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ＨＡＦＪことヒストリックカーオートモビルフェスティバルインジャパン
・・・という長い名称であるが、今週末に行われるフェラーリトロフィーはそのイベントのひとつとして行われる。

フェラーリトロフィーも楽しみではあるが、
今回の私のチームの一番の楽しみはバトルロイヤルである。

これは今回のティーポのイベントに参加しているあらゆるジャンルの車両が集まって、予選のタイムでハンディキャップを作り決勝を４５分間耐久という形で争うものである。

昨年はＦ３５５が優勝している。
今回も強者が優勝を狙って参加するようだが、チャンスはある。

２名から３名のドライバーでピットは２回行うという決まりである。

しかも、土曜日の最後のイベントとして夕方にかけて行われるため、終盤は夕暮れの中を走るらしい。なかなか楽しみである。

この方のブログを見て、まあ、関東地区に比べ１日ほどは遅く届くのかなと思っていた参加証類・・・

まだ届いていない！

明日の昼には茂木へ飛び立つのである。

こりゃ現地で再発行かな？

さて、私の参加するモディファイドＢクラス、
この参加車両のなかにチャレンジストダラーレが加わっている。

今のところこのクラスに参加するチャレストの具体的なキャラクターは私にのところへ情報としては入っていない。

チャレンジストラダーレ（この後チャレストと記載）
最も気になるマシンである。言ってみれば３６０モデナをフェラーリが公道レース仕様としてチューンしたマシンである。
しかし、チャレストはそのブレーキシステムの大きさが災いし、１９インチホイルを履くため、日本におけるＳタイヤのサイズがなく、現実的にはモデナの改造型の方が今のところサーキットでのタイムを出せている状態である。

しかし、ミシュランの１９インチのＳタイヤの存在もあり（ただしやや巾の小さい２６５しかないのであるが）、何が出てくるかわからない。

というか、私のモデナはチャレストを超えることを目標にしているので、チャレストでＳタイヤを履いたマシンが出場してくれることをいつも願っている。

今回はどうであろうか。

さて、
私のライバルというよりも、むしろ目標でもあるＲＳＤモデナである。
ＲＳＤのコーディネート能力を遺憾なく発揮されたチューンにより、本来のモデナの能力を超えたセットアップがなされている。
さらに、すばらしい走り込みを行っている二人の兄弟ドライバーのすでに一流レーサーといえるドライビングによりその能力は引き出され、私のマシンとは別次元のタイムをたたき出す。
ある時はＦ３６０モデナのレースバージョンである何台かの３６０チャレンジさえ追い抜いてしまうほどの仕上がりである。

何とかこの領域にセットアップしたかったのだが、私のコンセプトである「六本木でオネーサマ方を乗せることがあってもそれなりに・・」という前提条件を崩すのかどうかと言う分岐点が目の前にぶら下がり非常に辛い状況である。

まあ、相手はワークスといえる状態だからと気にしないふりをしているが、
やはりいつも一番気になる存在である。

しかし、何よりもこのＫ氏兄弟、すばらしい人柄でその走りはともかく、クルマに取り組む姿勢や言動は謙虚でなおかつ見習うべきものが多い。
このような機会にあうのがとても楽しみなチームである。

さて、今回はその兄弟の御父上がひさしぶりにこのＲＳＤモデナのドライバーとして参加するという情報が入った。
業界で大変有名な伝説的なＫ氏（父）である。
フェラーリチャレンジが行われていた時代にことごとく優勝を重ねた方である。

しかし、すでに半引退の状態で、指導もしくは監督という立場になられていたようでレースでドライバーとして戦うことからしばらく遠ざかっておられたようである。そのため、もしかすれば私と互角の場所で走ってもらえるのかも知れない。

今回、このＲＳＤモデナに乗るＫ氏（父上）と一緒に走りあえる事は私にとって大変にエキサイティングなことで非常に楽しみである。

今回のフェラーリトロフィー、
私の参加するクラスは
モディファイドＢクラス、
この参加車両は
Ｆ４３０、チャレンジストダラーレ、Ｆ３６０モデナで、改造が許されており、Ｓタイヤ装着した車両でのレース形式である。

このクラスにおける私のライバルたちについて書いてみよう。

まずは、Ｆ４３０、写真のＮ氏であるが、第２戦の富士までは何とか追いすがれる領域にいた。しかし、前回の岡山での予選に於いて、まったく手の届かない領域まで熟成がなされた事が証明された。
そもそもＦ４３０はＦ３６０の強化版であり、改良版である。
排気量で２０％、出力で２５％アップしており、さらに足回りの改良でこれまでの「スペチオーレ」と呼ばれるフェラーリの中でもスペシャルな公道レースマシンと呼ぶべき領域の性能を持つに至っている。
Ｎ氏はその実力を十分に発揮できるチューニングとそれをドライビングするすばらしい能力を持っている。
私にとって幸運にも前回は雨のレースとなり、雨の準備をしていた私のモデナは有利になり、このクラスで優勝できたものの、予選の結果は大差でまったく別クラスといえる内容であった。
そういうわけで、前回の岡山からはライバルという領域から、別物という領域になってしまった。ちょっと寂しいが、ハード的な差がこれほどあるならばどうしようもない。ついていくこともできない領域である。
Ｎ氏には茂木に於いて、どこまで熟成したタイムが出せるのか、がんばって欲しいものである。