【銘車シリーズ】第一回三菱FTO

今日から気まぐれで決して売れなかったけどよかった車などを独断と偏見で(笑)紹介してみようと思う。
第一回は三菱FTOです。
FTOの名は過去にギャランFTOがあったが、一代限りのモデルで途絶えていた。その再来として1994年に登場したのが二代目FTOである。
その流麗なスタイリングも然ることながら、新型2LV6MIVECエンジン、そして当時としては画期的なINVECS-IIスポーツモードつきATで、マニュアルライクなシーケンシャルシフト機能つきオートマを装備して、バブル期に開発した車らしく贅沢な装備の車であった。

FFながらもトルクフルで活発なMIVECエンジンを搭載していることもあって走りはなかなか刺激的。インテRのようにはいかないが、ラグジュアリースポーツとしての実力はかなりいい線をいっていたようだ。

事実94-95のCOTYを獲得している。
ただ、このFTOもスポーツカー不況の波には逆らえず、また三菱自動車本体の業績もあり、GTOとともリストラ対象とされ一代限りで消滅。現在に至っている。

ただ、このデザイン、１０年たった今でも十分通用するデザインだと思う。三菱というとランエボやギャラン、パジェロみたいな無骨なデザインの車ばかり想像しますが、昔はなかなかいい仕事をしていたなと思いますね。