今度はプジョーへ。福山での試乗です。
本当は遊び目的でFiat Twinairを試乗するつもりだったのが、定休日だったのでその近所のプジョーでも見てみる事に。
208はモデルチェンジ直後なのですが、207よりボディサイズが適正化された点で好印象だし調度良いかな思ったのもあります。
しかし外車ディーラーは不慣れなのでどうなのかな?
と思ったら、かなり印象の良い人が対応してくれました(笑
福山店の方、かなり気さくの良い方で、僕の好きな3ドア+MTのAllureやGTの話も含めながら説明して頂きました。
ATですと4速のみで、あとは装備による2~3つのパッケージが用意されていました。
展示車、眺めてみます。
内装、特別凄いとは思いませんが、国産の2リットル以下のクラスには無い感じで好印象です。
特にグラスルーフは実物を見るのは初めてで、オープン乗りとしてはワクワクしてしまう要素(笑
1.6L NA 5ドアのオーソドックスな208が試乗車としてありましたので乗ってみました。
当日雨が振ってましたが、右ワイパー&左ウィンカーもそれほど違和感なくスタート。
2号線から明王台の坂道を上がって下るコースで、試乗コースとしてはかなり極上だと思われます(笑
座ってみて、シートが気に入りました。適度なホールド感と、ファブリックだけど悪くない質感。
走りだしてまず感じたのはエンジンの存在感。
静かで味気ないエコカー押しの国産車は全く異なり、
「4気筒の普通車を運転してるなぁ~」
と感じさせるもの。
悪く言えば静粛性がイマイチ、なのかもしれませんが、一昔前のこのクラスのクルマを思い出させるようで、僕としては嫌いじゃありません(笑
なんとなく思い描いたのは、MTのカペラでしたw
とはいえご安心あれ。ロドスタよりは随分と静かだし快適ですよ(←あまり意味を成さない比較)
更に面白かったのが4ATの変速プログラム。
国産車だと40km/hも出ればすぐに4速にシフトすると思いますが、
このクルマは58km/hまで3速ホールドです。
そして60km/h前後でスロットルをコントロールすれば4速にイン。
この時、特に負荷を掛けなければ即座にロックアップされます。
逆に3速まではロックアップはせず、さくさくシフトアップしてトルコンがもりもり効いてる印象です。
明王台の坂道の下りも40km/h制限の道なのですが、Dに入れてても3速ホールドで下ってくれて調度良い感じです。
4ATなのでコンヴェンショナルで古臭いイメージを抱いてましたが、こういう点って乗ってみないと分からないですね。
高速での移動を除けば4速で全く不自由ない印象です。
その代わり高速で100km/h出すと3,000rpmぐらい回るみたいです。
あと、今どきこのクラスで14km/Lなのも、ちょっと微妙かな?
再びグラスルーフの話ですが、今回みたいな雨の日だとオープンカーとも異なる演出があって、
雨の日でもやんわりと室内が明るいのは好印象です。
真冬の寒空でもヒーターでぬくぬくしながら星空が見えるかと思うと・・・
どうせ買うなら30万円近く高くてもグラスルーフ付きでしょうww
因みに、プジョーのネコ脚についてはあまり良くわかりませんでした。
1000km走ったかどうかの車両だったので、アシに関しては評価しようがないのかもしれませんね。
ただ、ハンドルを握っている限り、程よくキビキビした感じが僕としては好印象です。
これは4mを切る全長との兼ね合いも大きいかもしれませんね。
ただ、サイズの割には小回りが効かないのはデメリットだと感じました。
さて、後席母Y子さんの感想。
後席の乗り心地は、最初は気に入ってましたが、明王台の下りあたりでちょっとお気に召さなかった様子。
道が悪いのか、クルマが悪いのか、運転が悪いのか、不明ですが・・・
基本的に試乗だからといってもスピードは出てませんよ。
いつも通り運転するのが一番良くわかると思っているので、今回も40km/hの道を45km/hぐらいで走行。
コーヒーの味は普通でしたと。
んー・・・遠出はあまり無いので良い車かと思いましたが、結局のところ208でないとダメなところはグラスルーフぐらいなのか・・・?
最後に、VWのポロも見に行ってきました。
ゴルフVの時代から主に機構的にはベストなクルマなのですが、
なんとなく高そう+なんとなく外車から遠い父親のイメージ
から、我が家のクルマとして考えてみたことがありませんでした。
今回はK先生の勧めもがあったのがキッカケです。
10年以上前の昔のポロの印象も強いので、少し大きくなったなぁという印象も抱きつつも展示車を眺めて触れてみます。
全長4メートル以内&幅も5ナンバーというサイズ感は、車両をダウンサイジングしたいという要求にはマッチします。
何よりドアの重厚感。このクラスでこれだけしっかりした作りを魅せつけられたのはこれが初めて!
こんなに頑丈そうなクルマがあるとは知りませんでした。
営業の方も安全性に関しては間違いないですよとは言いますが、きっとそうでしょう。
内装の印象。どこかガッチリした感じで、比べると208はやはり華やかな感じだったかも。
ドアの取手近くやダッシュボード右端にもスイッチ類が配置されてるのは面白いと思いました。
座ってみてスイッチ類を確かめてみたけど、これは誰にでも分かりやすく操作できそうです。
センターパネルのオーディオ類・AC類も含めて、かな~り使いやすいと思います。
試乗車、走りだしてみます。シートはちょっと固めかもしれませんが、トヨタ車みたいなふわっふわはもうゴメンなので、比較的好印象です。
僕としてはエンジンと変速機の組み合わせや動作、乗り味は気になるところ。
フツーにゆっくり走ってれば、7速DSGは1,800rpm→1,300rpmと理想的なシフトを繰り返していきます。
そして針の動きが、滑らかなMTの運転を見ているようで気持ちいいw
これはマツダのSKYACTIVのATと同じ種類の気持ちよさです。
DSGだけにダイレクト感は不満がないし、これならちょっとしたワインディングならついマニュアルモードで熱が入りそうですw
100km/hでも2,000rpmちょいでこなしてくれるみたいですね。
これなら長距離移動でもオーディオが楽しめそうです。
1.2リットルのエンジンも、過給器を殆ど意識すること無くトルクがフラット。
1.8~2リットルのNAとなんら変わりなく自然な感じです。
ただ、全開にすると盛り上がりのないエンジンに感じてしまいますが・・・(L3-VE、BP-ZE比)
逆にネガティブな点というと、クリープ現象の再現は要らないんじゃないかな?
特にアイドリングストップとの相性が微妙で、ブレーキを話すとエンジンONですが、
最初の1~2秒はクリープしません。アクセルペダルを踏んだら強制的に半クラ開始しますが、
アイドリングストップから復活して、2秒ほどボーっとしてると強制的にクリープを開始するのは地味に鬱陶しかったです。
トルコン付きのATやCVTならエンジンON=クリープ有りなのですが、ポロの場合ラグがあるのでなんだか不自然です。
あと、装備は基本的にComfortlineで十分なのですが、エアコンがマニュアルなのが不便そうです。
(自分が乗るんだったらマニュアルエアコンで十分なんですけどねw)
Highlineにすると他の余計なものもついてきて、一気に30万円高に・・・
しかしデビューから数年経ってるだけあって、Comfortlineなら意外と安いと感じました。
最後ですが母Y子さんの感想。
乗り心地は気に入ったそうです。208よりも断然こっちかも~と。
コーヒーはインスタントだったそうです。
アンフィニ広島が一番美味しいってよく分かった^^
で、結局のところ、タイヤを新調してこの夏の車検は通すことにしました。
仮にデミオ13C-SKYACTIVに乗り換えたとしても、ガソリン代の差で車両価格をペイするのに11年以上掛かると計算されたので・・・
特に不具合も無いし、予想ではあと5年は大きな部品交換も無く乗れるはずですから、
ダウンサイジングが本当に必要になってきたときにまた考えましょ、という結論に。
しかし我が家のアテンザ。どこのディーラーでも見た目には11年目の車検を間近に控えた車両だとは思わなかったらしく、
何処へ持ち込んでも車検証を見てはビックリされましたね。
これで傷が無ければ完璧なんだけどなぁ。なんであんなにぶつけるかなぁ?
実は正月に僕のロドにもぶつけられました。これが納車以来初めてついた傷w
でも傷が浅かったので僕は全然気にしてませんw