アウトプットシャフト交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
アウトプットシャフトのリングギアと当たる部分の歯がかけまくったので交換です
4.3ファイナルを使っているので現行ビッツのアウトプットシャフトを使いました
トヨタC5#マニュアルトランスアクスル修理書(1200円くらいで買えます)に基本的にはしたがってやりました
使うもの
・プレス(大きな鉄ハンで叩くのでもいいかもしれませんが、小さい鉄ハンでは無理でした)
・ベアリングセパレーター75~105㎜(安物で十分)
・塩ビ管(スターレットの場合はvp40および30のそれぞれ25前後センチのやつ)
・シックネスゲージ、ダイヤルゲージ、ノギス(デジタルが楽でいいです)
・ミッションオイル、グリス
道具さえあれば、ご家庭で簡単にできます!
難しいことは何もありません
まず付いてるぎあのガタを測定します
基準値より大きいのはもうやばいでしょう
測定は組つけ後にもう一度行うので、手順や基準値はあとの項に書きます
測定したら、圧入されてるはずしたいギアを、ベアリングセパレーターに取り付けて、シャフトをプレスにかけます
結構固いです
外れるときにパキン、パキンと音をたてます
2
はずした物の磨耗具合を点検し、問題なければ新しいシャフトに元通りに組つけます
点検してない部分もあるので方法は割愛
あとはシャフトを使い回す場合はシャフト外周の磨耗や歪みも本当は点検するのですが今回は捨てることが決まってるんで詳しくは書きません
ギアやクラッチハブなど全部向きがあるので間違えないよう気をつけて圧入していきます
この時内側にミッションオイルを塗っておくようです
(外したやつには、モリブデングリスだかなんだか真っ黒い液体が付いてた)
修理書には、圧入の際ギアと台の間に噛ませるカラーみたいなsstを使ってシャフトのケツ側をプレスするようにかいてありますが、今回はそのsstの代わりに長い塩ビ管を使って頭をプレスしました
塩ビだとあまり強い圧力かけると歪んでくるので、圧力計がついてない安物プレスでも安心?です
ホコリひとつ付いてるだけで寿命が大きく縮まるきがするので
普段は適当な整備ばかりな僕ですがこの時ばかりはとっても神経を使いました
3
組みつけたら、1stギアと2ndギアの、スラストクリアランス(縦のガタ)とラジアルクリアランス(横のガタ)を点検します
写真はセカンドギアのスラストクリアランス測定です
修理書にはダイヤルゲージ、平座形測定子およびレバー型測定子を使って測定するとありますがそんなものはあいにく持っていないのでこんなはかり方
デジタルノギスをあてがってぶれないように気を付けながら、ギアを持ち上げます
0.35㎜とやや大きいが基準値内なのでOKです
ファーストギアは、ギアとシャフトのあいだにシックネスゲージ差し込んで測ります
ノギスでやってもいいけど
スラストクリアランス基準値
ファースト:0.1~0.40㎜
セカンド々:0.1~0.45㎜
4
ラジアルクリアランス
基準値:0.015~0.056(ベアリングがkoyo製なら0.058)㎜
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ちなみに
最初ベアリングセパレーターを買うのをけちってその辺の鉄板とかスパナとかで代用しようと試みたんですが
ギリギリ差し込める厚さの鉄板でも簡単に曲がっちゃって駄目でした
ベアリングセパレーターはその辺のアストロとかストレートで3000~4000位で売ってるので一個持ってればご家庭で簡単にミッションのオーバーホールが出きるのでおすすめです
逆にプレスは要らなかったかも
3000塩くらいのでっかいげんのうとかでも頑張れば行けたかも
まあ一台あればご家庭で簡単にあんなことやこんなことが出きるので後悔はしていない
なお、このプレスはヤフオクでかったやつですが、買ったままの状態では台座の隙間が狭く、ファーストギアなどが干渉してしまうので大きなものはプレスできないということで、台座を固定してるボルトなどを長いものに買い換える必要があります
まあ数百円程度の出費ですが
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