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先ほど福岡に帰ってきました。

若さんのブログにもあるとおり波乱のあったレースであった。
詳細についてはいずれ参加された方々からのレポートなどで明らかになると思う。

結果は総合１５位、クラス３位であった。


私は総合１２番手のグリッドからスタート。
でも、同じクラスの上位２台は私からすでに５秒近くのアドバンテージがあり、追いつく事は事実上考えていない。むしろ、後にいるチャレストがちょうど同じタイムを出しているので、事実上彼とのバトルとなる可能性がある。そのため、スタートは真剣に行おうと思った。
スタートはきれいに決まり、前のグリッドの３６０チャレンジをパスしたが・・・

突然、体制が乱れ、スピンしたマシンを皆がよけて私もクリア、しかし、ほっとしたその直後に真っ黒なあの４３０ファブレス号が横からつっこんでくる！前のスピンを避けてスピンしたらしい。その左に切ってぎりぎりに避けるが、周囲のマシンを避けるため急ブレーキ。後のマシンが気になるがやむを得ない。その横を数台のマシンが抜き去っていく。
私は混乱した状況の中にいたため、状況がすべて見えず、状況が見えたやや後の群の方が避けやすかったと思う。
つまり、スタートが良かった分がかえって災いしてしまったのだ。
追い抜かれた中にドリケンさんの３５５もいた。
彼はおそらくこの状態を車載で撮影していたと思うのでいつか拝見できるだろう。

気を取り直して加速。
ちょうど後には気になる黄色いチャレンジストラーダ。
ところが、トラブルが発生した。
何かを踏んだのか、それとも、危険回避のための急な操作で何かの異常が起きたのか？右コーナーでばたばたと異音と振動が発生。
仕方なくややペースをダウン。横を黄色いチャレストが追い抜く。

悔しいが仕方ない。２周ほどすると突然振動と異音が消失、タイヤに何かが付着していただけのようだ。
追撃開始。
しかし、今度はブレーキが突然スポンジーに！そして振動も・・・
どうやら、ブレーキに辛い茂木、ベーパーロックが発生し始めパッドがめげはじめたようだ。
これは辛い。
何とか追いつきたいがこれでは縮まらない。

何とかごまかしてブレーキングするが早めのブレーキと効き始めての不安定なブレーキとなり、挙動も不安定になる。ペースが上がらない。
そのような状態で何とかドリケンさんの３５５には追いつくが、無理がたたってあるコーナーでは大ドリフトとなり、ややコースアウトしながらも立て直すなど落ち着かない走行となる。

そのまま、何とかゴール。抑えていた３５５チャレンジ組にもすべて抜かれて、総合順位を下げてしまった。

やはり、新しいコースであるのに十分な準備ができていなかったと思う。
ちょっと反省という感じの結果であった。

レース序盤のトラブルは私の考えでは十分にタイヤを暖められない状態（フォーメーションラップが省略されていた）での不安定なスタートを運営側の都合できらされていたことは要因としてあると思う。
もちろんタイヤのグリップが低いことはわかっていることではあるが、いつもの状況と違うために不慣れなドライバーもいる。ローリングスタートという方法もある。
運営側のこの問題に対する考察を願うところである。

しかし、大きな事故はなく、ほっとしたレースであった。
皆様お疲れさまでした。


（写真の右がフェラーリトロフィー、左はバトルロイヤル４５分間耐久の３位のトロフィーです）このレポートは明日にでも・・


061030補足
レース中スピンを喫したマシンのドライバーは決して責められる対象ではありません。そのような走りをする場がサーキットであり、レース形式の走行会です。
むしろある意味甘く考え、参加者の良識に依存するという状態に陥っていることや、トラブルの教える意味の深さを主催者は真剣に向き合って欲しいと願うものです。
イベントの準備にもっと参加者が関わるようにするとか、イベントとイベントの間に参加者に対するレースやサーキットでのマナーや安全を満たすトレーニングの企画を立てるなどいくらでもやれることはあります。
事故を起こした、あるいは要因となった参加者だけが自責の念にかられるだけの結果に終わることはまったく今後に意味がありません。
欧米の安全確保などのプログラムなどに学んで実践する方向を持たせられるのもジャーナリズムを持つはずのネコパブなどの組織だからこそできうることと願います。

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