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さて、０１Ｒ、問題は性能とキャラクターである。

まずお断りをしておかねばならない。絶対性能はわからない。
また、５５Ｓとの比較もできていないのでＳタイヤとの落差もわからない。
しかも、日頃Ｓタイヤで走行している、しかもそれにあわせてセットアップしているモデナにいきなり履かせての走行である。
いかに高性能の誉れ高い０１Ｒであっても条件的には非常に辛い状況であったことを理解してほしい。

であるから、今回お伝えできるのはそのキャラクターである。
正直言って最初はとても不安であった。
最初の１周、Ｓタイヤよりは控えめにドライブしたとはいえ、やはりコーナー入り口でアンダーを出してしまった。しかしである。穏やかで調整しやすいのである。
最初の練習走行では最初書いたとおりに「一皮」剥けていなかったのかコーナー進入でいささか後輪が横滑りしやすかったが、２回目の走行からは本来の性能が発揮されはじめ、落ち着きを見せ始めた。

とにかくＳタイヤから変えたにもかかわらず手応えがしっかりとしているのである。最初のモデナに装着していた標準タイヤの時はやたらタイヤが鳴いて、滑ってと言う感じであったが、わかりやすいのである。

どうわかりやすいかと言えば
グリップしている状態と滑っている状態がつかみやすいのに滑ってコントロールできる領域が広くて走りをサポートしている感じ。

つまり、スピンしにくい感じと言えばいいであろうか。

これはすばらし特性である。
難を言えば、もう少しグリップしてもいいかな？と思う面もあるが、これはＳタイヤではない。

とにかく
素直で、わかりやすくそして前に進むタイヤである。

グリップ感の割にはどこか滑っている感じという感触は否めないが、それはそういう領域で走ってしまうためであろう。
つまり、滑らせた状態がしっかりしているタイヤなのかもしれない。

とにかく楽しいのである。まだ走りたくなると言うか。
ドリフト好きな土屋氏などの意見が反映されていると言うことがうなずけるキャラクターである。


つづく・・・・

７月１６日に岡山で行われるフェラーリトロフィー。
関係者の中では盛り上がってきたようである。

今回は夏の初めとなるイベントでその名も
「オーバーヒートミーティング」
という、夏のーキットの暑さを知る私たちにはなかなか辛い名前であるが、その中の１イベントとして組み込まれて行われる。

フェラーリトロフィーを２度経験してわかったことであるが、このイベント、なかなかおもしろいものである。
何がおもしろいかというと、誰が速いかというレースの結果だけではないと言うことである。
もちろんレース形式を取るからには順位に対するこだわりは確かにあるだろう。

しかし、レース専用車両でない一般的なフェラーリをなぜリスクを冒してまで皆走るのか？
その問いかけに対しての答えとなるかはわからないが、フェラーリに乗るという意味の巾にも興味を持ってほしい。フェラーリトロフィーを観ると言うことはそのような楽しみもあるのである。

そういった意味でも、この方のブログは楽しい内容であり、フェラーリファンに対する大変貴重な案内ブログでもあると思える。


１日１回だけね！

ポテンザ01Rが最初からなかなかわかりやすいグリップ特性を持ち、２周目からタイムアタック領域特性にはいるという話をした。

さて、ここで、忘れやすい大切な話をしなくてはならない。
Ｓタイヤなどは、新タイヤを装着し、走り始めて「タイムアタック」グリップが出始めたとき、もっとも良いタイヤ性能が出ていることが多いと言われる。実際それを良く感じる。
私の場合、最近使っているＳタイヤの場合（５５Ｓ）サーキットに入り、３～４周目にその領域にはいることが多く、７周目くらいがもっとも良い状態に思える。
つまり、新タイヤを履いて、すぐにタイムアタックに入れるのである。

しかし、公道用ラジアルタイヤというのはどうであろうか。
競技用タイヤと公道用ラジアルの大きな差は「耐久性」という点だと思う。ラジアルはスポーツラジアルでも下手をすると２年くらい履きっぱなしと言うことがある。そのあいだの性能低下は確かにあるが、ある程度の性能を維持してのその寿命というのは競技用タイヤには考えにくいことである。

もちろん長く（練習等に）使うのはユーザーの勝手だが、競技用タイヤにおいてはその性能を維持できる期間は極めて短い。
１年以内に使い切り、タイムを狙っているのならその性能寿命はオートポリスの場合、２～３ヒート（１回８～１０周として）前後というイメージである。

つまり、性能に対する方向性がタイヤ設計において全く違うのである。私は０１Ｒのようなタイヤの難しさはここにあると思う。
性能を高めていけば結局はＳタイヤになってしまうが、この０１Ｒと言うタイヤに何を求めるかというユーザー層がとても巾があるのである。

さて、話を戻し、最初の「かわむき」の時期の話である。
私は今回、新品の０１Ｒを準備し、積車でサーキットに入り、午前の２回の練習走行にそのまま入った。

つまり、最初の練習走行では全くの新品タイヤであった。
２回目の走行に比べて１回目はともかく滑りやすく落ち着かなかった。
最初の練習走行は全部で６周であったが、２回目の２周目から明らかにグリップがはっきりしてきた。
タイムも２秒ほど上がった。

公道用タイヤにはＳタイヤと違って「皮むきの儀式」が必要であると思えた。
よく言われる、タイヤを履き替えてからは１００キロくらいは慣らしであり、一皮むかないと性能はでない」と言うことはあながち誤りでないかもしれない。

私の感覚ではサーキットで５周ほど走って初めて性能が出てくるような気がした。

そのため、当日、午後のタイムアタックに新タイヤを用いる人もいたが、私は間違っていると思う。
一度、サーキットで５～８周ほど慣らしをしてからタイムアタックに用いた方がいいと思えた。

つづく・・・

私は実はドラゴンボールが大好きである。
くじけそうになったスタッフに
ドラゴンボール全巻を読めと言って進呈したこともある。

あの漫画は「自分より強いものが現れても決してくじけない。自分をあきらめない。わくわくどきどきを追っかける男の子」を描いていると思っている。

ＴＶアニメはちょっとバトルそのものに視点が行きすぎ違う気がしているが、初期の頃のエンディングテーマはとても好きであった。
あのエンディングテーマはコミック版の心を見事に表している。

昨日、ふと思い出して歌詞をインターネットで探したら見つかった。
やっぱりなかなかいいものである。すばらしい歌詞だ。
サーキットを好きなスポーツカーを好きなおとことおんなのこの気持ちも表しているな。と思えた。


是非一度読んでほしい。
そして、良かったらもう一度歌を聴いてみてほしい。


以下に歌詞を転載しておくので
「オートポリスに行こう」の会員は読んでおくのをお勧めする。もしかしたらグループ認定の歌にしたり・・・笑
（私は決してアニメフェチでないので念のため）




ロマンチックあげるよ

作詞:吉田健美、作曲:いけたけし　歌：橋本潮


おいでファンタジー　好きさミステリー
君の若さ　隠さないで
不思議したくて　冒険したくて
誰もみんな　ウズウズしてる
大人のフリして　あきらめちゃ
奇跡の謎など　解けないよ
もっとワイルドに　もっとたくましく
生きてごらん


ロマンチックあげるよ
ホントの勇気　見せてくれたら
ロマンチックあげるよ
トキメク胸に　キラキラ光った
夢をあげるよ


いつかワンダフル　きっとビューティフル
人のジャングル　迷いこんで
スリルしたくて　幸せしたくて
何故かみんな　ソワソワしてる
思ったとおりに　叫ばなきゃ
願いは空まで　届かない
もっとセクシーに　もっと美しく
生きてごらん


ロマンチックあげるよ
ホントの涙　見せてくれたら
ロマンチックあげるよ
淋しい心　やさしく包んで
愛をあげるよ

ロマンチックあげるよ
ホントの勇気　見せてくれたら
ロマンチックあげるよ
トキメク胸に　キラキラ光った
夢をあげるよ

さて、今回のインプレッション、
じつは０１Ｒ、私はＥ５５に日常の足として履いている。
車の特性としてはどうかと思うが、実はサイズの問題でもっとも良い選択肢となって残った結果であった。公道のニュアンスについては追って書くが、それはＥ５５のものである。

さて、モデナによる
サーキット走行では０１Ｒはどうであろうか。


01Rはきわめて素直な特性を持ち、６月の後半の標準的な気温による路面状態（おそらく摂氏２０度～４０度程度）においては初期のグリップ特性も立ち上がりが速く、特にタイヤに対してのウォームアップをしなくても２周目からラップタイムが出せる状態であった。また、一周目のグリップもつかみやすくＳタイヤのような大きな変動を示すことはなかった。

つまり、Ｓタイヤやレース用の場合、温度を高めたあとでの性能を設計されており、私たちもそれを理解して使用しなくてはならない。
しかし、一般用の公道で使うラジアルの場合、そのような温度を高める余裕や準備などできることはないと思われる。そのため、低温時のグリップキャパシティがつかみやすく。ある程度のグリップが最初からあることが望ましい。

Ｓタイヤの場合、コンパウンドを低温用を選べば立ち上がりはシャープではあるが、以上に耐久性がないのが通常である。
公道用ラジアルの難しさはこのあたりのバランスのとらせ方にあると思う。

このあたりのさじ加減が非常に好ましく、２周も走らせれば決してＳタイヤほどのグリップはないものの、把握しやすい特性とラジアルとしては十分なグリップ力を持っていることがつかめた。
つまり、立ち上がりからわかりやすぐリップ力が得られていて、Ｓタイヤであるような、最初の１周における初心者の混乱、「あ～～すべる～～～！！」なんてパニックは起きにくい。

つづく