
ふと気付けば、更新がまたもや滞っている。
まぁ、断続的に発生したマイナートラブルも解決したし、
ようやく究多弄改良の日々について記せると考えていた庵蔵。
今回から数回に渡り、取り上げたくは
計画上、2012年最大のテーマである『足回り強化』。
これが、まさかこのブログのタイトルを変更させる程に
泥沼へ嵌ってゆく道程だったとは…。
'12/10現在、未だ解決していない問題を孕みながらも
年内完結の目処が立ったため、ちびちびと記していこうかと。
さて、『庵蔵 大出費の巻』始まるよ~!!
<序章>
・A:May/2010
購入から約1年後のある日。
1年点検をデーラーで受けた際『サスペンションロワアームブッシュ』に
亀裂が入っている事が発覚した。
(輸入車特有のゴム部品弱さに起因)
最悪ハンドリングに影響する、とメカニコーに脅されたものの
見積もり見たら130k程の出費が予想された為、暫く経過観察をする事に。
・B:???/2011
究多弄改良計画が進むにつれ、気に成って来たのがPTクルーザーの猫背っぷり。
こいつが見る角度によりPTの格好良さをスポイルしまくるっているという事に気付き
日々何とかならないかなぁ、と考えていた。
けれど、Webサーフィンで見かけるPT画像を見て気付いたのは
同じ角度でも決して格好悪くないPTもあるという事。
…共通するのは、それがローダウンされている個体だったという事。
どっかでも述べたが『リヤへ向けて盛り上がっていくルーフライン』に加えて、
『リヤのタイヤ×フェンダー隙の広さっぷり(100mmくらい)』が
まるで発情期の猫の如き尻上がりを表現しているのだった。
ちなみにフロント隙は70mmくらいね。
人に依っては『ホッドロッドはこうじゃなくては』とか考える向きもあろうけど、
レトロ路線をひた走る庵蔵的にはこいつをどうにかしたかった。
まぁ、どっかのダウンサスをリヤだけ組めば良いだろう、という軽いノリで対策立案が完了。
FRと同程度の隙に成る位のダウン量で、部品メーカーとして純正OEM実績を有し(○菱)、
かつ評判の良い『アイバッハ』をチョイスする事に決めたんだった。
・C:Bilstein
昔から、富士重工製のクルマの背後に冠されていた妙なエンブレムが
気に成っていて。
ブルーとイエローのカラーリングに、ドイツ語っぽい単語とピストン的なマーク。
どうもそのエンブレムだけクルマと調和して無いんだけど、と思っていた其れが
業界屈指のショックアブソーバーを供給するグローバルサプライヤーだと気付くのは
随分後の事である。
それでも、当初は『スポーツカー用の強化された足回り』位の認識しかなかった訳だが
ひょんな事から、昔からダイムラーを始めとするドイツ軍の純正品として装着されており、
車両の性格とは無関係にそのしなやかな足を以て世間の評価向上
(このクルマなんか乗り心地良いわねぇ:ドイツのセレブ夫人 談)に寄与してたっぽい
事なんかを知った庵蔵。
また、ショックって寿命があり、海外では消耗品という認識が一般的に
されているという事も知った。
走行距離は伸びていないにしても、生産されてから6・7年。
1.5tの車重を支え続けている究多弄のショックも大概交換時期だろう、との思いが浮かぶ。
…どうせロアアームも交換しなきゃだし、ついでにビルも組んでしまえ!!と考えるのに
時間は掛らなかった。実際、純正形状のラインナップは存在してたしな。
そうと決めたら動きは早かった。
楽○で検索した後最安値をお気に入りに登録。
ビルを組むその日を夢見て、とりあえず動機付けも含めて
レガシーか何かの純正ビルエンブレムをゲットしたんであります。
<第1章>
・Jan/2012
上記の如き皮算用を経て、実際年明けの12年初。
冬の房茄子が残っている内に、○天最安値のショップにて
『アイバッハ』と『ビルシュタイン』をポチった次第。
アイバッハは無事、数週間後に納入された。
ただ、ビルは『ごめん在庫ない』という無体なご返事。
だったら最初から『在庫なし』に更新しとけよ!!と思いつつ、
最安値2位のショップで改めてポチ。
…と云う事を凡そ5回くらい繰り返し、その当時すでに定価と同じくらいの
ショップまで遡るに至った。
その中であるショップより
『PT用のビルは既に本国でも生産終了しており、恐らく国内にはデッドストックで
何処かに残ってる分しかない』
みたいな情報をゲット。
時同じくして、いつの間にか日本での正規輸入店である『阿部商会』サイトでの
適合車種からもPTが削除されていた…。
手元に残されたのはスプリングのみ。
どのみちフロントはロアアームを交換しなきゃだし、
見栄え向上を見据え使い道が無い訳ではない。
だが、ノーマルショックで使用すると乗り心地が悪化したりショックの可動範囲が狭くなったり
クルマに負担を掛ける事が目に見えている…どうする庵蔵。
クルマ自体が生産終了したとは云え、まさかアフターパーツが手に入らないとは
思っておらず、出鼻を挫かれた庵蔵であった。
<この時点での出費>
・ビルシュタインエンブレム :2.5k
・アイバッハダウンスプリング:30k
・累計:32.5k
(内無駄金:0k)
つづく。