火垂るの墓 ～戦争は嫌だね～

11月１日夜
名作の誉れ高いスタジオジブリ製作のアニメ
火垂るの墓 http://www.ntv.co.jp/hotaru/
その "火垂るの墓" の実写ドラマ版を観た。

物語のあらすじはアニメ版と同じ。
ただ今回のドラマ版では、兄妹の遠縁の叔母さん
いわゆる、いじわるおばさん（演じるは松嶋菜々子）と
その家族の描写を中心に据えることにより、戦時下の事情と兄妹に対して叔母が冷たく当たるようになった経緯など、新たに解釈が加えられている。


以下感想、
まず、兄妹が栄養失調で弱っていく場面など、実写になると生々しくてアレだな。

清太役の石田法嗣くん、節子役の佐々木麻緒さん（ちゃん）は良い演技だったと思う。
特に節子の死の間際、涙を流しながらのセリフ回しは、ちょっと末恐ろしいモノを感じた。
（まだ子供なのに・・・女優だな。）

おばさんの娘役の井上真央タンもなかなか良かったと思います。
「キッズ・ウォー」で経験値を上げ、最近では「花より男子」の主役も張っているそうで、超有望株

主演の松嶋菜々子については・・・
一部では "大根" との声があったり、客寄せパンダ的な起用もあったであろうが、
「戦争が人の心まで変えてしまう」という役どころを無難に演じ、
まずまず及第点の演技だったのではないかと、私は思います。
まぁ、敢えて "松嶋菜々子" である必要は無かったけれど。

全体通して、戦争の悲しさ、惨めさ（二つ合わせて "悲惨" と言う）が伝わってきた。
反戦ドラマとして良い出来だったと思う。
こんなことはあってはいけないね。 戦争は嫌だよ。

ただちょっと長かったかな？ てっきり23時までに終わるものだと思っていたが、
０時近くまでやってるんだもの、疲れた。 てか、ＴＶの前に３時間も拘束されてもうた。



ところで、ウィキペディアで見たんだけど
「火垂るの墓（アニメ版）」が劇場公開されたときって、
「となりのトトロ」と二本立てだったんだ、へぇ～
・・・ええぇ ! ! そうだったっけ！？

あと
「Ｋ国では2005年に劇場公開される予定だったが、原作小説が「極右主義小説」、話の筋が
「兄と妹の悲劇を通じて日本を美化した」
という批判を受け、公開が事実上無期限延期となった。」って・・・マジですか？
・・・どうしてそういう発想になるのかな？ Ｋ国さんよ。
これには普段は穏健派で通る私も、さすがに "嫌韓流" なのであった。