今年で36年落ちとなる、ST162 カリーナEDの車検を継続しました。同時に主にブレーキパッド、E/Gマウント(フロントのみ)交換、マフラーを一部溶接、破壊されていたヘッドライトバルブ周りの修正を主治医に依頼。 他にも気になるところは見て頂きましたが、工賃もびっくり…あれだけわがままを言ってこれだけでいいの?と(^^; 十数万ちょっとで済みました。交通費などを考えても、高くはないと思います。

その上、気になるところまでしっかり点検して頂けるのはありがたいです。3週間ほど預かって頂きました。
今回の車検の際、以前より気になっていたショックアブソーバの交換も依頼しようと思っていました。しかし、2〜3月は入庫車両が多く忙しいのとことで、「バカ野郎、場所と工具貸してやるから、自分でやってみろ(湾岸ミッドナイト風に)」と主治医の方から提案がありました。いや、冗談です。自分でやってみると勉強にもなるし、工賃もかからないよという配慮だと思います。いつもお世話になっている、AE91カローラ乗りのHさんに手伝って頂きながら、作業をする流れになりました。2/5に主治医の元へ持ち込み。

経験者の方々のお話によると、作業時間は長くて半日もあれば何とかなるとのことでした。その時はそう思っておりました…。あと、本来であれば作業手順や写真をしっかり記録しておこうと思ったのですが、当日はそんな余裕がなかったため、ザックリとした記録しか残せませんでした。本来であれば整備手帳に残したかったのですが、こちらに簡易的ではありますが残しておくことにします。

今回はKYB エクセルGへ交換。数年前までは新品があったようですが、現在は廃盤らしいです。ST18#系の車高調を加工したものが現在も入手出来るとの情報はつかんでいたのですが、今回はたまたまこちらが入手出来ました。元4号車を譲っためろす君から流して頂きました。ありがとう!

二柱リフトに乗せ、タイヤを外す。朝の9時頃からスタートし、お昼を食べに行って遅くとも2〜3時頃には終わりにしようと目論んでいました。外での作業だったのでかなり寒かったです。走行距離68688キロ時に交換。

BRKTは切れ目を入れないで対応(笑)

フロント側を摘出。

スプリングコンプレッサーを使用し、

分解。

ストラットケースを固定し、グランドナットを緩める。

36年間お疲れ様でした。

手前のKYBへ入れ換えます。
と、ここまでは順調でした。

KYB付属のグランドナットへ付け替えてさあ折り返し地点。のはずが、なかなか閉まっていかない…。力を入れてもどうしてもダメ。一度取り外し確認すると、ストラットケースとグランドナットのねじ山ピッチがあっていませんでした。

では元々付いていた純正に戻そう、と交換しましたが、純正は純正で板厚、内側に突起やゴムのシールがあり、元通りにならない。寒い中、さらに場が凍りつきました。

別業務中だったはずの主治医にも入って頂き、対応を検討。ゴムのシールやスプリングを取り出し、板厚、突起部位を地道にベルトサンダーで削り、加工。片側1時間かかってしまったと思います。

大幅に時間がかかってしまいましたが、主治医やAE91の方のお陰で何とかなりました。やっぱり私一人では無理でした。
続いてリアです。


リアシートを外します。この位は一人でも出来る(笑)

リアのダストカバーはボロボロでした。

フロントに比べたら、リア側は時間がかからずに終了。

スタビライザーリンク、ブッシュはフロントリア共に交換。この日にやりたかった作業が終了したのは、夕方の5時でした。お昼を食べることすら忘れていました(^^; 車検で預ける前に、20分ほどST162を試乗しました。詳細はまた後ほど。

ショックアブソーバ交換直後の様子。

車検前の作業で交換した部品のおさらいです。
・ショックアブソーバ前後(KYB)
・アッパーマウント
・アッパーマウントダストシール
・ダストカバー前後
ST16#系の品番では廃盤でしたが、同時期の他車種では新品が出たため流用。なんとフロント側はST16#と同じものでした(笑)
・バンプストッパー前後
・スタビライザーリンク前後
・スタビライザーブッシュ前後



その後はHさんから「ホテルで暇な時にこれでも見ていたら?」とこんな物をお借りしたり。


バモスホンダをお借りしました。

1泊しまして、次の日はHさんに預かって頂いている、サブ3号車とアレックスの様子を見に行きました。

アレックスは黄ばんでいたヘッドライトが磨かれて綺麗になっており、テールランプの浸水も修理頂いていました。ありがとうございます(^^;
そして3週間後。

車検が無事に終了したため、カリーナGTに乗せて頂き引き取りへ。

この時代にセダンが3台。

そして、待ちに待った久々のST162!

ようやくじっくり運転出来たのですが、かなりリフレッシュ出来たと体感しました。

AE91カローラと。

ショックアブソーバ交換前後の車高の違いを見て下さい。交換前はリア側がへたっており、尻下がり状態でした。荷物は載せていません。交換後は安定した走行が出来、感動しました。加速、停止の際もぴょこぴょこと動くこともなく、交差点で曲がった際もロールが減り、曲がっている感じがしません。素人の私が乗っても違いが分かります。新車時ってこんな乗り心地だったのですね。スタビブッシュを交換したからか、ギシギシ嫌な音もしなくなりました。

こんな物も入手出来たので、装着させてみました。実は車検で預ける前日、知人にある個体を紹介頂いたのですが、そちらに装着されていた物でした。不躾ながらお譲り頂けるか問い合わせをしたところ、OKのご返事を頂く事が出来ました。

セリカ用フルカバーを剥がし、

シート表皮を見たのは何年ぶりだろう(笑)

何かすごい(笑) 知人がドン引きしていました(笑)でも元家車に付いていたものだったので、ずっと探していました。

ドライブを楽しみ、度々こちらへ。

サブ3号車とアレックスを洗車しておきました。

思ったより車検が安く上がったので、プラグコードも交換!正確には、私が置き場の車を洗車している間に、HさんとカリーナGTの方にやって頂いておりました…(^^;

「1986」の刻印が。こちらも長らくお疲れ様でした。

交換後。やっぱり初期の3S-GELUには水色や黒ではなく、赤のコードがしっくり来ると個人的には思います。
帰りの高速道路でも安心して走行することが出来ました。KYBの耐久性がどれほどかは分かりませんが、知人の話だと7年以上は不満なく乗れているようです。無交換で乗り続けていたよりは、このタイミングで交換しておいて良かったと思います。
今回の車検では、おかげさまで大きなアップデートが出来たと思います。今年で高校1年生の頃に購入し12年、私が免許を取得してから実際に運転し始めて9年。大切にしてきましたが、どうしても経年劣化には逆らえない部位も出ています。今後もずっと長く乗っていけるよう、少しずつではありますが気になったところには手を入れていきたいと思います。
改めまして、ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました!
Posted at 2022/03/04 20:50:24 | |
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