2011年12月31日
4月に、15年も乗ったスターレットから、コペンに乗り換えて、無事に2011年が終わります。
いや、一度、物損事故にあったので、完全に無事とは言えませんが、前厄としては「無事」の範囲でした。
2011年、コペンによって、3つの良いことがありました。
(1)クルマが再び好きになった
(2)大人のクルマの楽しみ方をおぼえた
(3)何があっても耐えられた
今回はその(1)です。
(1)クルマが再び好きになった
私はクルマが大好きでした(過去形)。
大学3年生で初めてクルマを買いました。中古のホンダCR-X、1.5Xの赤でした。『よろしくメカドック』でCR-Xというクルマを知り、いつかは乗りたいと思っていました。型式は違いますが、同じCR-Xです(笑)。
大学生でクルマなんて言うと、贅沢だと思われるかもしれません。しかし、通っていた大学は田舎で、アルバイトをするにはクルマが必需品でした。このCR-Xで、バリバリ塾講師のアルバイトをしました。バイト先への移動、バイト仲間の送迎。もちろん、お年ごろなので、デートもたくさんしました。
しかしなによりも、このCR-Xに乗って、「ひとりで」出かけることが大好きでした。それまで自転車しかなかった生活は一変しました。コイツに乗ってどこにでも行ける。海だろうが、山だろうが、どこにでも。よく、峠道を走り屋きどって流したりしました。今思うと、ものすごいヘボヘボ運転でしたが(汗)。
縁あって、トヨタ系の会社に就職できました。自動車開発に関わることができる喜びはたいへんなものでした。トヨタ系に就職したので、特に迷わずトヨタ車に買いかえました。2台目のクルマは、スターレット・グランツァVでした。新入社員、会社からお金を借りて、同期同士で保証人になりあって、5年間の会社へのローンでした(笑)。
このスターレットが、私の人生を変えました。クルマを自分でいじる、サーキット(ミニサーキットですが)に行って走る、ということをおぼえました。といっても、せいぜい、吸排気系、足回り、少しだけブーストアップ、程度のものです。しかし、なによりも、サーキットで「全開」にする喜びは、なんとも言えないものでした。今思うと、ものすごい遅かったんですが(汗)
仕事では、直接テストコースを走るような機会は少なかったのですが、仕事でも走りたいと思いました。テストドライバーの資格を取るには、時間もお金もかかります。社内で車両試験をよくしているチームとのコネクションを強め、その仕事を手伝うようにして、そのうちその仕事を担当できるようになり、では資格が必要だねという理由をなかば無理やり作って、テストドライバーの資格を取りに行きました。
約1ヶ月間、朝から晩まで、トレーニングを受けました。本当に苦しいトレーニングの毎日でしたが、めでたく資格を得ることができました。晴れてテストドライバーです。仕事で思いっきり走れるなんてサイコー... とはいきませんでした。
やはり、趣味を仕事にしてはいけないのですね。
まず、そのトレーニング期間中に、正直、運転が大嫌いになりました。こんなに自分が下手くそだったのかと、イヤというほど思い知らされました。やるべきことができないから、指導員にはめちゃめちゃ叱られます。トレーニングの1ヶ月で、本当に運転したくなくなりました。
また、仕事での運転は、当然ながら不自由です。自由にテストコースをかっ飛ばすなんてことはできません。ある評価手順の中で、決まった運転を、テストドライバーとして、まるでマシーンのようにこなすのです。いえ、その、マシーンのように的確にクルマを操作するすべをトレーニングしたのですから、当然です。これって、やっぱり、楽しくありません。
ちょうどそのころ、私はロードバイク(自転車)の魅力にはまり、どんどん自転車にのめりこみました。
自転車で走ると多くの人が感じることですが... クルマってなんておかしな存在なんだろう、と思えます。詳しくは省きますが、クルマのこと、本当に嫌いになります。クルマは当然ながら環境に悪いですし、運動不足を増長して体にも悪いですし、一般ドライバーというのは本当に横暴で凶暴ですし、とにかく悪い側面がよく見えるんです、自転車に乗ると。
という流れで、もう、クルマなんて乗るのやめようか、くらいの勢いでした。
2010年4月、私は転職しました(現職)。自動車とは全く関係ない職場です。
新入社員の時に買ったスターレットは、14年もたって、かなりボロボロでした。いえ、実際は、いまだよく走るクルマではありました。だからこそ、14年間も乗り続けてきました。自分でいじって調整して自分好みに仕上げたクルマです。買い換えようと様々なクルマに試乗しても、自分のスターレットを超えるクルマに出会えませんでした。しかし、いかんせんあちこちガタが出てきていました。
転職して1年はスターレットで過ごしました。もはや通勤のためだけのクルマに成り下がっていました。寒くなるとベルトがキーキー鳴って、恥ずかしい日々でした(汗)。正直、その外観にも飽きてきていました。
2011年4月、たまたまネットで中古車を探していました。オープンカーでも乗るかねぇ、などとテキトーな探し方をしていました。なにせ、買い換える気持ちなんて、ほとんどありませんでしたから。クルマ自体に、興味を失っていましたから。
そこで目に止まったのがコペンでした。もちろんコペンのことは発表時から知っていました。コペンが発表された当時、真剣に買い替えを検討したこともありました。しかし、当時はまだまだスターレットも元気でしたから、私にとってスターレットに勝る相棒はいませんでした。
ここにきて、コペンが未だにモデルチェンジもせずに、なくならずに有ることを知りました。
職場のすぐそばの中古車屋さんに、年式は古めながらも走行距離が短めで、本革シート&シートヒーター・HID・イモビという良好なオプション装着車を、発見してしまいました。しかもそのお店は、軽専門店で、やたらコペンの扱いが多く、在庫も豊富でした。
「もしかしていいタマがあって、100万円前後だったら、買ってもいい」という家族の了承も取り付け、息子とともに見に行きました。
Webで見ていたコペンがそこにあり、外装は若干キズが多いですが、内装はそこそこキレイでした。価格は、ガラスコーティングや税金も込み込みで120万円。120万円が100万円前後かどうかは迷いましたが...
コペンの実物を初めて間近にして、シートに座り、屋根を開けたら... サインしてました。
そこからの勢いはみんカラの「愛車紹介」のとおりです。
私は再びクルマが大好きになりました。
シートの加工やステアリング交換などのインタフェース部分からはじまり、やわなボデーの補強、エンジンのパワーアップ、メッキ等でのドレスアップなどなど、ひととおりやりました。雨さえ降らなければ、暑かろうが寒かろうが、毎日毎日、屋根を開けて走りました。
オープンカーで走ることがこんなに気持ちいいコトだとは...
いま私は40歳。こんなクルマ遊びを続けている同級生や同期など、周りには皆無です。
私は、このコペンのおかげで、取り戻しました。クルマで走る喜びを。
Posted at 2011/12/31 18:46:22 | |
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2011年05月07日
2011/04/24に、コペンをゲットしました(中古)。
コペンのことをいろいろネットで調べていたら、みんカラというところで、たくさんの先人がたが、コペンで楽しんでいるのを見つけました。
というわけで自分も登録してみました。
詳細はおいおい。
ひとまず、ブログへのテスト投稿まで。
Posted at 2011/05/07 15:40:12 | |
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