J20A vs J20A

TD54W５MT車に試乗する機会をいただきました。
うちのTA５２Wと同じエンジン型式J20Aの５速マニュアルミッションなので個人的に興味深いものがあります。






TA52Wの車重は１２６０kg　TD54Wは１５３０kg　２７０kgの重量差。
TD54のJ20Aは電子制御スロットル化、エンジン圧縮比９．７（52）→１０．５と若干出力向上してますが、コースは峠道、重い５４Wには厳しいものがあると予想してました。
ところが・・・。


運転経験のあるTD９４Wと同じようにキーを差し込まないシリンダーを捻ると、J20Aは５２よりマイルドなサウンドで始動しました。
クラッチペダルの重さは違和感が無かったので、TA52と同程度の操作感かと思います。
シフトチェンジは１速が若干入りずらい時もありましたが、うちのTA５２が距離を重ね、やっとまともにチェンジ出来るようになった事を思えば、新しいうちからスムーズだなと感じました。
クラッチミートは、うちのが異常で繋がる位置が手前過ぎなだけに、自然な感じで発進から楽です。
懸念していた加速性能ですが、これが意外に軽快で上り坂でも適切なギヤ選択なら十分な動力性能で普通に流すにはうちのと大差ないように感じます。
高回転域は人様の車なので控えました。
52では3000rpmまでの加速はじれったいものがありますが、５４はアクセル開度に忠実な回転上昇で加速をしてくれます。
ステアリングレスポンスは若干ダルに感じましたが、これはタイヤの性能によるものかも知れません。
峠（舗装路）でのサスペンションはソフトで、うちの５２の硬めた足で慣れている異常的感覚では、路面のインフォメーションの少なさが、いきなりの峠道でしたので初めは不安に感じましたがすぐに慣れました。

短時間の試乗でしたので全ては分かりませんが（長く乗れば全て分かるのかと言われると困りますが）、
２７０kgの重量差の及ぼす動力性能のハンデは感じるものが僅かで、
安定したコーナーリング性能は、マニュアルミッションを駆使して峠を楽しむことも十分満足できる車だと思いました。
オーナーさんの話では、楽しむだけ燃料消費は著しく増加するそうです
TA52は舞わした時でもリッター１０㎞以上はキープします、まあこれは軽量な方が有利ですね。

TD５４Wは思ったより軽快でした。
TL５２Wだと１７０kgの重量差、機会があれば乗り比べてみたいですね。

今後は排気量が２４００ｃｃになるそうで期待できますね、マニュアルはもちろんオートマチックでも。




本文は後日修正するかもしれません。