
アベンシスに乗って早5年。
もうじき2度目の車検。
アベンシスを初めて見たのは2003年12月の雑誌CAR AND DRIVER(日本版)だった。
前車が欧州製ワゴンで、次もワゴンを、、と考えていたその頃、たしか今くらいの季節、
インフルエンザで寝込みながらペラペラと見ていた。。
トヨタのディーラーのケアがついて、ヨーロッパ生産のクルマ(トヨタと言えどイギリス工場の生産管理に幾分不安ではあったがターゲットは主要ヨーロッパというそのクルマ造りに惹かれた)、というのに、ヤナセのサービスの悪さやアフターケアにかかる費用に辟易していたワタクシは早速試乗に行ったものだ。
生でみた実車の雰囲気は素晴しかった。
写真でみた(何の変哲もない大人しい感じ)とは違い、どっしりとしたプロポーションとラインは「ぉお」という感じだった。
それが5年を過ぎ、MCを経てアベンシスは国内終売となった。
当時、国内発表した頃が200円/1ポンドだった。
おそらく導入を決めた頃、その1年~2年前は170円/1ポンドだから、このアベンシスは充分、国内に輸入販売しても採算が採れるとみたのであろう。
いや、アベンシスで国内で大きな利益は出なくても、ヨーロッパで生産数を増やし、販売網を拡大し、データのフィードバックを得るために(特に品質に対して超シビアな日本)日本で販売することは「実験・データ」として合理主義のトヨタにとって有意義だったのだ。
ユーロ高とともにあまりのポンド高
(240円/1ポンド)となり、ついに日本発売を見送った。
噂に聞くと、昨年5月時点ではまだ流動的だったようだが。。。
それがいまや120円/1ポンド!!
今の為替レートなら大儲けできるのに.
昔の円高で痛い目にあって為替の影響を受けにくくするために
輸入を進めたはずなのに,円安に浮かれて輸出で儲け過ぎた。。
あまりに近視的なはんだんというか、トヨタ、大きくなり過ぎて数字を求めるのはいいが、理想と哲学をもったクルマ造りをしてほしい、、。。
国内のスタイリッシュなワゴンが皆無に等しいこの時代に売り続けて欲しかった。
賛否ある今の新アベンシス、もしも国内に導入されていま、ネッツで見たら写真より実車の良さに
「おぉおお」
という気がする。。
Posted at 2009/01/29 17:51:45 | |
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