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2017年11月13日

念願のジクサー(高速道路編)

念願のジクサー(高速道路編) 今シーズン4回目のレンタルバイクになりますが、実は最初から今回のスズキジクサーを乗りたいと思っていました。今回はツーリングの為と言うよりも試乗するために一日借りたという感覚が強いです。そして結論としては「不満点の見つからない250㏄キラー」という答えです。


そもそも、このジクサーはスズキがインド市場に合わせて作ったバイクであり、結果本国で10以上ものバイクオブザイヤーを受賞したベストセラーです。日本市場に合わせて、リアブレーキを「ドラム→ディスク」、タイヤ銘柄のダンロップへの変更(リアをラジアル化)、燃料供給をキャブレータ→FI というアップグレードがなされています。インド製造という事もあり、車両本体が約30万円という安価に抑えられている事もこのバイクの日本市場における大きな武器の1つだと思います。

今回のツーリングでは、前回同様「都内→中央道→相模湖IC→道志道→山中湖」というコースを選択しました。街乗り、高速、ワインディングすべてを確認できる道であり、走行距離も200km強になるので、ツーリング適性を知る上でも良い距離だと思ったからです。

個別ポイントは後述するとして、総じて私がこのバイクから感じたことは、「バイクの持つ本来的な楽しさを肩ひじ張らずに感じさせてくれる等身大のバイク」であるという事です。具体的にはバイクの持つ、二輪車ゆえの車体の軽快さ、操作する楽しさ、視界の広さ、経済性、この150ccという小ささゆえの精神的気軽さなどです。

私が今回借りて特に確認したかった事の1つに「高速道路巡行性」があります。150㏄という原付2種(125cc)に毛が生えたような排気量に、14馬力と言う高いとは言えない最高出力、130kgという軽量な車体に、走行風を防ぐためのカウルをもたないネイキッドというスタイル。

【高速道路】:車体がしっかりしており80-90km/h巡行なら快適。100km/h巡行も可能。

いざ高速道路に合流します。80km/hまでは瞬く間に加速。この速度域ではエンジンにも余裕があり、また車体にも余裕があります。ここから90km/hまで加速して、そのまま速度維持。車体問題なし、エンジンも回っている感じはあるものの、力を出し切っている感じはなく、まだ余裕のある印象。

しばらく左側車線で80-90km/hで走りました。実際の高速では、トラックをはじめこの速度域で巡行する乗り物は相当数存在するため、現実的に高速道路を使う事の出来るバイクだという事を確認。90-100km/hまでも加速することはできますが、この領域ではアクセルを半分以上開けている状態が続き、エンジンのキャパをだいぶ使ってしまっているという印象を受けます。

このバイクの高速における快適速度域は80-90km/hというのが結論ですが、100km/h巡行をし続ける事もできると感じました。特に車体がしっかりしているので不安を感じる事はありませんでした。

その後、高速に慣れてきたところで追い越し車線に出てメーター読みで100-110km/hまで加速してみました。この領域はこのエンジンパワー的にかなり辛く(車体はOK)、乗っている人間的にも、体に当たる空気抵抗が急に大きくなり始めるので使いたくないゾーンになります。

さてそんな中で、私がこのバイクに感銘を受けたことは、80-90km/h巡行でも全然嫌な気分にならないという事です。私が高速道路巡行で感じる個人的な快適速度はメーター読みで110km/hです。現実の道路状況において、流れに乗りつつ、長時間運転し続けられる速度はここなのです。

その背景からすれば80-90km/hという速度域は、遅くてかったるい速度域であり、排気量の小ささ故に我慢して走らなければならないだろうと思っていました。それが実際は違っていたのです。まったくイライラすることがなく、むしろ良い気分で高速を走ることができたのです。高速走行中にその事実に気づいた自分はその理由を探していました。

思いついたその理由は以下の3つです。

①視界:ネイキッドという事で、高速を走る前方に遮るものが何もありません。これがカウル付きのバイクだったらカウルなどが入ってきますが、ここはネイキッドの強み。この80-90km/hという速度域は流れる景色も相対的に遅い為、軽く周りの景色を楽しむ余裕があります。

②ポジション:このバイクのポジションは地面と水平から、ほんの少しだけ前傾させたようなポジションであり、とても楽です。当然高い速度域であれば、空気抵抗を強く受けてしまうポジションなのですが、80-90km/hでの空気抵抗であれば問題がありません。またこのバイクのシートには幅広で肉厚な物が採用されており、お尻が痛くなるような事がありません。

③車体剛性:このバイクの車体は250㏄と変わらない程にしっかりしており、この速度域においては車体の余裕感があるため、そのままライダーの安心感に貢献してくれrます。

こういった理由により、80-90km/hを穏やかな気分で積極的に楽しもうという感覚にさせてくれるのです。個人的にツーリングにおいて「高速道路」は渋滞した街中を回避し、目的地にスムーズに近づくためにはどうしても必要な物。そんな中でこの150㏄のバイクが実用に耐えうることを確認できたことは大きかったです。

長くなってしまったので今回はここで閉じます。
次回もご興味あったらよろしくお願いします。
ブログ一覧 | バイク | 日記
Posted at 2017/11/13 14:17:10

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