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地上デジタル放送の開始にともない、地方では
アナアナ変換と呼ばれるチャンネル変更が
行われている。

先週まで、通常のテレビ放送が受信出来ていたチャンネルも
今週からこの通り。

この地域では、関東広域（東京タワー）から発射されている
地上デジタル波と同じ周波数で放送されていた為に
関東広域の電波が通常出力に上がると混信を生じ、
映らなく（映りが悪く）なるので、デジタルに
完全移行前に一旦、混信しないトップエンドのUHFの
チャンネルに変えて2011年の完全アナログ波停止まで
アナログ放送を受信する為の一時的な措置です。

このアナアナ変換の設定（工事）費用については
国が負担してくれるみたいですが、デジタルテレビは
買ってくれません。

別にアナログテレビで充分だという人も多いと思いますが。

それに現在のアナログ波なら、音声の受信は、ホームセンターなど
で売っている広帯域受信機（例アイコムR5）で受信出来るので、
災害時などにも情報を得ることが出来ます。
（7/23の地震時にラジオよりテレビの方が速報が早かった）
それが、デジタルに完全移行してしまうと、テレビの音声だけ
受信出来るような受信機は存在していません。

車や家などに居る時には困りませんが、キャンプや海のような場所
に居る場合にはテレビの音声による情報は得られなくなります。

地震による津波の場合など、一分一秒を争う場合、
ラジオとテレビの速報の差が明暗を分ける事になるかも知れません。

そんな事を考えさせられたこの前のキャンプと
アナアナ変換でした。


このアナアナ変換が終了すれば、関東広域がさらにパワーアップされるので視聴出来る世帯がかなり増えると思います。これで車でも受信OK？（笑）