
おくればせながら、昨日シェリルクロウとレニクラの新譜を買うついでに、
今月のENGINEを買ってきた。表紙には「男一匹 クルマは2台」の文字。中を読めば、クルマ道楽として行き着く先は「一夫多車なハーレム暮らし(笑)」いろんな方のいろんなハーレムの姿がそこにはつづられている。
もちろん今の自分も、その一夫多車街道まっしぐらなお馬鹿さん状態(苦笑)でして、それは戦前にタイヤ輸入会社を立ち上げて一儲けして「新橋~祇園~中州」と芸者行脚してまわったというグレートな祖父や、戦後初の日本女性初の国際線スチュワーデスとして亡パンナムで働き、地上じゃMGAを乗り回したあげくに六本木の街灯を倒した叔母(笑)の道楽遺伝子をしっかと引き継いでしまった証になってしまった。
思い返せば、ほんの10年前にはこんな道楽街道まっしぐらな人生なんて夢だにおもってなかった。いや、周りにそういう先輩や友人はいたけど、駐車場のない賃貸マンション住まいの自分には縁のない別世界の話でしかなかったから。
なにしろ当時住んでいた横浜の駐車場代は屋根無しでも25k。屋根ありでも、壁が抜けてる自走式タワーで28k。密閉のタワーだと30kだった。当時のマンションの家賃が2LDKで管理費込みで11万だったことを考えれば、2台分の駐車場代なんてのはありえないし、その分おいしいものを食べたり、遠くに出かけたりと当然おもった。
でも一台のクルマとの出会いがそんな謙虚な暮らし向きを方向転換させた。2+2といわれて4人乗れるような錯覚をしていたTTクーペがすべての始まりだった。当初はまだ実家の父のところにパルサーの4ドアがあって、そこまで行って乗り換えればよかった。
しかしパルサーの車検と高齢になって運転が怪しくなった父が免許を返納することになった時、父が自分の名義で今まで乗ったことないような輸入車の高級車に乗りたいって言い出し、500万で買える範囲でお前が最高だとおもう車を買ってくれと。
500万で高級輸入車って言われたら新車は無理に決まってる(笑)。
いや、当時でもA4やらC200とか318あたりは、新車でも500万以下で買えたけど輸入車であっても高級車じゃない(笑)。車を知らない人なら、だまされるけど親父も日産ひとすじ40年だから、そんなのはすぐわかる。
正直、この件を親父が口にしたとき、自分の中では何を買うかは決まってた。AudiのAllroadQuattro。自分がいろいろ試乗してみた中で、1000万以下でもっとも乗り心地と運動性能が良いとおもった車。シートの造作、内装どれもが上質だった。でもって実用性は充分。全天候で高速クルージングできるだけでなく、都内のタワーパーキングにも入る大きさってのが秀逸だった。
とはいえ新車じゃ予算が200万以上足らないし、当時は中古でも500万ではとても収まらない。とりあえず出物が出てくるまで根気よくアプルーブドを探すこと半年。ようやく600万を切る出物を発見。足らない金は自分で足してゲット。かくして自分の一夫多車生活が始まった。いざ始めてみると、これがすごく便利で楽チンで楽しかった。かみさんも、調子にのってアバントがあるんだから、もう一台は屋根無しにしよーって言い出して・・・
ふと気がつけば、免許所有者の倍の車が我が家に鎮座してしまう状況になってしまった。このハーレム状態をいつまで続けるかは、まったくわからないけれど1台に絞る暮らしはたぶん無理で、最低でもスポーツカー一台と軽トラの2台体制どまりだろう。
現在オンリーワンな暮らしをされてるかたがたにおいては、2台体制への踏み込みは快楽へ身をゆだねる耽美な世界への踏み込みと十分覚悟されたし(笑)
※ ちなみに妻用一台、自分用一台ってのは一夫多車にはあたりませんのでご安心を。

Posted at 2008/01/31 01:57:20 | |
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クルマ | 日記