
今日は本来八千穂氷上でしたが…コンディション悪化により中止。
仕事の都合上これが最後だったので、シーズン終了。
というわけで振り返り。
待望の雪と氷のシーズン到来。
昨年は購入直後で氷上走行の機会が1回しかなく、20年ぶりの4WDであるブル君の挙動に翻弄され、特性を掴むところではない不本意な結果でした。
今年は準備を万端にし、集中的に走り込む機会を作り、結果もかなり満足行くものとなりました。
【1/24 DAY1 八千穂レイク氷上(アライモータースポーツ)】
急に暖かくなって開催が心配されましたが、時間の前倒しと昼休みナシで無事開催。
とはいえ気温は高く、朝イチからもう水が載った路面状態。ラリースタッドレスを試してみるも既に適した路面状態ではなく、折角のトラクション能力もコースが足りず意味なし。ノーマルスタッドレスに戻して走行したら、縦横のグリップバランスが良いのでとても走りやすくコントローラブル。
昨年は予測不能な挙動に翻弄されましたが、今年はアタマから湯気立てて走り込んだ結果、オープンデフのフロントがトラクションを発生するタイミング、そのときの適切な舵角など、何とか掴めたっぽい。以前のアングル付けたらいきなりスピンの挙動も抑え込めるように。
フェイントからアングルを作り、アクセルオンでテールを出しつつ左足ブレーキでフロントを抑えながらコースに沿わせてドリフトさせていけるようになると、俄然楽しくなってきます。マトモに走れるようになってきたら、20数年ぶりにフル稼働を強いられた恵比寿さんがいきなり岩になってフリーズ、なすすべなく大コースアウトとかありましたが、牽引ロープを使うこともなく無事脱出。やはり4駆はラクですね。
この1日でだいぶブル君と仲良くなれたなあ、と休憩していると、停めていた場所の路面にわずかな赤い液体の痕跡が。エンジン・ミッションともにオイル漏れは完治したはず。赤いってことは… 調べてみるとやはりパワステフルードでした。次から次へとお漏らしかあ。

氷上に似合わない営業セダン2台(最近ここでしか会わない後輩T君と)
DAY2の女神湖へ移動がてら、佐久のイエローハットでパワステフルード漏れ止めを買って投入、大した漏れではないので低圧側と当たりを付けてホースバンド類増し締め。ついでに高圧洗車でパワステポンプ周辺を洗浄。
そんなこんなしてたら蓼科高原の牛乳専科もうもうには営業終了ギリギリに到着、真っ白な牧場を眺めながら定番のソフトクリームを頂いて宿へ。
https://moumou-tateshina.com/
宿のコロシアムイン蓼科には、明日の86's氷上の宿泊付きプランでの参加者も来ており、全員で夕食会、そして主催者の矢竹さんのお手伝いをちょっとだけ。
https://resto-ando.jp/





【1/25 DAY2 女神湖氷上(86's)】
シルビア時代から半ば常連となっている86's氷上。矢竹さんの運営への尽力には頭が下がります。
女神湖は定常円旋回やパイロンスラローム、8の字のような基礎練習を1台ずつじっくりできるので良いのですよね。本来は実践編の八千穂の前に来るべきですが、そこはまあ限られた機会なので。
まずは定常円旋回で更なる特性把握に挑みます。最初は旋回半径が安定しませんでしたが、舵角やアクセルオンのタイミング、左足ブレーキの入れ方を試行錯誤し、お昼前には右旋回→8の字→左旋回の順で安定して旋回できるように。右旋回なら右前輪をパイロンの至近距離に置いたままクルクル回れるように。パイロンスラロームもFRのようにドリフトスラロームできるようになりました。FRと違ってすぐ安定しようとするので、様々な操作で安定をいかに崩すかがポイント。
定常円(車内)
https://youtu.be/oVcnLZz9Lrk
定常円(車外)
https://youtu.be/AANkVymj2cM
スラローム(車内)
https://youtu.be/aZEIXnfdtV4
外周路も、八千穂で習熟した左足ブレーキなどの技を繰り出すことで、すぐにある程度はマトモに走れるようになりました。路面にパワーを食われないよう1速を多用していたのですが、残り1時間を切ったところで試しに2速で通してみたら、アクセルの入れ方さえ躊躇しなければラクで速いことが判明。しまった、もっと早く試していれば…
外周路(車内)
https://youtu.be/k4YSFalCLIc
外周路(車外)
https://youtu.be/vyFoPg_K94M
とはいえ、ブル君とはさらに段階を上げて仲良くなってきました。初めてのクルマ、久々の駆動方式だと、色々と発見があって楽しいですね。また、周りのエントラントには、外見と動きのギャップを楽しんで頂けたようです。パワステフルード漏れも止まったようでした。
そしてDAY3の御岳に向けて移動。ネットで取った宿が思いのほか山の上の方にあって戸惑いました。宿に至る道もすれ違い困難なほどの狭い道、アイスバーンもそこここに。明朝早いので、下っていくのには用心が必要です。おまけに冷え切った体を温める大浴場は閉鎖中… ちゃんとリサーチしておくべきでした。ただ、夜の星空だけは素晴らしかった。
【1/26 DAY3 御岳スノーランド雪上(TK Project)】
4駆に乗ったなら、やっぱ雪上は走ってみたいもの。ラリースタッドレスを用意したのは、ここを走るため。
やはりラリースタッドレスの雪上でのトラクションは凄い! 凄すぎてパワー食われて進まない(泣)! それと、パターンからしても横方向のグリップはあまり望めず、トラクションも回転を与えてはじめて威力を発揮するもので、躊躇して踏めてないと曲がりもしない(泣)。サイド引いてアングル付けても踏めてないとアウトの雪壁に吸い込まれるだけ(泣)。
というわけで、下りはベタ抑え、上りは登らないので歯を食いしばって踏み続けてもダイナミックな走りにはならず。
御岳上り(1本目…コース覚えてなくて踏めてません)
https://youtu.be/XQcAq-kVi1E
ハーフスピンしてコース幅にスッポリはまったりもしましたが、4駆のトラクションで雪壁を崩しながら自力で脱出。前後バンパーはこれで要修理に(泣)。更に、終盤には何故かシフトの前後ストロークがガバガバになり、シフトチェンジ自体はできるものの、手応えも曖昧に。リンケージに不具合発生のようです(別途整備日記ご参照)。
そんなこんなで色々ありましたが、1日雪上を走り込んだ結果、氷上とはまた違った発見もあり、十分に楽しめました。主催者、エントラント含め、周りの皆さんからは今日イチエモいマシンとして認定されました。今風に言えばエモいってなるのね。
夕方17時過ぎに解散、ここから約300㎞の帰路に就きます。御岳は遠いのが難点。途中の高速でオドメーターが20万キロになることが予想され、都合よく止まれるとは限らないので、インカ―動画撮影用アクションカムをメーター前に設置して瞬間を逃さぬように。20万キロ達成は中央道笹子トンネル付近でした。時間が遅かったため渋滞に巻き込まれることもなく、22時過ぎには自宅に無事到着。
瞬間
https://youtu.be/NkxIWA7M2-s
3日間の集中した走り込みで、ブル君とだいぶ仲良くなることができ、日産最後のセンターデフ式4駆「アテーサ」の挙動を知るというブル君購入の目的は達成されました。これをもとにノート/オーラやエクストレイルなど最新の電動&電制4駆の走りを体感したいところですが、電動PKBではきっかけ作れないし、アクセルとブレーキ同時に踏むとブレーキオーバーライド効いちゃうので、挙動作りの自由度は圧倒的にアナログなブル君だと思うんだよなあ。見た目と走りのギャップで見る人を驚かせるエモさもブル君ならではだしなあ…
…というわけで、しばらくブル君に乗ることになりそうです。
