
みんカラでは始めてブログを書きます。本日のテーマは、「原付2種バイクのススメ」です。
「原付2種」は、小型自動二輪とも言いますね。この呼称は準拠法が違うだけで、要するに、51~125ccのバイクのことです。
私が住む東京都は月極駐車場がバカ高いことで有名です。私が住む地域は屋根付きで15000~20000円程度とマシな方ですが、場所によっては50000円が相場の地域もあったりします。私は東京都在住ですが出身は岐阜県です。実家周辺は土地も豊富で、車が無いと生活できない地域ですので一家で3~4台車を所有している家もザラにあります。かくいう私の実家にも4台の車がありますし(親の仕事カーを含みますが)、実家の庭は停めようと思えば車20台は軽く停められます。そんな地域出身なので、東京の賃借料のバカ高さにはウンザリしています(^^;)
また、東京近郊は慢性的な渋滞がひどく、四輪での移動は渋滞ばっかりで苦行そのものです。燃費だって、郊外を走るよりも半減しますし、ストップ&ゴーばっかりでエンジンにも物凄く悪そうです。
そこで、セカンドカー代わりとして、特に都心部の方や非降雪地帯の方を中心に「原付2種のススメ」なのです。アップロードしたのは、私が愛用している110ccのスクーターです。パッと見は50ccの原付とさほど変わりませんが、いくつか違いがあります。50ccよりもメリットの部分がはるかに大きな乗り物です。
<50ccとの比較>
○一番大きな違いは、2人乗りが堂々と出来る点です。車種によっては1人乗りのものもありますが、後席とタンデムステップがあれば2人乗りOKです。私もよくカミさんと2人でタンデムしています。
○次に、パワーが50ccとは全然違います。私の所有するバイクでも、80km/h程度の巡航なら難なくこなせます。また、50cc並みの軽い車体に、その倍以上の排気量のエンジンを積んでいますので、スタートダッシュもなかなか速いです。最高速はチャレンジしたことありませんが、私のバイクの最高速は概ね100km/hとのことです。メーターも140km/hまで刻まれています。
(※)余談ですが、イタリアのバイクメーカー・アプリリアというメーカーのRS125という125ccのレーサーバイクがあります。このバイクはなんと0-100km/h加速が125ccのくせに4秒台だそうですwまた、最高速も180km/hくらいでるそうで、並の四輪では到底勝てません。その分イイお値段するバイクですが。
○これも50ccとの大きな違いですが、30km/hで走る必要がありません。法廷速度は、四輪と同じく60km/hです。また、50ccが通行不可となっているバイパスや地下道も、原付2種バイクなら通行可能なケースが多いです。ちなみに、80km/h制限のバイパスなら、原付2種バイクも四輪同様80km/hで走行してOKです。
○これも大きな違いですが、3車線以上の道路で二段階右折する必要がありませんし、一番左のレーンを走行する必要もありません。四輪と同じように走れます。
○50cc並に小回りが利きます。渋滞している時には、四輪が嫌がるような細い路地へと迂回することだって楽勝で出来ます。
○50cc並みにスペースを取らないので、自宅に庭先やマンションの自転車置き場にも余裕で置けます。
次に、車両の値段のお話をします。もちろん車種によってピンキリなのですが、私のバイクは新車で購入して↓こんな感じのお値段でした。
<車両購入代>
【車両本体価格】約120,000円
【自賠責5年】約20,000円
【その他諸費用】約30,000円
【乗り出し合計価格】約170,000円
街乗りに特化した廉価スクーターなので、バカみたいに安いです。ヘタな50ccのスクーターよりも安いですw車種によって値段は大きく異なりますが、廉価スクーターならこの値段で乗り出せます。軽自動車を新車で買う値段で、8~10台ほど新車が乗り出せてしまいます。
足代わりと割り切る廉価スクーターならこの値段ですが、原付2種バイクにもスポーツタイプで趣味性の高い車種ももちろんあります。四輪よりもお金の掛からない趣味(オモチャ)としてもオススメできる車種がたくさんありますので、+αを求める方にはMTのスポーツバイクをオススメします。
また、維持費についてはこんな感じです。50ccの原付よりメリットが大きい原付2種バイクの維持費は、50ccの原付とほぼ同等です。
<維持費>
【自賠責保険料】
⇒5年加入で約20,000円。50ccと保険料は全くの同額になっています。
【任意保険】
⇒四輪のファミリーバイク特約が使えます。保険会社や年齢条件等によって違いますが、私の場合は特約保険料が6,000円程度です。しかも、何台所有していても同額の保険料で補償を受けられます。
【軽自動車税】
⇒51~90cc(黄色ナンバー)は1200円、91~125cc(ピンクナンバー)は1600円です。ちなみに50ccは年間1,000円ですから、たった数百円の差です。
【燃費】
⇒車種によりけりですが、私のバイクは実用燃費で40km/lは軽く走れます。プリウスの実用燃費の2倍程度ですし、50ccの原付との燃費差が無いどころか、ブン回さない分50ccよりも実用燃費は良いかも知れません。
【消耗品代】
乗り方・乗る頻度・車種によります。私の場合は1年で4000kmほど乗りますが、それでも年間あたり2万円も使ってないレベルだと思います。(オイル、エレメント、タイヤ、その他諸々)
【駐車代】
マンションや自宅に駐輪スペースがあればタダです。
ただし、原付2種バイクに乗る際、いくつか注意点もあります。
○125cc以下は高速道路には乗れません。高速道路に乗れるのは126cc以上のバイクです。
○無知なドライバーからは、50ccと勘違いされて幅寄せを喰らうことも…?(笑)
○50ccは四輪の免許で運転できますが、原付2種バイクは普通二輪免許(小型限定)以上の二輪免許が必要です。
○バイクなので当たり前ですが、雨の日はカッパが必須です。(ただし、屋根付きバイクもあります。)
○バイクなので当たり前ですが、雪道走行は不可能とお考えください。そのため、雪国では冬場の出番は少ないと思います。
二輪免許が必要である点が一番厄介ですが、四輪の免許を所有していれば普通二輪の小型限定免許の教習代は、たったの6万円程度です。また、教習も1週間程度で終わります。原付2種バイクの有り余るメリットや、免許取得の費用が安い事・取得の手間が少ない事を考えますと、免許取得を考える余地は十分にあると言えるのではないでしょうか?セカンドカーとして原付2種バイクを導入することで、かなり便利になるだけでなく、長期的に見れば軽自動車をセカンドカーとして所有するよりもかなりコストが安くなります。
少し前までは駐輪場不足が原因で二輪車が敬遠されていたと思いますが、今では駐輪場が整備されつつありますのでそんなに心配はありません。私がよく利用する渋谷駅・池袋駅・上野駅・東京駅周辺にも二輪用の駐輪場がありますし、1時間100円程度で利用できますので、滞在時間が短時間なら電車で行くよりも費用は安いですし、電車より早く移動できます。2人乗りで行けば、1人あたりの交通費は1人で行く場合の半額です。ちなみに、カミさんとよく行くお台場には、無料の駐輪場がありますのでよく利用しています。
(バイクだって、最近は停められる場所が増えてるんです!)
私は車一台(デリカD:5)、大型バイク一台(CB750)、原付2種バイク1台(BREEZE110)の3台体制ですが、原付2種バイクさえあれば軽自動車が必要だと思う場面は全く無いですね。天気が悪い日や人を乗せる日や荷物がある時は、D:5に乗れば済みます。近所のチョイ乗りなら軽自動車よりも原付2種スクーターの方がよっぽど身軽です。
※勘違いしないでほしいのですが、軽自動車叩きではありません。身体的に二輪車に乗れない方、雪国でセカンドカーが必要な方等、軽自動車でないとダメな方も大勢いらっしゃるでしょうし…。
このブログを通して私が主張・提案したいのは、以下の2点に尽きます。
○あなたのセカンドカーは本当に軽自動車やコンパクトカーである必要がありますか?必須ではないのなら、もっとコストの安いセカンドカーを検討してみませんか?
○もっと快適かつ安価に移動できる便利な移動手段をご存知ですか?もしご存知でなければ、是非ともその移動手段を検討してみませんか?
あなたも、原付2種バイクのある快適ライフを検討してみてはいかがでしょうか?特に都心部では、不必要に四輪を乗り回す人が減ってくれれば渋滞緩和にもなると思いますし…。