TAKA-５００のブログ一覧

ＦＩＡＴ５００納車以降、通りたくない道がある。

そ・れ・は・・・。

我が（青春の）ＳＶＸを御引取り頂いた中古車屋さんがある道・・・。

すでに半年・・・まだ、売れぬまま最前列・・・。

通る度に後ろ髪引かれる思いだよ・・・。そんな目で見ないでくれよ・・・。
今の御時世に、燃費などだれも気にしなかったバブル時代のスペシャリティーカーは辛いよな～。
けして悪い車じゃないんだけどな～。もともと売れてた車でもないしな～。維持費高いしな～。

あ～いっその事もう一度引き取りたい！・・・でも、そんな余裕はないんだよ・・・。

今の状態も辛いけど、もし売れちゃったら、それもまた寂しいんだろうな～。

これ、娘を持つ父親の心境か？

１６年連れ添った先代の愛車ＳＶＸについて何となく語ってみる。

一応、バブル後期、当時スバルのフラッグシップモデルである。

デザインはジウジアーロ大先生、ほぼ全てが専用開発のパーツ類、延べ100万kmにわたる走行試験等、製作人の熱意はヒシヒシと伝わって来るのだが・・・。
評論家の評価はおおむね良好だった様に記憶するが当時のスバルの販売力やこの手の車に対するブランドイメージの無さ、バブルの終焉によるスペシャリティーカー市場の縮小等、障壁は多く、
一般市場では良いとか悪い以前に殆ど商品として認知されていたかが疑わしい。。
もっとも、私が惹かれたのは主にその流麗なデザインとマイナーな存在感であるのだが。ちなみに日本国内販売台数は生産終了までに6,000台弱らしい。
実際、購入検討時カタログをいただきに行った際、ディーラーにまでＳＶＸでなくレガシィGTを薦められる始末。
（当時のＳＶＸの立ち位置とレガシィの大ヒットからすれば、それも仕方なしか・・・。）

性能は今となっては『ここが売りです』といった所もないが、特に欠点もなく、峠やサーキットを攻める類の車でも無いので、操舵性、パワー＆トルク共に不足を感じた事は自分には殆ど無し。
結構な車重があるので動き出しとブレーキング時に若干『ドッコイショ！』的な挙動は有るがＮＡ3,300ccエンジンの自然な加速感はこの車の性格に符合していると思う。

まぁ、この車に惹かれた人は多分、私と同様にマイナー志向とかデザイン的なものによる所が大きいと思われ、その点に関しては今も全く色褪せていない現代に通用する物だと勝手に断言。
私自身は仕事＆生活環境の変化により、ここ何年も殆ど乗れる時間が無く、尚且つ排気量故の重量税や維持費の負担が大きく泣く泣く手放してしまった訳だが、今でも未練はタップリ。
こんな事を言える立場ではないが、現在所有している方々には末永く大切にして欲しいな～と思うわけです。
そして、機会が有ればもう一度オーナーに戻りたい・な・と・・・。