たばこ増税議連が発足=超党派で秋に提言
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200806/2008061300484&rel=y&g=pol
たばこ税を大幅に上げて、国・地方の税収増や健康被害の防止を目指す超党派の「たばこと健康を考える議員連盟」の設立総会が13日午前、国会近くの憲政記念館で開かれた。今後、財務、厚生労働両省や日本たばこ産業(JT)などから値上げの影響や喫煙の健康上の問題などについて聴取の上、今秋をめどに税の引き上げなどを提言する方針を確認した。(2008/06/13-13:27)
たばこ千円、最大6兆円増収=8割禁煙でも2.2兆円-厚労省研究班が試算
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200806/2008062500038&rel=y&g=pol
たばこを1箱1000円に値上げした場合、最大5兆9000億円の税増収が見込めるとの試算を、厚生労働省研究班(主任研究者・高橋裕子奈良女子大教授)が25日までにまとめた。最大の増収幅は、日本学術会議の試算(約4兆円)を上回った。
現行のたばこ関連税は、1箱(20本入り、平均約300円)当たり約175円で、総額約2兆2000億円。研究班は、価格が1000円になるよう税額を上げた場合、喫煙者がどの程度減少するかを、たばこの価格変動が喫煙行動に与える影響をまとめた過去の文献などを基に試算した。
それによると、1箱1000円への値上げに伴い、1箱当たりの税額は175円から875円と5倍に増加。これに伴い、たばこ関連税も、今の喫煙者数のままなら11兆円と5倍になる。
ただ、値上げに伴い、喫煙者は51.3%~25.9%減る。たばこ関連税は5兆3570億~8兆1510億円となり、3兆1000億~5兆9000億円程度の増収となる。
また、喫煙者が80%減っても、2兆2000億円はまかなえると指摘。高橋教授は「値上げが実現しても、8割の人が禁煙するのは欧米の状況を見ても想定しにくく、税収減はあり得ない」と話す。(2008/06/25-05:15)
たばこ千円、税収1.9兆円減も=厚労省試算と反対の結論-97%禁煙試す・京大
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200806/2008063000010&rel=y&g=pol
たばこを1箱1000円に値上げした場合、税収は最大1.9兆円減るとの試算結果を、京大大学院経済学研究科の依田高典教授(応用経済学)が30日までにまとめた。厚生労働省研究班の試算では、最大6兆円の増収が見込まれているが、依田教授は「大幅な増収は疑問」としている。
1000円に値上げすると1箱当たりの税額は5倍増加。現在の喫煙者の80%を超える人がたばこをやめれば減収になり、80%未満なら増収となる。
依田教授らは喫煙者616人を対象に調査。この結果97%が「1000円になったら禁煙しようと思う」と回答した。全員が禁煙に成功した場合、最大1.9兆円の税収減となる。(2008/06/30-04:02)
たばこ1箱1000円はむちゃ=自民・与謝野氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200807/2008071100868&rel=y&g=pol
自民党の与謝野馨前官房長官は11日のCS放送番組収録で、たばこ税を大幅に引き上げて1箱1000円とする案について「たばこを吸う人だけに(負担を)押し付けるのは社会保障制度の考え方とは違う。たばこ税は少し上げる余地はあるが、3百何十円のものを1000円にするのはむちゃな話だ」と重ねて批判した。
また、税制抜本改革に関して「選挙が近いから議論を先(送り)にしようというのは誠実な態度ではない」と述べ、増税論議を回避すべきではないと強調した。(2008/07/11-20:19)
「1箱600~1000円」提言へ=たばこ議連、月内にも中間報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080806-00000159-jij-pol
たばこ関連税の大幅引き上げを目指す超党派の「たばこと健康を考える議員連盟」が、月内にもまとめる中間報告でたばこ1箱の価格を600~1000円に引き上げるよう提言する見通しとなった。たばこの大幅増税は2009年度税制改正の焦点の一つとなりそうだが、日本たばこ産業(JT)やたばこ農家など関連業界の反発は必至で、議論を呼びそうだ。
中川秀直元自民党幹事長や前原誠司民主党副代表らとともに議連の共同代表を務める小宮山洋子衆院議員(民主)が6日の会合後、記者団に対し、値上げ後の価格について「(500円玉1枚で買える)ワンコインでは効果が低い。少なくとも現状の2倍から1000円の間で検討する」と述べた。
この不景気にたばこの増税ですか。
確かにたばこで健康を害する可能性が高いのは事実かもしれません。
しかし、なぜ、政府が個人の健康にそこまで干渉する必要があるのだろう?
そもそも、健康なんて自己管理、自己責任の範疇では?
もちろん、たばこを吸い続けてがんになって国の保険制度を利用することを考えれば、たばこは吸わないほうがいいかも知れません。
しかし、今回の流れを見ていると、国民の健康は建前であって、本音は税収のアップだと思われる。
「1000円に値上げすると1箱当たりの税額は5倍増加」なんてとんでもない話です。
もともと税金とうのは広く公平に徴収するのが原則。
いきなり5倍なんて有り得ないハナシです。
小宮山洋子衆院議員(民主)の「(500円玉1枚で買える)ワンコインでは効果が低い。少なくとも現状の2倍から1000円の間で検討する」という発言には国会議員の浅はかさを感じました。
効果が低いって、一体何の効果なんでしょう?
税収アップの効果でしょうか?
だとしたら、国民を舐めきってきます。
先日のブログにアップした大阪のバカ公務員と同じ「足りなければ税金を取ればいいでしょ?」と同じレベルの発想です。
あるいは、喫煙者にたばこをやめさせて健康を増進させる効果でしょうか?
一瞬、健康という言葉に惑わされますが、これは国家が個人の趣味(権利と言い換えてもいいかも)の干渉する、国会議員としては問題のある発言です。
「たばこと健康を考える議員連盟」という組織は今年の6月に発足したようで、ホームページがありませんでした。
この議員連盟に参加している参議院議員の西島英利氏のHPのよれば・・・
たばこと健康を考える議員連盟
http://www.nishijimahidetoshi.net/report/detail.php?RN=469&PG=t
当議連は、「たばこ規制枠組み条約」の締結国として、従来のたばこ事業法による税源と産業育成の考え方から脱し、国民の健康や医療等の観点に立って、たばこと社会の在り方を考え、必要な国内施策の実施を推進することを目的としています。
私はこれまで「禁煙推進議員連盟」のメンバーとして禁煙の立場から健康増進の活動を行って参りましたが、この度は、たばこ税増税による新たな社会保障目的税の導入もにらんで、喫煙者も一緒になって我が国における「たばこ」の在り方についての検討を行うことになりました。
「従来のたばこ事業法による税源と産業育成の考え方から脱し」という考え方なら、なぜいきなり増税?
「たばこ税増税による新たな社会保障目的税の導入」ってなんだか矛盾していませんか?
結局、「取りやすいところから取る」ってことなんですかねぇ?
仮にたばこが1箱1000円になったとして、その税金は何に使われるのでしょう?
喫煙者だけが納める税金ですから、受益者負担の原則から当然、喫煙者が喜ぶような、あるいは、喫煙者のための何かに使われるんでしょうなぁ。
厚生労働省の試算によれば「喫煙者が80%減っても、2兆2000億円はまかなえる」とか。
この税金で喫煙者のために何をしてくれるのでしょうか?
ね、西島センセ!
国会議員は民間企業で例えるなら、経営者又は経営陣に当たると思います。
この程度のことしか考えられない経営者で株式会社ニッポンは大丈夫なでしょうか?
しかも彼らは失敗しても何の責任も取らないし。
議員をやめて「ハイ、おしまい」。
議員と言う職業の重みを考えていただきたい。
まずは公務員改革!
とにかく、ムダを徹底的になくすこと。
例の大阪のバカ公務員のような連中は即刻解雇または民間企業へ出向。
出向したヤツは数年かけてコスト意識を持たせる。
不正をしたものは解雇の上、ちょろまかした金は全額返済させる。
一族郎党を巻き込んででも。
自己破産は認めない、一生かかってでも払わせる。
ここまでやって、それも足りないなら増税も止む無し。
それにしても「今後、財務、厚生労働両省や日本たばこ産業(JT)などから値上げの影響や喫煙の健康上の問題などについて聴取」はいいが、国民の声は聞かないのかい?