
ATF交換。
交換するならお早めに。興を過ぎたらそのままに。
そんなリスクファクターを有するメンテを
一体どーしたら良いかを考えた庵蔵。
ちなみに究多弄のコンデションは
・走行35,000km(結構ギリギリ)
・車齢7年(多分アウト)
という微妙さ。
頼みの綱のD工場長は最近ATF交換トラウマを抱えたっぽいし
今回は別のショップに依頼せざるを得ないなぁ、と判断。
ネットでググった処、住処からそう遠くない場所に
『ダッヂ・クライスラー専門』を標榜した素敵プロショップを発見。
しかも、ブログでPTのATF交換模様がアップされているではないか!
これは期待大!!
サイトによると、そのショップはATFを含めた
多様なメンテナンスパックを用意しており、
各々はMOPER純正品をちゃんと使用しているので安心、的な事が喧伝されていた。
早速連絡を取ってみた庵蔵。
電話に出たのは少々ノリが軽い感じの(でも誠実さもある)青年K。
ATF交換したい旨を伝えると『ストレーナーを発注する必要があり、
前金制(振込)になるが良いか?』との事。
何で前金なのか良く分からなかったが、ショップの方針とのことで納得。
(別のやり取りで、何度か痛い目に遭ってたっぽい事が示唆された)
ただ、店の立地や雰囲気が知りたかった事もあったので一度訪問し、
その際前金を支払う事にした。
後日現地を訪れてみると、随分出入りしづらい場所に存在していたそのお店。
(見通しの良い片側二車線の直線道路沿い)
店舗正面の駐車スペースは展示車にほぼ占領されており
頭から突っ込んで駐車するしかない。
しかし、入口付近に鎮座してるでっかい展示車が道路状況を完全に遮っており、
バックで安全に店から出る事が困難な状況を創り出している。
さて、応対してくれた青年Kは腰こそ低いものの、
営業の癖に人を待たせるのが得意。
たかが部品の発注~入金処理をするだけで何故か小一時間待たされた。
てか飲み物位出してくれないのかしら?
仕方ないので待っている間店内を観察。
ログハウスを改装した様な事務所内には、
いつ売れるとも知れない謎のアメ車パーツがズラッと陳列。
(ちなみに通販もしてるので、そっちメインで売れてると見ている)
壁にはアメ車オフ会か何かで撮ったっぽい写真が沢山掛けられており、
内輪で盛り上がっている系の店である事が何となく想像できた。
また、究多弄の内装を見て『凄い綺麗にしてますね~
ウチのお客さんは車内が散らかってる方ばっかなんスよホント』と
3回くらい云われた。
…客層が理解できた気がした。
メカニックも若い才能が多く、大体にしてエンジンを水洗いして
泡まみれでゴシゴシしてるのを目撃した日にゃ『本当に大丈夫かしら?』と不安は募る。
けれども青年Kの、割と自信満々な
『…よっぽど大丈夫ですよウチもプロですから』に何となく納得。
『ストレーナー&ガスケット代』5kを支払い、其の日は帰った。
ストレーナーが入荷したら改めて連絡を呉れるとの事だったが、
2~3日後携帯に見知らぬ着信が残っていた。
留守電も入っていなかったし一回きりだった為、とりあえず無視。
よくよく考えたらショップからかも、と思って翌日かけ直したらビンゴ。
せめて再度連絡するか留守電入れないか?
不信感を拭えぬ中、気に成っていた事を切りだしてみる。
『ATF&ガスケットは当然純正だよね?』と…。
『え、ウチは両方ワ○ーズの使いますけど』
我が耳を疑った。だってサイトじゃさぞ純正品使う感じで宣伝してたじゃんか。
少々口論めいた展開に成りながらも、ATFは特別に純正品を引っ張る事で合意。
(ガスケットは純正のオイル滲み/漏れが心配なので○コーズでOKとした)
元々神経質なきらいのある庵蔵だが、この電話のやり取りでそのフレーバーを
結構醸してしまった。警戒されたかも…。
奇しくも予感が的中したのは更に数日後。
今回も日中留守電レスの着歴があったが無視してたところ、夜再び電話が。
『純正ATF入荷しましたよ』という連絡だったが、直後に何かゴネ始めた。
『庵蔵さんがPTを凄く大事にしている事は重々理解している…』から始まり、
『正直自信が無いので購入されたお店にお願いしてはどうか…』的な話をした挙句、
『それでもウチでやるなら誓約書を書いていただく決まりに成ってますが良いですか?』
とか云う。
これには流石に庵蔵もキレてしまい、
『なら何故最初から誓約書ありきで話をしない?』
『そもそも経験的に大丈夫と云ってるだけで、技術的根拠が全く示されてない』
『今更そんな話をするなら純正ATFを発注する前に連絡して来い』
と云うと、向こうも不貞腐れたように
『払ってもらったお金はお返ししますし、ATFの代金も不要です』と云って来た。
悪い条件では無かったが、金を受け取りに店に赴く気力も無く、
『ストレーナー&(ガスケット)はPT専用だろうから着払いで送ってくれりゃ使う』
『ATFは流用が出来るだろうからそちらで使ってください』
…とケリを付けた。
その後、同じ県内なのに通販時の送料と同額である0.7kを着払い費用として
請求された挙句、箱を開くとガスケットが入って無かった。
請求書に『ストレーナー及びガスケット代』と明記されてんのに。
電話で文句を云うと『頂いた代金はストレーナーだけですが』としゃあしゃあと云うので
請求書の写しを確認して貰い勝利を収める。
数日後、無料でガスケットが送られてきて本件はようやく決着をみたのだった。
大分感情的に記してしまったが、この案件は単に『双方のミスコミニュケート』だと思う。
プロであるからにはプロらしくして欲しかった庵蔵と、
趣味の延長線上でしか仕事を捉える事の出来てなさっぽいショップ側。
…なれあいメインのビジネススタイルを、一見さんにも適用しちゃったのがいけんのでは。
ただ、それに起因する揉め事を増長したのはもちろん庵蔵の神経質さではあるけど(苦笑)。