ねこ病院の先生と対談？

ねこ様通院日。
ティーダに乗せて病院へＧＯ！
ラッキー！誰もいない。今日はすぐ終わりそうだ。
いつも通り生理食塩水を皮下点滴してもらう。
ふと見ると、鳥のレントゲン写真が・・・。
右足がポッキリ折れている。
人間で言えば膝から上、ちょうど太腿に当たるところ。
へぇ～、２本になているんだ。
この２本が両方とも折れている。
幸い開放骨折にはなていないようだ。

「先生、これって添え木を当てて治療するの？」
「いや、両方とも折れているので、手術でピンを入れるよ」
「手術か・・・。でも鳥とか猫って輸血できないんでしょ？」
「鳥はしないけど、猫は輸血あるよ」
「マジ？血液型ってあるの？」
「ある。人間と同じＡＢＯ型だよ」
「知らなかった！」

猫にも血液型があるなんて知らなかった。しかも人間と同じようにＡＢＯがあるなんて。

「血液型って人間みたいにシビアなの？」
「いや、人間ほどシビアではないよ」
「うん？」
「反応を調べると人間よりもおおまかだし、変異もしやすい」
「どーゆーこと？」
「輸血を繰り返すと血液型が変わることがある」
「はぁ？」
「つまり、Ｏ→Ａを繰り返すとＡがＯになることがある」
「！！！」
「ＢとＯの両親からＡが生まれることもある」

ふむふむ。
面白いねぇ・・・。

「ところで、先生は血液型による性格の違いってどう思う？」
「１００％とは言わないけど、ある程度は関連があると思う」
「でも統計学的には決して有意な結果ではないというのが一般的だけど」
「でも、血液の中のタンパク質の表面にある「スパイク」は血液型によって違う。今のところ科学的には実証されてはいないけど、幼少期には影響があると考えられる。例えばこんな実験がある・・・」

こんな実験らしい。
Ａ型とＯ型の幼稚園児を集めて床に四角い枠を書き「この線から出ないように遊びましょう」と指示をする。
その結果、Ａ型の幼稚園児は全員枠の中で遊んでいたのに対して、Ｏ型の幼稚園児のほとんどは枠を無視して遊んだ。

「なるほど」
「ただ、性格に関しては育ってきた環境による影響のほうが大きく作用するので、血液型で性格のすべてが決まるわけではないと思う。もっとも性格という言葉そもののが非常に曖昧な部分を含んでいるからね。例えば「几帳面」というのは何をさすのか誰も正確には定義していないからね」
「将来的には解明されるかなぁ？」
「うーん、どうだろう。我々が生きている内は無理じゃないかなぁ」

今日はお勉強になりました。