2011年05月17日
僕は別に優しい人間でもなんでもないんですが、「人」として恥ずかしくない生き方をしたいと思っています(リアルにご存じの方は笑っちゃうでしょうが・・・)。
昨日のこと。
夕方、帰路、丸の内線から京王線に乗り換えようと歩いて来ると手押し車をおしたおばあちゃんが立ちすくんでいます。放っておけないんですねぇ・・・。
「何かお手伝いできますか?」と聞きますと「五反田に行きたいんだけど、わかんない」とおっしゃいます。手には京王線からJRへの乗り換え切符は持っていました。「じゃ、JRまで一緒に行きましょう」と声をかけましたが、ふと目をやると京王線の新宿駅の西口からの乗り換えには、数段の階段があります。おばあちゃんの手押し車は、持ち上げないと当然おりられません。そこで、おばあちゃんを支えながら、手押し車を持って一緒におりました。で、人混みの中を改札口へ。歩いて来る人は、手押し車のおばあちゃんなんか目に入らないように突き進んできます。あれじゃ、ぶつかったらおばあちゃんひっくり返ります。
JRの改札口まで来るとおばあちゃんは中にずいずいと進みましたが、僕は入場券もないので入れません。とりあえず大きな声で「気をつけてくださいね!」と声をかけましたが、聞こえていない様子。山手線ホームにあがる階段の下まで行ったのは見えましたが、当然階段はあがれません。そこで、駅員さんに「あのおばあちゃん、五反田まで行きたいそうなんですが、階段あがれないと思うんです」と言うと「お知り合いですか?」と聞かれましたので「通りすがりなんです」と言いました。すると、駅員さんはおばあちゃんの方に目をやって、僕の思うことを察してくれたようで走って行ってくれました。多分電車には乗れたと思うのですが無事に着けたのでしょうか。どうせ、暇なんだから一緒に行ってあげればよかったのかな?なんて思いつつ、結局家路についてしまいました。
しかしながら、人通りがないのならともかく、夕方の時間、たくさんの人が歩いているのに誰も無関心なのはどういうことなのだろう?と考えてしまいました。話はそれますが、東日本震災で「がんばれ日本、がんばれ東北」と言っていますが、日々の我々の生活の中でもっとがんばらないといけないことがあるんじゃないのかなあ・・・と思ってしまいました。
今日のこと。
本厚木のお客様を訪問して、小田急線で帰ってきまして直帰することにしました。晴れていれば駅からバスで10分ほど、徒歩10分ほどで帰れるのですが、雨降りでしたのでタクシーを使うことにしました。タクシー乗り場にはすでに数人待ち客が。2,3人前にスーパーのカートとカゴに買い物をしたと思われる袋をのせた女性が。あれれ?こんなところに持ち出してもいいの?って思いましたが、もしかしたら失礼ながらどこか不自由で荷物が持てないからカートを押してきたのかな?なんて思いました。しかし、その人の順番が来るとタクシーに荷物をホイホイのせて、カートを雨の中に放ったまま、タクシーは走り去って行きました。どう見ても、荷物が持てないような状態じゃないなあ・・・と思いました。もしかしたら、ちゃんとスーパーに断ってカートを借りてきたのかもしれません。でも、雨の中、ポイっとカートを置いていくのはどうなんだろう?と。
事情もわからないのに、腹をたてるのはお門違いかもしれませんが、自分さえよければ後の片付けをする人のことなんかどうでもいいんだなと思うと、怒りと共に悲しくなりました。ちなみに、駅は東京都内でも、一、二を争う高級住宅街のある駅なんですよ(ウチはその高級住宅街の隣の隣町ですから一般庶民です・・・念のため^^;)。
僕の考え方が偏っているのかもしれませんが、ほんのちょっと、ちょっとだけ心の向きを変えたら、もっともっと気持よく住みやすい世の中になるとおもうのです。
でも、それって難しいですね・・・。
そんなことをいろいろ思いながら徒然なるままに書いてみました。
Posted at 2011/05/17 22:53:43 | |
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