
皆さん書いてますが、地震。
僕は都心の自分の会社にいました(ビルの5階)。
ただただ驚くばかり。
幸い社内には怪我人もなく周囲にもなかったようです。
しかしお台場方面の火事と思われる煙は見えました。
社内では、ファイルが机から落ちたり、飾ってあったお皿や焼き物が落ちて割れたり。
そして、我社の倉庫があるのはディズニーランドのとなりの鉄鋼団地。
幸い我社の倉庫では事故も怪我もなくよかった。
まだすべてを点検できたわけではないけれど
我社の倉庫が無事だったのは、20数年前に建設をするときに
当時の倉庫長が、コンクリートをはると言った社長に
「コンクリートはダメだ、いずれ傷んでヒビが入る。ノロを入れるのがいい」と。
ノロとは、製鉄の時に鉄鉱石を石炭で溶かした際にできるクズ。
これを製鉄所からトラック何台分ももらってきて敷いたそうだ。
それが、つかっているうちにこすれて細かくなり隙間に入って
より地盤が強固になるそうだ。
その先人の知恵により、我社の倉庫は守られたと言ってもいいかもしれない。
今は亡きお方だが、小さいころ本当にかわいがってもらった。
社員や出入りの業者さんはヒゲの鬼軍曹と恐れられていたそうだが。
しかし、浦安は元々は海で埋立地。地盤はもろい。
ニュースで舞浜駅の様子を映していたが道路は液状化現象。
きっと鉄鋼団地も同じだろう。
大変だ。
船橋の方も大変らしい。運送会社から連絡が来ていた。
そして帰りはみんな帰宅難民。
社長の判断でみんな動かずに会社にとどまるように。
どこかで被災するといけないのでここが一番安全だと。
午前2時頃にクルマで品川にいる奥さんを迎えに行った先輩は
30分ほどで返ってきた。
昭和通りもどこもまったく動かないと。
大変な渋滞だったらしい。
社長の選択は間違っていなかった。
本当に被災した方々には申し訳ないのですが
事務所で全員で迎える午前0時は「なんだか社員旅行みたいだね」と。
それでも余震があると非常階段のドアを開けることの繰り返し。
会社では、テレビを観ることができたけど
今回、スゴイと思ったのは、ツイッター。
電話もメールもダウンなのに、ここからはテレビから得られない
生の情報がぞくぞくと入ってくる。
ツイッターをやっていてよかったと思う。
そして、もしテレビがなければこれが本当にライフライン。
仙台の人のツイートがリツイートされてきたけど
「東京の人とかテレビを見られるかもしれませんけどこっちは停電です。
どうかツイッターで情報を流してください」と。
さらに、落ちないサーバーもたいしたもんだ。
朝5時過ぎにかなりの交通機関が復旧の見込みがたってきたので
社長と僕は皆さんよりひと足お先に会社をあとにしました。
日比谷線、やや混み。丸ノ内線もやや混み。
そして京王線は、並行するJRも小田急もまだ走っていないようで
改札口に行列。
しかし、ホームに人が溢れないように入場制限していただけで
すぐにホームに降りることができてなんとか電車に乗りました。
笹塚で都営新宿線と連絡。丸々一本分の乗客が乗り換えてきます。
明大前、井の頭線からの乗り換え客。
終戦後の引き上げ列車はこんな感じだったのかなあ?などと思いつつ。
下車駅に着いたときには、ふだんは家を出てちょうど新宿についたぐらいの時間。
白々とあけた朝空のもと自宅へ到着。
風呂に入って朝食。
いつの間にか寝こんでしまい、昼前から部屋の片付け。
自分の部屋にいろんなものが積んであったのが崩落、崩壊。
なんとか元通りに。
すると隣の家の方から電話が。
外に出てみると、うちからはパッと見には見えないけど
お隣りのベランダから見るとよく見えるところの屋根瓦が
バキバキに・・・。
ため息をつく両親を前に、「あれがお母さんの頭にぶつからなかったからよかったじゃない」と。
震源地近くは、まだ捜索のめどすらたっていないでしょうが、
今後さらに被害が明らかになってくると思います。
何もできない自分が歯がゆいけど、
心配してくれていた皆さんには心から御礼。
ありがとう。
そして、世界のみんなが祈ってくれている。
http://matome.naver.jp/odai/2129989519446519901?page=1
レディ・ガガも。
http://ladygaga.shop.bravadousa.com/Dept.aspx?cp=14781_42444&page=1
写真はツイッターで見つけた。
ドイツのブンデスリーガでプレーする槙野選手。
ユニフォームの下にこのシャツを着ていてくれたんだって。
先日、eBayで取引をしたアメリカの人が、昨晩メールをくれた。
ジャパンでアースクェイクがあったようだがダイジョウブか?と。
嬉しかった。
国連やいろんな国の人が援助を申し出てくれている。
「日本は今までもっとも救済に支援をしてくれた。今度は我々の番だ」と。
情けは人のためならず。
ちゃんと世界の人は見ていてくれた。
ありがとう、ありがとう。
そして何よりも、被災地の皆さん、どうか心を強く持って。
Posted at 2011/03/12 17:55:23 | |
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