シビすけで流していたら,2車線のストレートでラベンダー色のアルトに抜かれました。抜きざまに見たドライバーは,事務服を着た妙齢の女性。その一連の動作に迷いはなく,口元には余裕の笑みすら見られました。この先は,すれ違い不可能な山道と集落の間を交互に抜ける,スピードの出せない道路。そのまま後ろについて行くと,速い速い。まるでカーブの裏側まで見通して,対向車がいないことを確認しているかのような,ぶっ切れた走り。カーブでは,最低限のちょんブレでくるっと向きを変えて,いともたやすく,するすると駆け抜けていきます。併走距離,およそ15km。その間の平均時速は,恐ろしくて,とても公表できません。地元民恐るべし。アルト(ノーマル)恐るべし。