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日産自動車が、国内市場で増えている軽自動車と小型車をテコ入れして販売の強化に乗り出す。軽自動車の販売台数を1.4倍に増やし、国内販売に占める割合を今の2割合から3割に引き上げ来年は新しい小型車を投入し、シェア拡大を目指す方針。

日産自動車の2010年の国内販売台数は64万台で、市場シェア（軽含む）は13％。

最大手のトヨタ自動車の30％を大きく下回る。

日産自動車は2013年度に販売台数を70万台以上、シェアは15％とし、将来は80万台以上、シェア20％を目標にする。

軽自動車は、三菱自動車とスズキからＯＥＭ（相手先ブランドにより生産）で車両供給を受けて年14万台を販売するが、今年6月に三菱自動車と軽の共同開発会社を設立。

軽以外では、九州工場を分社化した日産自動車九州（福岡県苅田町）で来年から、新型小型車の生産を始める。

現在販売中の小型車『ノート』の後継車で、室内空間の広さと超低燃費を売りにしてホンダの『フィット』に対抗する。

昨年7月にタイ工場からの輸出販売を始めた主力小型車『マーチ』も、内装に一部改良を加え、広告宣伝強化する方針。