• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

super麦の"レジェくん" [ホンダ レジェンドクーペ]

KA-8資料。

投稿日 : 2011年11月08日
1
もうすでに閉鎖してしまったKA-8関係のサイトなどから資料を転載しました。(極力連絡にて許可を得ました)

KA7に遅れて登場したKA8は、見た感じでは似ている部分もありますが,よく見るとかなり変更点があります。ボンネットマスク、ヘッドライト、ミラー形状やリヤ周りは言うに及ばず,ホイルベースも短縮されています。

基本的にはセダンと同じですがホイールベースの短縮やバネレートの変更によってさらに引き締められた乗り味とのこと。黒沢元治氏は「ベンツの300CEやBMW5シリーズをも超えたといっていいレベルにある」とまで評価。「単に押し出しのよさや豪華な装備に引かれて買う層には無縁だが,ハンドリングや走りのクオリティを重視する人にとっては最高。自信を持って勧められる」と。
KA8ファンにとってはたまりませんね。
2
■TYPE IIエンジン
TYPE IIエンジンは、従来の3.2L V型6気筒エンジンをベースとして、
(1) インテークマニホールドのポート径と長さの最適チューニング
(2) インテークバルブ径の拡大
(3) カムのプロフィール見直しによる、吸・排気バルブタイミングの変更とバルブの高リフト化
(4) エキゾーストマニホールドのポート径の拡大と形状の変更
(5) エキゾーストパイプ径の拡大
(6) キャタリスト径の拡大
(7) サイレンサーチューニングによる排気抵抗の低減 など、徹底的な吸・排気効率の向上
また、特殊なメッキ手法により表面をピラミッド状に結晶させることで、オイル保持性能と焼付タフネスを向上させたF-1エンジンにも使われているコンロッドメタル材をホンダ独自の技術ではじめて量産化し、高回転化と最高出力の大幅向上(215PS/5,500rpm→235PS/6,300rpm)を実現。
さらに、新開発の大容量低騒音サイレンサーの採用によって、スポーティな走りと心地よい排気音の両立も図っています。
また、このエンジンの特性をより引き出し易くするために、アクセルペダルのストローク量とスロットル開度の特性をより良いレスポンスが得られるようにチューニングし、ギヤレシオをローレシオ化したことなどと相まって、全域にわたり力強い加速感を実現しています。
3
TYPEⅡエンジンはちょうど
C32AとC32B(NSX)の中間のトルク特性ですね。

ん!? C32Aは5000回転でもう一発くるという事ですかね。
4
■サスペンション・ブレーキ
α TOURINGには、最高出力235PSの高出力エンジンを搭載しただけではなく、そのハイパワーにふさわしい足廻りとボディを求めました。
そのために、縦置きFFミッドシップと4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用により達成された爽快なハンドリング性能をさらに高めるべく、
(1) 215/55R16 91Vタイヤと新設計16インチアルミホイールを採用
(2) 一層リニアな特性を持たせた新設計のコンプライアンスブッシュを採用
(3) フロント/リアともにダンパーの減衰力特性の見直しによるリニアリティを向上
(4) フロントブレーキは、2ポットキャリパーと大容量ディスクの組み合わせによって制動力を強化
するなど足まわりを固め、さらに、
(5) ねじり剛性を強化するため、クロスメンバーの板厚をアップ
(6) サイドフレームバーを追加
するなど、ボディ剛性の強化も併せて行うことにより、しなやかでスポーティな走りを実現しています。
5
100型から140型までの全17色のカラーパターン。
6
型式ごとのタイプ一覧。
7
1991年1月17日 KA8販売開始時の但し書きなど。

(1) 本革シート仕様(本革ヒーテッドシート、革巻きステアリングホイール、革巻きセレクトレバー)は23万円高。
(2) ホンダ・ナビゲーションシステムは55万円高。(本革シート仕様車に設定)
(3) ハンズフリー・カーテレホンは13.5円高。(本革シート、ホンダ・ナビゲーションシステム仕様車に設定)
(4) ホンダ・ナビゲーションシステムは、本革シート装着車のみ装着車を設定しております。
(5)ハンドフリー・カーテレホンは、ホンダ・ナビゲーションシステムとセットで装着車を設定しております。
(6)一部合皮を使用しております。
(7)本革シート、ヒーテッドシートは同時装着です。本革シート装着車の場合はセンターアームレスト、ドアライニングの表皮も本革となります。
(8)速度警報ブザー装着車、フェンダーミラー装着車も設定しております
(9)本車両は無鉛プレミアムガソリンをご使用下さい。
(10)エンジン出力表示には、ネット値とグロス値があります。「グロス」はエンジン単体で測定したものであり、「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。同じエンジンで測定した場合、「ネット」は「グロス」よりも約15%程度低い値(自工会調べ)となっています。

画像はαツーリング。


8
より快適な居住空間を持ったドライバーズカーの実現のために、レジェンドにはオーディオシステムにもこだわりを求めました。そして、ホンダはそのサウンド空間に必須の条件は、純粋な音楽表現の追求であると考えました。
そのためにまず、部品や回路の一点一点まで丹念に吟味し設計した高出力アンプや、ホーンツイータを代表とする高性能スピーカーシステムにより、音楽ソースを忠実に再現できるシステムを構成。これを、「オーディオ機器は、音を聴くための道具ではなく、音楽を奏でる楽器である」という基本的な考え方のもとに、LUXMANの技術によりレジェンドの居住空間専用のサウンドチューニングを徹底的に施すことで、極めて音楽性豊かなゆとりある音場空間を実現するピュア・サウンド・システムに仕立て上げました。

ピュア・サウンド・システムには、

(1)ゆとりのあるハイパワーアンプ(90W×4チャンネル)
(2)操作性と音質保持性能に優れたヘッドユニット
(3)ピュアな原音再生のための高性能6スピーカーシステム
(4)トランク内にセットされた、より高性能のCDチェンジャー
から構成されたアルパイン製システムコンポーネントを採用。
特に、心臓部であるパワーアンプには、各セクションごとに独立した電源の供給ラインを設けることで電圧の相互干渉を防止し、歪みのない信号の流れを実現するS.T.A.R.サーキット(*1)の採用に加え、NFB(ネガティブ・フィードバック)とDCサーボを組み合わせたDUO-β(デュオ・ベータ)サーキット(*2)を導入することで、ひときわ高い音質を追求しました。
また、ヘッドユニットには、12Vの正側のみのバッテリー電源を、信号の劣化の少ない正負電源に変換するDC-DCコンバータを採用。それにより、ノイズの干渉や電圧の変動にも強い特性を確保しています。
さらに、スピーカーシステムとしては、優れた高音の立ち上がりと分解能、低い歪み特性を発揮するエクスポネンシャル・ホーン・ツイータ(*3)を採用し、フロント・ドア上部に設置しました。これに加えて、自然で豊かな中・低音再生を実現するために、フロントドアに6インチ・デュアルコーン・スピーカー、リアに6×9インチ・デュアルコーン・スピーカーをそれぞれ採用し、全域にわたって忠実な原音再生が可能な6スピーカーシステムとしています。
これらのコンポーネントそれぞれの持つ高いポテンシャルをもとに、高級ホームオーディオで実績の高いLUXMANの技術との融合によるサウンドチューニングによって、レジェンド・ピュア・サウンドとしての音場空間を実現しました。
すなわち、基本音に対する倍音(*4)の聴感上でのずれの調整などは各ユニットで行い、各回路の位相合わせや車体の共振との調整、スピーカー配線の長さの違いによる音ずれの解消などはシステム全体でどう対処すべきかを考え、徹底したチューニングを実施しています。
具体的には、
(1) 快適で飽きの来ないサウンド
(2) 幅広い音楽ソースへの対応
(3) 停車時、アイドリング時から高速走行時まで、量感の変わらないしっかりとした重厚な低音再生
(4) 全域でまとまりがあり鮮度を感じさせる前方定位の実現
(5) すべてのシートでの自然な奏鳴感の実現
(6) フロントとリアでタイミングのずれがないサウンド
(7) 大音量でも変わらない音楽バランス
(8) 不自然さの原因となる定在波の室内周辺部への排除
(9) セダンでは後部座席でも前方定位を実現
などをテーマとして、あくまで聴感上から微細に至るまで徹底したチューニングを実施し、ピュア・サウンドを実現しました。
さらに、車体側でもパワーアンプの高出力、LUXMANチューニングによる高度な音質に合わせて、ブラケットの形状変更などによって各スピーカーの取り付け剛性も高めた設計としています。

このピュア・サウンド・システムの実現によって、レジェンドに専用オーディオルームに匹敵する豊かな音響空間を提供することに成功しました。



*1) S.T.A.R.サーキット
Signal Transit for Accurate Response Circuit
*2) DUO-βサーキット
出力の一部を入力側に戻すことでアンプの静特性を向上する、増幅器を経由しないバイパス状の回路。この回路にDCサーボを用いることによってTIM(混変調)歪を大幅に減少させている。
*3) エクスポネンシャル・ホーン・ツイータ
回折効果に優れた指数曲線のエッジカーブを持つホーン・スピーカー。本来の制動性能に加えて、チタンダイヤフラムや磁束密度の高いネオジウムマグネットによる素早い立ち上がりと高い分解能を実現している。
*4) 基本音、倍音
すべての楽器音は、最も振動数の少ない基本音と、その整数倍の振動数を持った倍音によって構成されている。聴感上で基本音と倍音の周期を合わせることにより、よりピュアな音質が得られる。

イイね!0件




関連コンテンツ

関連リンク

この記事へのコメント

2011年11月8日 21:53
熟読させて頂きました。

改めて素晴らしい車であることを実感しましたよ♪
コメントへの返答
2011年11月9日 3:08
2、3年後にはさらに数を減らすと思われる
KA8なんで、少しでも情報を残したいという気持ちでフォトに載せました^^

素晴らしい車である事は間違いありませんね^^♪
2011年11月9日 9:01
O/Hまでしましたが、TYPEⅡエンジンでは無いのと

お馬鹿ATなのが心残りです><
コメントへの返答
2011年11月9日 14:57
自分もTYPEⅡに憧れます^^;

ん!? おばかATとは!?
2011年11月9日 10:54
バブルのころに、スーパーレジェンドクーペ前期型に乗っていました。とてもいい車でしたね。とても懐かしく読ませていただきました。
コメントへの返答
2011年11月9日 15:03
ありがとうございます^^

頑張って編集した甲斐がありました♪

占い師。さんの車は凄いのばかりですねっ!! 羨ましい限りです。
2011年11月9日 16:28
後期になると、プロスマティックなんちゃらATにマイチェンらしく

燃費的にもいいみたいです><><
コメントへの返答
2011年11月10日 1:55
プロスマティックAT制御システムですね^^
頻繁に手動による変速をしなくていいとかの。

燃費はどうなんでしょう;

うちのレジェ君はV8、5000㏄のアメ車並に
悪いですよ 凹○ コテッ
2011年12月20日 9:28
はじめまして

友人のレジェンドで よくドライブに行ったの思い出します。
エンジンの滑らかさと 大トルクによるトルクステアが記憶に残ってます。
緩い乗り味で、長距離が楽でした。 
不思議と幅など含めて、大きさを感じさせないクルマでした。

失礼しました。
コメントへの返答
2011年12月21日 0:13
エンジニアリングさんはじめまして^^

まだまだ現役で頑張ります♪

プロフィール

レジェンド・クーペは旧型のエレガントから強い量感を讃えるフォルムになった。セダンとクーペとを見比べた場合,基本的なスタイル・テーマは同じだが,表現の強さが違う。...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

[ホンダ レジェンドクーペ] デイライト装着 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/11/09 00:35:19

愛車一覧

ホンダ レジェンドクーペ レジェくん (ホンダ レジェンドクーペ)
平成12年3月8日 人生の中で1度は乗ってみたかった レジェンドクーペを中古、約5800 ...
トヨタ マークII トヨタ マークII
もう一度だけ71に乗りたかったんです^^ GTツインターボ☆ 180ps
日産 スカイライン 日産 スカイライン
兄貴のお下がりを一年半位乗りました^^ 新車購入時、GT-Rの純正アルミウイングを無理 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation