
前回に引き続き、庵蔵が所蔵する処の
PT本を紹介してゆきます。
お薦め度を☆×5満点で記載してます。
…今回紹介するのはどっちかと云うと
PTが世に出る背景とか文化的な切り口のが多いけど。
4.『Chrysler Pt Cruiser (Color Tech)』
<ヲススメ度☆☆☆>
日本で云う『~のすべて』に該当するホン。
PTが世に出る事に成った背景から基本性能からなんやらを
割と深堀りしてまとめている点が特筆できる。
…まぁ他の本とも内容被ってるけど。
あくまでデビュー当時のモデルについてしか語られていないため、
05モデルユーザーの庵蔵からしたら「ふーんそうなんだ」って程度。
しかし、世の中に広く誤認されている『プラットフォームはネオン流用』が
どうしてそう思われてるかが考察できるのがGood。
初期型に特化したカラー写真が充実しているので、
実は初期型にゃFR/RRドア下面にウェザーストリップが存在していた事や
レザーシートの意匠を良く掴む事が出来て庵蔵的に満足。
ウェザーを05モデルにも付けれたらもっと良かったのに。
(鉄板側に取付孔が無い為、取付不可能だそうです)
5.『Chrysler Pt Cruiser: Performance Portfolio』
<ヲススメ度:☆☆☆+>
多分英国のカー雑誌の特集記事をまとめたモノ(だと思われる)。
同じ英語圏でも米国とは微妙にノリが異なるレイアウトに
文化の違いを感じられる(笑)。
内容的には他のホンとの重複が多い上、掘り下げ方も比較的ライト。
だのにスペック表記で騒音レベルまで踏み込んだマニヤック情報が開示されてたり
力の入れ具合にムラがある。
あと、偏見+誤訳なんかも知らんが、どうも褒めながら貶すちゅうライミー特有のスノッブな感じも楽しめます。
(やたらと『内装がプラッチッキー』『ノイジー』てなフレーズが頻発)
『~のすべて』本宜しく同格車との比較記事があるが、何故かムルチプラと307とかとの比較な上、
PTの総得点が別に高くないとこなんか公平過ぎて笑える。
一応各グレードについての詳細が記されているっぽいが、
やっぱり初期型にしか言及されておらず
痛し痒し。
でも巷のとビミョーに違うPTが載ってる…ステアリングセンターのクライスマークがデカかったり、
内装側ドアノブベゼルがツートンだったり、バックドアのオープナーが
クライスウイングと別体だったり(試作版?)。
写真も多いが、他のと比べて白黒が多いので読みこまないと
此のホンの値打ちが分かんないかも。まぁ、色んな意味で読み応えがあるけど日本では完全にマニヤ向きなシロモノかと。
6.番外篇(Web)『ゴーヤマンのなんでも相談室』
<ヲススメ度:☆☆☆☆>
日本で唯一?のファンページ『PT CRUISER CLUB OF JAPAN』内に存在する
メニューのひとつ。
『I LOVE~』にも特集されているデーラーメカニックのゴーヤー先生が、
その卓越した経験値を元にPTの不具合やら改造やらの質問に答えてくれる
PTユーザーにとっての駆け込み寺。
ただ、余りにマニアック/見当違いの質問は華麗にスルーされる(事もある)。
庵蔵も購入前に不具合のベンチマークとして過去ログを読みこんだり、
マニヤックな質問をさせて頂くなど大変お世話に成った(今も…)。
しかし、そこで培われた貴重すぎる過去の情報たちは、
当時の掲示板元が閉鎖('10年秋頃?)により失われてしまった様子…残念過ぎ(泣)。
'11/11より装いも新たに再開されているので、今後もちょくちょくお世話になる予定。
ただ、かつての盛況から考えると、相当過疎気味なので自然消滅しないかちんぱい。
(御大自らがいたづらメールにさえツッコミを入れてるくらい:笑)
う~ん、これを風化させてはいけない。
…まとめ。
1つの車種にこれだけのホンが出版されている事を思えば、
やっぱこのクルマって世間から見ても稀に見る名車なんじゃないか?
(ユーザーの欲目だけどね)
おあとがよろしいよーで。
Posted at 2012/01/15 15:46:26 | |
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