2005年04月02日
今年のB.A.R HONDAは多分駄目だろうと思っていた。
当って欲しくはなかったが・・・。
別にコレといった理由は無かったが、強いて言えば【中・下位チーム大成功から翌年絶不調のジンクス】とでも言おうか。不思議なものでF1では何故か中・下位チームが活躍した翌年は、ほぼ間違いなく大失速する事が多い。95年のティレル、98年のプロスト、思えばジョーダンも浮き沈みの激しいチームだった。この辺のチームはトップチーム程のモチベーションが続かないのか、まるで緊張がプッツリ途切れたように、好調だった前年が嘘のような不調に陥る事が多い。
そういったチームを今まで見てきた手前、B.A.R HONDAが同じジンクスに陥るのではないかという不安があった。まあ、天下のHONDAがそう簡単にこんなジンクスに陥る事はないだろうと、期待と祈りにも似た願いを込めてはいたのだが・・・開幕前のテストが開始されコンセプトマシンが走り始めると、その不安が確信に換わるのを感じないわけにはいかなかった。
で、シーズンが始まって早2戦終了(今週末でもう第三戦)。
Myジンクスは生きていた。
理由は色々あるだろうが、まあ例は悪いが、昨年のTOYOTAと同じように開幕前の開発達成目標が極めて低かったからではないかと思う。前年の成績に安心し僅かに開発の手が緩んだ可能性は否定出来ないし、HONDAの資本注入も悪い意味でB.A.Rスタッフの緊張感を削いでしまった可能性はある。F1は人間が行うものである以上、個人やチーム自体のモチベーションが重要という事になり、そう考えると結局F1とは今でもチームによるスポーツなのだろう・・・こんな事で再認識するとは、皮肉な話ではあるが。
願わくばB.A.R HONDAには意地を見せて欲しいところだが、昨年のマクラーレンやウィリアムズのような復活劇を望むのは無理だろうから、結局B.A.R HONDAとTOYOTAの立場が入れ替わるだけなのではないかと思えてしまう、そんな事を思った第三戦・予選開始前。
Posted at 2005/04/02 19:49:18 | |
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F1コラム | 日記