水冷エンジンのオイルクーラー無しと有りの違い。水冷エンジンの熱量の多くは燃焼室(シリンダーヘッド)付近から発生しているが、燃焼室の熱はウォータージャケット内の冷却水を介して放熱している。エンジンオイルの熱はウォータージャケットの外側(シリンダーヘッドとヘッドカバー)の空間を流れアルミ壁からウォータージャケット内の冷却水により放熱しているが、エンジンオイル比熱が約0.5と冷却水1に対して2分1でエンジンオイルの温度は冷却水より早く温度は上がると思われるが、実際は先に水温が上がりそれに数分間遅れてエンジンオイルの温度が冷却水温と同じになりそれから負荷を加えるとエンジンオイルの温度は上がる傾向になり冷却水に放熱したくてもアルミ壁から熱を伝えるのが容易ではないので、水温>油温エンジン運転時(数分間)油温>水 エンジン高負荷時水温=油 軽負荷時となる。そこで水冷オイルクーラーを取り付けると水温>油温 エンジン運転始め(数分間)水温=油温 軽負荷運転時水温=油温 高負荷運転時となる。S.O.C.TOMAオリジナル水冷オイルクーラーはラジエーターで冷却された冷却水で熱くなったエンジンオイルを熱伝導の高い銅の冷却管で熱を吸収し冷却されたエンジンオイルはシリンダーヘッドを冷却する事になる。つまり水冷オイルクーラーを取り付けると熱カロリーが一般的にあがると思われていますが、熱カロリーを発生するエンジン熱カロリーが同一であれば、水冷オイルクーラーという熱伝導体を取り付ける事で伝熱面積を広げる事になり、エンジンの熱カロリーが上がる事はないと思われる。つまり水冷オイルクーラーを取り付けると馬力が高くなるのでしょうか?高くはならないですよ!エンジンの設計温度に近付けてエンジンの調子が良くなると思います!