PIONEER AVIC-ZH09  

2011年モデルのサイバーナビです。
今モデルはスカウターユニットが目玉のようですが，私は必要性を感じませんでしたのでユニットなしのZH-09です。
多機能すぎるカーナビのレビューを文章化するのは難しいので，価格.com風に書いてみます。

【デザイン】
現在のナビは各メーカー似たり寄ったりですので特に特記することはないですが，ピアノブラックのパネルは今時の車のインテリアにはマッチするでしょう。
画面下の出っ張りはタッチパネル操作の邪魔になる時があります。画面下方をタッチする機会が結構多いので。今はハードキーがフラットなナビが多いのにね。
買う前に気になっていたターコイズブルーの装飾は，付けてみると意外に気になりませんでした。
ハードキーのLED色を変えられるのは○。インテリアの統一感を崩さないので良いですね。

【操作性】
みなさん言われているとおり，起動と操作レスポンスが遅いです。このナビ１番のウィークポイントでしょう。
イグニッションONから画面が表示されるまでジャスト３０秒。すぐに操作を必要とする場合は困ります。
しかし，起動中であってもバックカメラの画像は繁栄されますので，エンジンONで速攻バックは問題ありません。

タッチしてからの反応も遅いです。
レスポンスを売りにしたナビが台頭している昨今，この遅さは大きなネックです。是非改善して欲しいです。

【ナビ性能】
前項の操作性にもリンクしますが，ルート検索に時間はかかります。
しかしそれ以外は流石のカロッツェリア。文句のつけようがありません。
的確な案内，分岐やICの表示も非常に見やすくて迷うことはないでしょう。
「この信号を左です」とジャストな案内がある時点で，カロの自信を伺えます。
私はスマートループを利用せずにビーコンのみですが，渋滞考慮のリルートも的を得ています。
ナビのトップブランドの真骨頂と言ったところでしょう。

【画面表示】
今モデルから，ＡＶメニューとナビメニューがはっきりと分かれ，階層も分かりやすいです。機械やPCに慣れた人であれば次に何をすればよいのか概ね直感でわかるような配置になっています。
LEDバックライトも綺麗でクッキリ。地デジの映りも満足です。

【AV機能】
再生フォーマットも多いですし，SDカードやUSBメモリーに入れた音楽や動画を再生できますので便利です。勿論HDDに音楽を保存できますが，クラッシュした時に困りますし，これからはSDやUSBに入れたモノを再生するのが主流になるのでしょうね。

音は良いと思います。タイムアラメントとオートイコライザーで，環境にあった音が割と簡単に手に入ります。
純正SPですと低音の弱さが否めませんので，ウーファーの導入を検討しています。

【拡張性】
ビーコン，バックカメラを同時に取り付けました。今回iPodケーブルは導入しませんでしたが，今の音楽事情には対応していると思います。

外部アンプやウーファーを繋ぐことも出来ますので，オーディオヘッドユニットとしても拡張性は高いと思います。

【総評】
気になる個所は少なかれありますが，概ね満足です。やはりナビのトップブランドとして走り続けるカロッツェリアですから基本性能はしっかりしていますし音も満足できます。
多機能ですので弄り倒していこうと思います。