３月・・・・。 それは卒業式シーズンであり 大切な人との別れでもある・・・。
思い起こせば約30年前 ジョウも淡い恋心を抱きながら 卒業式を迎えた事を思い出します。
さて この時期なので ラジオから「卒業ソングリクエスト」 なる番組が結構あり 必ず流れる
定番ソングが数曲あります。
斎藤 由貴や尾崎豊 海援隊 今で言うと アンジェラアキとか ケツメイシ でしょうか・・・。
でも決して忘れてはならなない ソングといえば 松田聖子の 「制服」 であります！！
タイトル画のアルバムに収録されていて 隠れた名曲とされ １０代の清々しい 恋心を
歌った曲で 作曲は 「呉田 軽穂」 作詞は 「松本 隆」 でして 私の大好きな 卒業ソング
なのです。
ところが 最近聞いてみたところ 「なんか ひっかかる」 のです！！！
ここで 大体の詩の内容を ご紹介したいと思います。
雨の卒業式 すきな 彼に思いをつげられず 気持ちを押し込めてしまい 「このままでいいの・・・。」
と おたがいの道を歩く・・・・・・・。
といった 詩なのですが ヨクヨク聞いてみると 非常に 解せない というか これは 一体
どうとれば いいの？？
という 「そんなのどうでもいいじゃんよ！！」 「偉大な作詞家 松本先生をボウトクする気か！
ジョウよ！！」
とそんな意見もあるでしょうが 兎に角 気になって 気になって仕方がないのです！！
なにも みなさんの すきな思い出ソングに 中傷するきは 毛頭ないのですが
三日三晩 寝ずに考えても答えはでないのだ！！（ウソ）
なににかと言うと・・・・・・・・・。
と その前に この詩に出てくる 彼 彼女について細かく分析してみたいと思います。
まず通っている 学校は 岡山県あたりの公立高校で 彼は 長男で下に弟が一人。
3年間 野球部で ポジションはサード。 決して打率はよくないが ここぞ！ という
ときに みんなの期待にこたえる 笑顔が爽やかな 好青年である。
だから 女子には 絶大な人気をほこっており バレンタインデーには チョコを必ず
5個以上はもらうのですが 自分がもてているのには鈍感で チョコの半分は 弟にあげてしまうほど
のお人好しなのだ。
成績は中の下で 部活がきつい為 あまり勉強できず テスト前に この彼女にノートを
借りたほどである。
そして 最後の部活生活が終わり 髪の毛を ボーズから伸ばしはじめ 卒業式には サラサラした
髪がまるで 少年のようで 同級生の男子が見ても ちょっと 「ドキッ」 っとするほど
の笑顔をみせることもある。
４月からは 好きな野球をやめ 東京の私立大学にいくので アパートでの一人暮らしが待っている
一方 主人公の彼女は 上に２つ上のお兄さんがいる２人兄妹で 部活は書道部。
２年生の時に 書いた作品が 全国大会にノミネートされたこともある 実力派なのだ。
元来 おとなしい性格で 学級委員長に推薦されたこともあったが 丁重に辞退し、
書記についたほどで 積極性は いまひとつ・・・・・。
趣味は 読書で 好きは作者は 「赤川 次郎」 特に 「三姉妹シリーズ」 がお気に入り
で 横溝 正史の オドロオドロした作品には 興味はないようだ。
成績は かなり 抜群で 特に 歴史 それも日本史が大得意で あるとき 社会科の授業での
先生の間違いを指摘し 先生が脱帽し 舌を巻いたほどの博学ぶりなのだ。
髪型は 肩より少ししたの ミドルヘアー。
へんに飾り立てたりはしないのが好みらしいが お手入れは怠らず 毎日のブラッシングで
キューティクルがシッカリ閉じていて いいツヤを放っている。
そして同じクラスの彼には ずうっと 陰ながら恋をしていて（クラスの大半の女子がそうであった）
期末テストの前に 彼からノートをかしてくれ と言われたときは 正直 迷ったと思う。
「私のでいいのかしら・・・。」 と。
そしてみんなに 抜けがけしたと 責められ チョッピリうれしくて眠れなかったようである。
そして４月からは 地元の信用金庫に就職が決まっていて（じつはこのところがよく分析できないのだが 東京の短大に進学かもしれない）
これから厳しい研修がまっている・・・・・・。
といったところが 私の分析で 彼らのひととなりがお解りいただけたでしょうか。
さて本題の 部分に触れたいと思います。
でもじつはここまで書いてきて 私自身 答えがでてきたような感じがするんですが
あえて聞いてください。
この歌詞の最後のエンディングあたりに こう綴られています。
「桜が咲くころには 違う世界で一人ぼっち生きてる。」
「雨に濡れたメモには 東京での住所が・・・・・・・ 握り締めて泣いたの」
「そうこのままでいいの ただのクラスメイトだけで・・・・・。」
「失うときはじめて 眩しかったときを知るの」 と・・・・。
問題は 東京の住所のメモは 彼から手渡されたものか 或いは 自分がいく短大のアパート
の住所だったのかが わからなくなり 引っかかっていましたが
先程書いたように ここで わかりました！！！！
この住所は彼のアパートの住所なのです！！！
そして住所を手渡されても 「このままでいいの・・・。」
と 自分を気持ちを押し殺してしまう・・・・・・。
つきつめていくと この彼女の奥ゆかしさ まだ少女のままなんですよ！！
どこぞのギャルみたいに ホイホイとアパートに入り浸り 鍵をゲットするような子ではないんです！
この辺が 作詞家 松本 隆の 詩の世界なんです！！！
昨今 こんな女子が沢山いるとは思いませんが ぜひこういうきもちは大切にしてもらいたいでもの
です。
でも 松本さんは 言っていました。
「時代が変わっても 女の子の気持ちは変わりませんよ」 と・・・・・・。
さて ではもう一度 「制服」 を 聴いてみよっと！！！
追伸 この彼は 帰郷した時に 彼女に連絡したのかなぁぁぁ～～
考えると また眠れません・・・・・・・・・・。
恋の行方・・・・・。 
３月・・・・。 それは卒業式シーズンであり 大切な人との別れでもある・・・。
