先週金曜日にPC浜松でミッションマウントとエンジンマウントを交換してもらいまして、1年以上悩み続けた問題に終止符を打つことができました!
その問題とは、ヨコG発生時かつ加速時に発生する異音。
事の始まりは、1年以上前に会社の友達に誘われ、調子こいてミニサーキットを走らせていた時のこと。
コースにも慣れてきてタイムアタックをしようと気合を入れてコーナー出口で強いヨコGを残したまま加速した際に、いきなり「ゴォー!」というタイヤとホイールハウスが擦れるような異音と振動が車内に響きわたりました。
駆動系が壊れたかもしれないと絶望の感覚を覚えながら、すぐにコースから出てヒヤ汗ダラダラの状態で家に帰り、その後、現象はなかなか再現しませんでしたが、徐々に症状が発生しやすくなり、最近では交差点をややGを感じながら左折して、アクセル1/3開くらい踏み込んだだけで発生するようにまで悪化しました。
その間、原因究明のためにデフオイルやハブベアリングなど安価に交換できる駆動系のメニューを試してみましたが、期待に反して全く改善されず。
そして、いくつか専門ショップに運転をお願いして現象を確認してもらい、不具合箇所を予想してもらった結果、残るはリヤ或いはフロントデフか、ミッション&エンジンマウントだろうという所まで絞られました。
ちなみに、リヤデフはパーツ単体の品番が出ないらしく、AT ASSYの交換になり、その場合は修理費200諭吉コースというとんでもない内容です。
で、この中で一番安価にできるマウント交換は、つい先日ポルシェ仲間の方にに紹介してもらった浜松のポルシェ専門ガレージで教えてもらった予想で、残されたメニューの中では一番懐に痛くない内容だったので、きたる991の試乗に向けたお布施の意味も込めて、PCで施工してもらうことにしました。
(予想的中してくれたショップには、今後のメンテでお世話になろうと思います)
交換前後のパーツの写真はこんな感じです。

ミッションマウント。左が古いほうですが、見事にゴムが砕け散っているのがわかります。PCでもここまで痛んだ状態はなかなか観たことが無いと言われました。

エンジンマウント。こちらも左が古いほうです。エンジンマウントはエンジンを上からぶら下げる形で支えるので、ゴムが伸びて出てきているのがわかります。
このメニューではたして本当に異音が治るのか?正直なところ半信半疑でしたが、結果はビンゴ!
リヤがブレイクするようなヨコGで加速しても、異音は一切出なくなりました!
しかし根本の原因がなんだったのかについては、実は不明のままだったりします。
ミッションとドラシャのジョイントか、または全然違うどこかなのか・・・。
これについてはちょっと興味深い写真があります。

これはPCでついでに見てくれたブッシュ系パーツの写真で、ミッションからフロントデフに力を伝えるカルダンシャフトのラバージョイントという部品なのですが、ラバージョイントに大きな亀裂が入っているのが確認できます。
このまま乗り続けると、ゴムの亀裂が進んで、最悪シャフトの回転軸が暴れ、周囲を破壊し致命的な問題に発展する可能性があるとのことで、早期の交換が必要ということでした。
気になったのはこのパーツ、よく見るとミッションマウントの2つのゴムブッシュの間に付いていることがわかります。
ミッションマウンドのゴムがひどく破壊された今回のような場合、本来ミッションがゴムブッシュで止められるラインを超えて持ち上がってしまい、このラバーブッシュに接触していた可能性があります。
今回の異音と振動の感覚を説明するとき、「まるでタイヤとタイヤハウスが擦れているかのような感覚」という表現がしっくりきていたので、この予想はひょっとすると大当たりの可能性があるんじゃないかと思います。
あと、このパーツも例によって単体では品番がなく(消耗部品なのになぜ??)、通常はシャフトごとの交換となるそうですが、名古屋のiCodeというガレージでこのパーツ単体の強化版が発売されているという事なので、年明けに交換しようと思います。
というわけで、長くなりましたが、とりあえず水冷ポルシェの駆動系はそんな軟ではなかったようです☆
(これが一番嬉しい事かも^^)
Posted at 2011/12/25 21:57:51 | |
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