サランラップの歴史について　大人の自由研究

妻の実家の食器棚を整理していたら、古いパッケージのサランラップが出てきました。ちょうど今使っているサランラップが切れたので、古いサランラップを使ってみることにしました。
　中身は変わっていませんが、パッケージは随分変わっています。今、我が家にあるサランラップからパッケージの歴史を調べてみることにしました。
　メーカーのホームページをみれば、一目瞭然ですが、自分の直感で、研究してみました。



　パッケージで一番変わったのは、①刃の位置　です。今はふたについていますが、昔は本体の側面についていました。ラップ本体に手が触れる時間を極力短くする配慮でしょう。





　それを可能にしたのが②ふたの形状　です。ふたをしめてきちんとラップを切るためには、ふたに、変形しない強度が求められます。そのため、側面に被さるような箱型のふたへと進化しました。
　３つ目は、刃の形状です。最初は直線でしたが、今はM型になっています。（現行のものは、もっと進化しているかもしれません。あくまでも手持ちの中での比較です。
　３つ目は、パッケージの大きさが少し小さくなったことです。M型刃になってから、だれもが持ちやすいように短辺が、小さくなりました。





　４つ目は、表示内容が、徐々に細かくなってきていることです。おそらくPL法や消費者保護法などで求められた内なのでしょう。

５つ目は、誰が使っても、しっかり切ることができる「ユニバーサルデザイン化」です。



ふたには、最初は「しっかり押さえる。」と書かれていました。ところが、刃がストレートタイプの時代の途中から、「しっかり閉じる」というメッセージに変わりました。「押さえる」は、ふたに、内向きに力を入れることも含まれています。しかし、「閉じる」ならば、誰もが間違えずに、ふたをしっかり閉じることができるからです。
　以上、サランラップの歴史でした。