出費が予想された為、暫く経過観察をする事に。



・B:???/2011




究多弄改良計画が進むにつれ、気に成って来たのがPTクルーザーの猫背っぷり。
こいつが見る角度によりPTの格好良さをスポイルしまくるっているという事に気付き
日々何とかならないかなぁ、と考えていた。

けれど、Webサーフィンで見かけるPT画像を見て気付いたのは
同じ角度でも決して格好悪くないPTもあるという事。

…共通するのは、それがローダウンされている個体だったという事。


どっかでも述べたが『リヤへ向けて盛り上がっていくルーフライン』に加えて、
『リヤのタイヤ×フェンダー隙の広さっぷり(100mmくらい)』が
まるで発情期の猫の如き尻上がりを表現しているのだった。
ちなみにフロント隙は70mmくらいね。

人に依っては『ホッドロッドはこうじゃなくては』とか考える向きもあろうけど、
レトロ路線をひた走る庵蔵的にはこいつをどうにかしたかった。

まぁ、どっかのダウンサスをリヤだけ組めば良いだろう、という軽いノリで対策立案が完了。

FRと同程度の隙に成る位のダウン量で、部品メーカーとして純正OEM実績を有し(○菱)、
かつ評判の良い『アイバッハ』をチョイスする事に決めたんだった。


・C:Bilstein



昔から、富士重工製のクルマの背後に冠されていた妙なエンブレムが
気に成っていて。

ブルーとイエローのカラーリングに、ドイツ語っぽい単語とピストン的なマーク。

どうもそのエンブレムだけクルマと調和して無いんだけど、と思っていた其れが
業界屈指のショックアブソーバーを供給するグローバルサプライヤーだと気付くのは
随分後の事である。

それでも、当初は『スポーツカー用の強化された足回り』位の認識しかなかった訳だが
ひょんな事から、昔からダイムラーを始めとするドイツ軍の純正品として装着されており、
車両の性格とは無関係にそのしなやかな足を以て世間の評価向上
(このクルマなんか乗り心地良いわねぇ:ドイツのセレブ夫人 談)に寄与してたっぽい
事なんかを知った庵蔵。

また、ショックって寿命があり、海外では消耗品という認識が一般的に
されているという事も知った。

走行距離は伸びていないにしても、生産されてから6・7年。
1.5tの車重を支え続けている究多弄のショックも大概交換時期だろう、との思いが浮かぶ。

…どうせロアアームも交換しなきゃだし、ついでにビルも組んでしまえ!!と考えるのに
時間は掛らなかった。実際、純正形状のラインナップは存在してたしな。

そうと決めたら動きは早かった。
楽○で検索した後最安値をお気に入りに登録。

ビルを組むその日を夢見て、とりあえず動機付けも含めて
レガシーか何かの純正ビルエンブレムをゲットしたんであります。


<第1章>

・Jan/2012

上記の如き皮算用を経て、実際年明けの12年初。

冬の房茄子が残っている内に、○天最安値のショップにて
『アイバッハ』と『ビルシュタイン』をポチった次第。

アイバッハは無事、数週間後に納入された。

ただ、ビルは『ごめん在庫ない』という無体なご返事。
だったら最初から『在庫なし』に更新しとけよ!!と思いつつ、
最安値2位のショップで改めてポチ。

…と云う事を凡そ5回くらい繰り返し、その当時すでに定価と同じくらいの
ショップまで遡るに至った。

その中であるショップより
『PT用のビルは既に本国でも生産終了しており、恐らく国内にはデッドストックで
何処かに残ってる分しかない』
みたいな情報をゲット。

時同じくして、いつの間にか日本での正規輸入店である『阿部商会』サイトでの
適合車種からもPTが削除されていた…。

手元に残されたのはスプリングのみ。

どのみちフロントはロアアームを交換しなきゃだし、
見栄え向上を見据え使い道が無い訳ではない。

だが、ノーマルショックで使用すると乗り心地が悪化したりショックの可動範囲が狭くなったり
クルマに負担を掛ける事が目に見えている…どうする庵蔵。


クルマ自体が生産終了したとは云え、まさかアフターパーツが手に入らないとは
思っておらず、出鼻を挫かれた庵蔵であった。


<この時点での出費>

・ビルシュタインエンブレム  :2.5k
・アイバッハダウンスプリング:30k

・累計:32.5k
(内無駄金:0k)


つづく。
Posted at 2012/10/28 14:47:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | PT究多弄 | クルマ
2012年08月15日 イイね!

究多弄ノ病~Combination Switch篇~

究多弄ノ病~Combination Switch篇~Combination Switchとは一体何ぞや?

まぁ、平たく云うとウィンカーレバーサブアッセンブリの
事でがんす。

PTのマイナートラブルの中でもかなりメジャーなモノとして、
『ウィンカーを右に出すと勝手にフォグ点灯』ってなのが
御座いまして。
或いは『スイッチ入れてないのにフォグ付きっ放し』とか。


『PTクルーザー フォグ』とか入れて適当にググってみると、
結構な頻度でこの手のトラブルについての記載が出てくる出てくる。

と云うのも此の部品、
・ウィンカー
・FR/RRフォグ
・ライト類点灯
・イルミ照度調整
・ハザード
の5つの機能を集約している大変重要な部品。

米人がそんな器用な部品を成立させれるのか?という点で
何か非常に無理のある感じはしないでもない。


そして今回、齢8歳の我が究多弄も遂にこの病を発症した次第。

ある日、日中に運転していて右折信号を待っている時、
前の1BOXに映る我が究多弄を眺めていたらFRフォグが点灯しておる。

『アレ、スィッチ入れてないけど何やろ』
(てかフォグはスモール点灯状態でないとスイッチ入らない)

当然例の不具合は頭をよぎったものの、
輸入車に良くある誤作動だろうと考え、その時はそのまま忘れた。


庵蔵は現在、平日究多弄を駆る機会が少なく、大体使用時は休日、しかも夜が多い。
後から分かった事だけど、この不具合はスモールライト点灯時にゃ
発生しないのであります。だからその後も暫くは不具合に遭遇しなかった。

そんなこんなで数週間後、日中運転する機会があった訳だが、
此の時はかなりの頻度で右折ウィンカーを出すとフォグが点灯する様に(汗)。

とは云え、右折時に100%発生する訳でも無かった事から、
何か接点不良とかそんなレベルではないんかしら?と思ってて。

そっからWebでこの不具合に付いて色々調べると、

・そもそもの部品が機能の割には大変しょうも無い出来
・ゆえにほぼ100%発生する不具合
・対策品は出ていない(相当品なら存在する)

…等々の不穏な話題が散見される。

先達はこれらの対処を、殆ど部品交換(再発覚悟の応急処置に近い)で済ませている様子。

でも、中には『起きやすい不具合って事は一寸した事で治せるハズ』と、
バラして接点磨いたら治った!!という猛者の書き込みも目撃した訳で。


故に庵蔵としても一回バラして中身を見たいなぁ、と考えまして工場長に依頼。
あらよっと本体から外して貰い、バラしてみました。



(バラシ後写真は撮り忘れた…だってグリスまみれだったんだもん)

まずは操作時にどこがどう動くのかを見てみたのだけど、
確かに結構デリケートな動きでオンオフを制御していた様子。

使っているうちに各部品の遊びが大きくなり、誤作動に繋がっているんでは…。
と、簡単に思わせちゃうような玩具感漂う仕組みで動いていたんよ。

例えばレバー操作で構成品が2mm動くのを狙ってたとして、
実際動かすと2~2.5mm位の間で動いてしまい、まれに他の接点に触れてしまう、的な。

それはともかく、肝っぽい部品の接点が確かに汚れていた為、とりあえずサンドペーパーで
磨いて綺麗にした後、再度取り付けて確認。



気に成る結果は…大失敗(泣)。
右ウインカーフォグ点灯率が、70%位 → 100%に成りおった!!


仕方ないのでとりあえず新品交換する事に。
然しこちらにも実は落とし穴があり申して。

先述の通り、そもそもの部品自体が欠陥品と云っても差し支えない感じの逸品。
K工場長曰く、故に補給品としては『相当品』なるモノがデフォルト設定されているとの事。

ただこの『相当品』、フォグ誤作動は対策されているものの何か別のクルマの流用品臭く、

・ハザードスイッチが小さい(故に黒いメクラブタを嵌めねばならず見栄え悪化)
・イルミ照度調整機能が無い

…等の痛し痒し仕様。

いやぁ、そんななら要らねぇよって感じである。

何とか成らぬものか…と色々調べた結果、
海外では『OEM品』ちゅう形で良く分からないメーカーがコンパチ品をラインナップしている様子。


最悪そっから引っ張ろうかな…と考えていた矢先、K工場長から連絡が。

『試しに補給品引っ張ってみたら、元の部品に戻ってました』

と有難い御言葉。

どうも『相当品』が相当評判悪かったらしく、モパーさんも悔い改めた様子。
ただ、元に戻ったこの部品が『対策』されているかは良く分からないが。


よって、庵蔵も先達の例に洩れず、取敢えず部品交換と相成りました。
…しめて24k也。

当然不具合品は原因追究用として確保しております。
てか、こんな信頼性の低い部品よく搭載するよなぁクライスラー…。
Posted at 2012/08/15 23:10:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | PT不具合 | クルマ
2012年08月13日 イイね!

究多弄ノ病:~雨漏リ篇~

究多弄ノ病:~雨漏リ篇~生産されてから、今年で彼此8年目になっちゃってる我が究多弄。
…の割にはヤレた感が薄いのでは、と我ながら思う訳で。

これは一重に、メンテなのかテコ入れなのか分からない感じの
頻度でお構い申し上げているのが効を奏して居るんでせうか?

ただ、流石に8歳ともなるとちょいちょい不具合が出始めても居て、
今回はそんなちょっとした不具合についてご紹介。





エンジンルームって、何気に埃とか溜まりまくって劣悪な環境に陥る事が多い。
庵蔵も、先代のVW Lupoでは其処の掃除を怠っていた為、
稀に掃除してもちっとも綺麗に成ってくれない。

どころか、湿気と埃でボンネット裏のサイレンサーが段々ぼろぼろになって
大変な様相を呈していたのも良い思い出?です。

で、究多弄をお迎えするに当たっては『とにかく長持ちさせる』事が当初より
決まっていたので、モノの本を色々読んでいた訳さ。

そしたら、
『月に1回位の頻度で軍手嵌めてエンジンを撫で回すだけでも大分違う』
との情報が。

確かにこれなら埃が溜まりにくくなるしエンジンの異常があっても気付きやすくなる筈。
…てな訳で此の庵蔵、常人に比べボンネットを開ける回数は多いのだと思う。



さて、本題は此処から。

ある日、雨が降った翌日位にボンネットを開けたところ、
水がボタボタと滴った。

『???』と思ったが、そん時は特に気にも留めずに捨て置いたんであります。

処が、その後頻繁にボンネットオープン・水ジャバー現象が散見。
観察するうちに、ウォッシャーノズル直下のサイレンサーの窪み部分に
水が溜まるのだと断定。
だが何処から水が侵入してくるのかが暫く良く分からなかった。

その後、梅雨時期に入りボンネットのどっかに溜まった水量が
増えるにつれ、ようやく『ウォッシャーノズル』が原因だと特定した。

…まぁ、その頃には左右のウオッシャーノズル直下ら辺から
盛大に水が流れてエンジンルームへINする様に成ってたんで…。



原因としても恐らくは単純で、
そもそも欧米のゴムは日本の気候にマッチして無い事から、
ゴムシールの劣化だろうと考えていた。

とは云え、ノズルの外観には特に異常も見られなかった。
だので、ひょっとかしてもっと難儀な(調べても原因不明とか)
不具合だったらどうしよう…と思っていたのも事実。

その頃にゃ、すでに発見から半年位が経過しており、
湿気の残留による錆害を気にし始めていたが、中々デーラーに伺う機会も無く。

暫定対応として、梅雨時期は雨の前にティッシュを詰め込み、
せめてボンネット開けた時にエンジンへ水が飛び散らない様にしたり、
晴れた日は一日ボンネットオープンで乾燥させたり…健気な対応を心掛けた次第。


梅雨も終盤に差し掛かった文月某日。

別件でデーラーへ赴く用事があったので、ようやくノズル交換と相成った。
(部品代込:6k位)
今ではばっちり水の浸入が防がれております。ちゃんちゃん。


ちなみに、主治医であるK工場長曰く、『この頃ノズル交換を頻繁にして居る』との事。
どうもノズル本体の材質がアレで、最近のハードな気候に耐えきれずヒビ入ったり
ポッキリ折れたりして、ウォッシャー液が漏れ出す症状が散見される…との事。

気付かずに放置されているのが車検時とかに発覚するパターンが多いそう。

故に工場長には当初、庵蔵のもその類だろうと思われていた。
(通常に比べてボンネット開閉の頻度が多い為、閉めたショックで
事更にヒビ入り易い環境だったのは確か)

だのでゴムシール自体の劣化(結局本体は大丈夫)だったという事実に
『あんまり見た事無いパターンの不具合だなぁ』と仰って居りました。


なんしょ'05モデル以前のオーナーの方々は、
一寸注意された方が良いかも知れません。
Posted at 2012/08/13 13:30:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | PT不具合 | クルマ
2012年05月05日 イイね!

The Concept of ''Kyutaro''

The Concept of &#39;&#39;Kyutaro&#39;&#39;『何故か手を加えたくなる』
という魔力を持つPTクルーザー。

吾輩庵蔵もまた、多分に洩れず
日々是改良に打ち込んでいる。

購入して丸3年が経過してなおその途上ではあるが、
一度ここで庵蔵の目指す

『究極の壱台』

についてそのコンセプト的な処を記そうかと。


◎コンセプト:『快適且上質』


庵蔵が思うに、PT程見た目と中身のバランスがチグハグなクルマも
そうないんじゃないか…と思う。

見た目はそれなりに高級感が漂う出で立ちだのに、
内装やスペックはしょぼしょぼと云っても過言じゃない。

そりゃ本国の車格からしたら『寧ろ外観がオーバースペックなんですケド』位の
ハナシなんだろうけど。

では一体、高級車と普通車の違いって何なんだろう。

一言で云うと『普通車 + 無駄 = 高級車』という公式が成り立つと思う。

例えば内装で云うと、インパネに加飾があると無いとでは
高級感の醸されっぷりが全然違う。
無くても機能としては成立しているのに、はっきり云って無駄である。

でも、最近のクルマは兎に角原価を抑えなければならない。
それは(ごく一部を除き)どんな車格のクルマにも当てはまるんだ残念ながら。


当然PTもそんな引き算に晒された結果、我々の知ってるPTに成っている筈である。

だったら無駄の付与によって、外観と内面のギャップを埋める事が出来るんでないの?
…と云うのが庵蔵の考えたカスタムの骨子な訳です。


<快適性の付与>

高級車って、運転してて非常に快適である。

重厚感のあるドア類の音。
外界からほぼ遮断されてるかの様な静粛性。
心地よい音を奏でるサウンドシステム。
スムーズな基本性能(走る・曲がる・止まる)。
…などなど。

残念ながらPTは、上記を全然満たしていない。

FRはともかく、軽自動車の様なRRドアの開閉音。

走ると様々なところから侵入してくる騒音の類。
''純正にしては良い''という評判のサウンドシステムもその騒音によって
大分スポイルされてしまっているハズだ。

アクセルオンしても愚鈍さを感じさせる走り出し、曲がる際の横G、
まぁブレーキはアメ車にしては効く方らしいんだけど。

とは云え其の辺りはクライスラーも感づいた様で、後期型においては
大分静粛性は見直されている。

庵蔵は是に対抗すべく、以下により快適性の付与を実施する事に。

・重厚感のあるドア音  :ドア裏への制振材貼り付け
・静粛性の向上      :NVH対策による徹底した静音化
・サウンドシステム    :デッドニングによるポテンシャルUP
・スムーズな立ち上がり :点火系・吸気系チューンによる馬力ロス低減
・スムーズな走行     :足回り強化

これらを実施すれば、大分クルマとしての基本性能は向上するハズだ。


<上質感の付与>

高級車ってのは普通車に比べて、加飾やユーザーへの配慮が多目である。
例を挙げてみると、

機能類の付与(ヘッドライトウォッシャー、クルコン、自動ロックなど)
見た目への配慮(塗装、木目処理、クロームメッキなど)
触感への配慮(樹脂部品への表皮巻き込み、植毛)
その他配慮(カップホルダーへの中敷き、ウィンドウスイッチ照明など)

機能類って面ではPTはそこそこだと思う。
現在の無駄に電子化されたガジェット類こそあんま無いけど、個人的には不要だし。

只、見た目・触感・その他配慮はあまりされていないか年度改良で廃止されているきらいがある。
(特にスイッチ照明廃止は個人的に許せないポイント)

そこで、庵蔵は以下の改良にて質感向上を画策。

・見た目の向上  :塗装・メッキオーナメントの最適化
・触感向上     :グローブボックスへの植毛追加
・その他配慮対応 :カップホルダーへの中敷き追加、スイッチ照明復活など

特に『見た目向上』はファッションで云うアクセサリーの配し方に似た処があり、
センスが問われる部位だ。

やたらめったら加飾してもくどくなってしまうし。

庵蔵は、可能な限り高級車をベンチマークした上で、
『英国車』の加飾配置を参考にすることにした。

まぁ木目はやりませんが…。


とまぁ、色々講釈垂れた訳なんだけれども、最後に記し忘れた事が。

大前提として『デザイナーの意図を(なるべく)崩さない』を身上としている。

PTのネオクラシカルなスタイリングが秀逸である事は、
PTに惚れる者なら皆納得するポイント。

その『モダン』と『クラシカル』の絶妙なバランスに、
余り手を加える隙は無いんじゃないの?ってのが個人的な考え。

何て云っときながら、どちらかと云えば『クラシカル』寄りにしたい庵蔵。

だので当然ミラー類へのクロムメッキ部品付与によるクラシカル感の向上や、
RRスプリングだけダウンサスに交換して前後のバランスを取る位は実施する計画で居る。

けれどもそれ以上の事をするつもりは無い。
故にその完成型は、ノーマルのPTと一見変わらないだろう。

そりゃそうである。やる事は基本的に『中身を追従させる』事。


でも是等のカスタムを経た『究多弄』は、庵蔵が実際に付き合う前に夢見ていた
『理想のPTクルーザー』に最も近い姿である。

その実現の果てに、このクルマが庵蔵にとって『唯一無二の逸品』となるのだ。
Posted at 2012/05/05 04:13:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | PT究多弄 | クルマ

プロフィール

移動手段であり趣味の対象であり そして相棒である 吾がPTクルーザー究多弄について、 つれづれなるままに 書き連ねてゆくことにしやした。 こいつに...
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