
トヨタ次期社長のブログ
「ドライバーモリゾウのBLOG」は、日本の自動車メーカーでは異例のトップの本音が聞けるメディア。
清水氏のみんカラブログでもニュルでのその活躍ぶりが書かれていた。
クルマの好き嫌いは別として、トップがこういう志をもって自らの体をつかって懸命に明日のトヨタ車の魅力を探すことは、いままでのトヨタではありえないことであり会社のトップが公の場で公然と「運転しなくて済むクルマが作りたい」などといっていたことを考えれば、ものすごい画期的なことだと正直感嘆していた。
が、しかし・・・そんな次期社長の思いとは裏腹にそんな社長の気持ちや言葉を封じようとする動きがあるのも事実。
画像を見てもらえれば解るとおり以下のエントリは、上記のモリゾウのBLOGのRSS購読において配信されたサマリ。これは不当にコピーしたものでもなくRSSとして公に配信されていたが、この記事は現在は公開されていない。RSSリーダーのログでは、25日の8時過ぎに公開されている。現状のRSSでは、この部分は削除されている。
クルマはAからBへの単なる移動手段じゃない!ってのは、トヨタのトップとしてはじめての発言だろう。前会長は寝てても目的地につくというのが、トヨタの目標と言ってたから(笑)
P.S 以下の引用記事については、モリゾウ氏から直接削除要請があれば削除いたします。
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「伊勢神宮の式年遷宮・・・?」
ドライバーモリゾウのBLOG
伊勢神宮の式年遷宮とは、20年に1度、東から西へ、あるいは西から東へ、
お社を完全に引越しするものです。
そうすることで、そのお社を建設する素材や材料の調達など、
技術や技能の「伝承」を行っています。
1967年、トヨタは2000GTや1600GTなど、多くのスポーツモデルを送り出しました。その時の若手メカニックのひとりが、成瀬さんです。
それから40年、成瀬さんは棟梁となって、
若いエンジニアやメカニック、ドライバーに技術と技能の伝承を行っています。時代が悪いから、開発をやめると言うことではなく、将来を見据え、こういう時代でも技術や技能の伝承を続けることは、とても大切なことだと思います。
もちろん、20年前にはなかった多くの技術が、このLF-Aには盛り込まれています。カーボン素材や、時速300kmからでも安全に曲がれ止まれる技術、
各種の機能部品など、色々な技術のブレークスルーもたくさんあります。そんな開発が、今後、トヨタの様々なクルマに活かされていくことを考えると、こういう状況だからと言って、今やめる理由は、自分には見当たらないのです。
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LF-Aの開発を続ける意味・・・
ドライバーモリゾウのBLOG
今日は、もう少しだけ、LF-Aへの思いを皆さんにもお伝えしたいと思います。
100年に1度と言われる経済危機の中、なぜLF-Aの開発を続けるのか?
他メーカーのように、採算の悪いスポーツカーを切り捨てようとは考えないのか?こういう風に思っている人は、トヨタの社内にも決して少なくありません。でも、こういう時代だからこそ、販売台数や利益を追求するだけでは、自動車会社はダメだと思います。
ヘンリー・フォードの手によって、「T型フォード」が誕生したのは、1908年。
その当時、一番のライバルは、他社のクルマではなく、なんと「馬」でした。アメリカ中に1,500万頭の馬が、「馬車」として移動手段の中心を成していたのです。そして、T型フォードは、基本的なモデルチェンジをすることなく、1927年までの20年間で、1,500万台を販売しました。
計算上は、アメリカ中の馬車が、20年かけて、すべてクルマに置き換わっていったことになります。それから100年が経った今、次の100年も、クルマが必要とされる乗り物であってほしいと思いますし、そうさせなければならないと思います。
もちろん、環境も大切、安全も大切、コストも大切です。
でも、それだけでクルマの魅力を、これからも維持発展できるでしょうか?
A地点からB地点まで移動するのに、クルマが他の移動手段と違うのは・・・?
それは、ドライバーの意思であったり、曲がったり、スピードを上げたり落としたり、寄り道したり、休んだり・・・と、自由に気持ちよく、クルマを味わえることだと思います。
当然、そこにはワクワク感も大切です。
クルマは、単なる移動手段ではないのです!
どんなクルマだって、そのキャラクターに合ったワクワク感を大切にした
クルマづくりが必要です。
「クルマへのワクワク感・・・」、LF-Aは、ひとつの象徴です・・・。
Posted at 2009/05/29 18:44:11 | |
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