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イイね!
2006年11月21日

FF/4WD/RR、そしてFR

某所で駆動方法とそのメリットについて、熱心な書き込みがあったので、コメントではなくトラバしたくなった(笑)。

クルマってその駆動輪とエンジン位置で色んなのり味があるんだけれど、私は総じてFFが好きだと思う。思えば、チェリーX1→サニーGT→710バイオレットSSS→バイオレットオースター→パルサーTX→スバルレックス→サンバー→ゴルフGLI→パルサーEXE→アコードエアロデッキSi→プリメーラーTiと、FRは、わずかにサニーと710だけで、ほとんどがFFだった。

FFはFRに比べてスポーツには向かないといわれてたけれど、自分が通った日産レーシングスクールでは、サニーだけでなくチェリーやバイオレットオースターもあった。講師の長谷見氏は同乗走行のときに「FFの方がコーナリング速度は速いし小さく回れるんだからFRをかもるのは楽勝」といっていた。実際ダートラではFFのシビックがダントツで速く走るのを幾度もみた。

FFのメリットは、フロントエンジンフロントドライブだから、エンジンミッション、デフが一体化しておりコンパクトになっていること。フ駆動輪にエンジンの重さが掛かることと、フロントにエンブレが効くことで、ブレーキに頼らずコーナーへのターンインがしやすい。ターンインした後は、前後の加重をコントロールするだけのスロットルコントロールで曲がれるのだ。

でも、これはコーナリングの立ち上がりでは、デメリットに変わる。加速状態にはいったクルマの加重はリアにかかってしまい、駆動輪であるフロントが抜重してしまう。そのため後輪駆動ならば、たちあがりはアクセルを全開で踏み切ればいいのに、FFは、フロントのグリップが抜けないように注意深くスロットルコントロールをしていかないといけない。

このFFによく似ていながら、ま逆のレイアウトがポルシェに代表されるRRだけれど、RRには、FFに無いメリットが幾つかあるのだけれど、一番はブレーキ。後ろに重いものがあるおかげでノーズダイブが減ってフロントの加重が適正になる。下り坂を駆け下りていくときにFFよりずっとリスクが少ない。FFは下り坂でリアが浮くのでリアが流れやすいだけでなく、フロントブレーキだけに頼るために、タイヤのグリップに頼る部分が多くて、路面の状態によって姿勢が不安定になる。

そしてもうひとつのメリットが加速時。クルマの特性を考えると加速すると加重は後ろに移ってしまう。だからFFはどうしても駆動輪が浮いてパワーロスしてしまうのだけれど、RRは加速するときにタイヤをしっかり地面に押し付けるから、スリップなしで動力をきっかり路面に伝えてくれて矢のような加速をしてくれる。

バイク乗りの自分には、この加速感は非常になじみやすかった。バイクはコーナーの立ち上がりでフロントが浮くのは日常的なことであり、S字の切り替えしなどはステアリングを使わずに荷重移動だけで走りぬけるのだけど、この感覚に近いものをRRでは味わえる。RRのS字での切り返しは前輪が路面をつかんで方向を変えるんではなく、アクセルとステアリングの反動を使って左右の荷重を移動させる。だからアクセルは完全には戻さない。荷重の変化が起きるようにちょっと緩めるだけ。

でも、RRにもハイリスクなデメリットが存在する。それは下り坂でリアのグリップが失われた時だ。重いリアが遠心力で勢いよく外にでてしまい、かなり嫌なアセをかく(笑)。FFのフロントのグリップが抜けたときは、ブレーキかけてグリップを戻す選択肢が選べるけれど、RRだとブレーキかけてフロントに重心をが移そうものなら、もっと状況は悪化する。

だから必死な気分でブレーキをちょっとかけてステアリング操作をつたえたあとは、ブレーキを離して、流れるテールを収めるために、アクセルをじんわり踏んでグリップもどすのだけど、これはかなり恐いしまさに度胸勝負。PSMが付いたポルシェはこれをクルマがやってくれるのが本当によかった。

この両者のデメリットを補うべく出てきたのが四駆。でもFFベースの四駆とRRベースの四駆は明らかにそのテイストが違う。FFベースの四駆はコーナーの進入時はFFのよさが生きていて、コーナーの立ち上がりではFR的な四駆のメリットを与えてくれる。残念なのは、コーナー進入時にアクセルオフで効いている4輪のエンジンブレーキが、ブレーキを踏んだとたんに、リアが解放されてFF的になってしまうこと。

RRベースの4駆は、コーナー進入時にはフロントのエンブレが効いてリアの飛び出しを抑制してくれ、立ち上がりではRRとしてガツンとしたトラクションをリアに供給してくれる。とうぜん、同じ4駆なのにラインはまったく異なる。自分はTTRからC4Sに久しぶりに乗り換えたときアンダーを出してしまったけど、これは進入時にFFのつもりで小さく回ろうとしてしまうから。実際はリアが重たいからFFのようにコンパクトに回るのはなかなか難しいからだった。いつも、だいたい乗り換えて20分ぐらいは、頭と体の切り替えにかかってしまってた(笑)。

でFRについては、今の私には語るほどの経験はない。乗っていたのはあまりに昔だしパワーも高々100PS程度。来月新3号機が来て走るうちにFRのライン取りを手探りで思い出しつつ楽しみたいと思っているけど、TTRQとのラインの切り替えには、またてこずるだろうなぁ。
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Posted at 2006/11/21 15:32:36

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この記事へのコメント

2006年11月22日 2:34
某所からこっちと聞いて来たけど、眠いから私も明日だな(笑)
新3号機は冬眠するのかと思ってたが・・・・・
FRはE36以来私も乗ってないなぁ~
コメントへの返答
2006年11月22日 7:50
FRのクルマに乗る機会がすくないんですよね。ここ数年Audi乗ってるから当然だけど(笑)。会社の車もSAABだし。親類のクルマも大概そうだし。代車であてがわれたアルテッツアとかぐらいでした。
2006年11月22日 10:32
新3号機でつか!?
しかもFRだし、最近の話題が「憧れの君」ってことは、もしや!?
コメントへの返答
2006年11月22日 11:12
軽井沢オフでピンチヒッターで出てきた3号機が旅立って上記の屋根なしになりました。これで我が家は2号機のかみさん車以外は屋根なしに(^_^;。他にも、いろいろ候補はあったんですが、今の機会を逃すと、Z8の程度のいい固体に出会えなくなるとおもって決断しました。これからは長くて重いローンの支払いで、かな~り厳しい懐具合になりそうですが、これを人参にして仕事がんばります(^_^;)

...たぶん。
2006年11月22日 11:00
当時(同じ世代だからわかるけど)シビックが早かったのはダートラではなく
ジムカーナだったと思う・・・・ ダートラは71レビン 61スターレット 
ジェミニ ランサーなどのFR系 ホンダはあのストロークのない足を
逆手に固めてジムカーナやサーキットなどのターマックでは早かったよね 
ボディはめちゃ緩かったけど(爆)
それと ちょいと昔のRRは高速域でフロントリフトして接地感が希薄になり怖かったよねぇ~~(笑)
コメントへの返答
2006年11月22日 11:18
うちの大学の先輩のシビックRS馬鹿っぱやでした。最後はフロントアッパーマウントのところからボディが破れたけど(笑)。もちろんパワーにまさるランサーとかは十分速かったけど高かったし。僕の乗っていた710も重いボディではあるけれど110PSのパワーと低速のトルクフルなエンジンとストロークの長い足でそこそこ走れました。でもFFになって軽量化されたオースターのほうが普通に速くてめげた記憶があります。
2006年11月25日 15:53
ご無沙汰してます Z8納車おめでとうございます でも三号機と聞いてホットしました やっぱり一号機はTTRQなんですね^^ そういえばこの間常磐道でZ4をオープンにして走っているご婦人(子連れ)がいましたよー 僕も来年あたり中古でTTRを購入 したいです。。
コメントへの返答
2006年11月26日 0:27
まだ契約しただけで、納車は来月頭になりそうです(>_<)。自分にとって一号機はTTでこれは、代替わりしたとしても今後もずっと一緒で、『終身名誉壱号機』ですね。

TTR新型が出たらいい玉が中古で出てくると思いますので、よく探してゲットしちゃってください。

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