
ご無沙汰しております。
夏の聖戦は1日目は確実に参戦、2日目は休みが確保できれば参戦可能なセルゲイです。
画像のコスは最近、購入したばかりのものであり休みが確保できれば2日目に公の場でお披露目する予定ですw
先月末よりRE雨宮へボカロFDを車検に預けたのですが、思った以上に重症なところが発見され、その修復作業に入っている段階です。
15日現在、発覚している不具合は…
1:運転席側ドアからの雨漏り
2:シフトレバー根元にかぶせてあるブーツの破れ
3:ステアリングポンプにある短いホースからのオイル滲み
4:異常な量のブローバイオイル
5:異常な量のブローバイオイルを吸い込んだことによる補機類への影響
6:メタリングオイルポンプからのオイル飛散
…と、かなりの数になっていますorz
1~3についてはFDでは定番のトラブルなのですが、問題は4~6…4の、異常な量のブローバイオイルの原因は単に過剰なエンジンオイルの補充によってもたらされたものであり、それによってマフラー内部はカーボンだらけになっていました。
中の人の話では、特にアフターファイヤーが発生したときに黒い欠片が出てくるので当初は触媒が昇天しているのかと思われたようですが、全くの無事な状態であったために触媒の交換は免れることが出来ました(黒い欠片の正体はマフラー内壁に付着していたカーボン)。
FDの場合、レベルゲージのF~Lの間にある×印の上から一つ分下までオイルが入っていれば満タンと思ってもらっても良いそうで、それ以上入れても異常な量のブローバイオイルとして排出されるばかりでよくないとの事でした。
ちなみに×印の上から二つ分下までオイルを抜いたとの事で、その間に抜いた余分な量は約1.7L、明らかな補充のし過ぎという…。
その関係で5のような影響も出てきていました。
いたるところにオイルが飛散していたので拭き取り作業が大変だったことや、一部はエアポンプにも入り込んでしまっていたらしく内部磨耗を早めていたことで、本来求められている量のエアーが供給されず排ガスが濃い状態に…エアポンプは状態の良い中古品のストックがあったので交換して解決、これでエンジンルーム周りのオイル飛散の原因は解決されたかと思いきや、意外なところからも飛散していたのです。
それが6のメタリングオイルポンプ、略してメタポンと呼ばれる、エンジン内へオイルを噴射するための装置本体からオイルが間欠泉の如く漏れていたということが数日前に発覚、エンジンとの接続部分やホースから漏れているのであればOリングなどのゴム製パーツの交換で対応できますが、そうではなくメタポン本体からの漏れ…作動はしているものの、
メタポン本体にある繋ぎ目のパッキンが劣化したことによるものでした。
残念ながら中古品のストックがなく、仮に中古品に交換しても近いうちに同様のトラブルに見舞われる可能性が高いということで新品に交換することになりましたが、あまり大きくないパーツ(握りこぶしより少し小さい程度)であるにも拘らず諭吉さん2桁、しかも交換するにはタービンなどを取り下ろす必要があるのでそれなりに工賃のかかるところです…orz
エンジン自体はオイル飛散などの原因を修復する前であっても始動性やアイドリングなど安定した状態で、プラグもかぶることなどなかったので問題はないかと思われます。
恐らくは
本来求められるべき量のオイルがメタポンから噴射されていなかったものの、エンジンがブローバイオイルを吸い込んだことで内部が十分すぎるほどに潤滑されていたことや、電動ファンの制御ポイントを調整して水温を下げすぎないようにしていたおかげなのかもしれません。
同時にタービン周りの点検も行っていたのですが、幸いにもタービン本体は無事であり、過給圧を制御するアクチュエーター内部にもブローバイオイルが溜まっていましたがこちらも可能な限り排除することで解決となりました。また、ガタツキが来ていても可笑しくないと思われていたプーリーも全く問題なし…これには中の人も驚いていたようです。
順調に作業が進行すれば明日には再びエンジンに火が入る事になります。
…といった感じで、現在はセミオーバーホールに近い状態となっており、これ以上不具合箇所が見つからないことを祈っております。
Posted at 2015/07/15 19:04:45 | |
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