雨のち晴れ

今朝は雨降り、１０時過ぎには雨が上がって晴れ間が射した頃、携帯電話に着信が。

「○○病院です。　容体が急変したので今すぐに来てください。」

とうとう、その日がきたか。
同時に、やっと緊張から解放されて、肩の荷が下りたのも事実。
人間って正直よね。

１１月１日　午後０時３０分
娘の大好きだったおじいちゃん（父）が逝去しました。
享年８５歳。

ここ１～２年は、体調を崩して、父も家族も色々と大変でした。
正直、「なんだこのジジイ」と思ったことも一度や二度じゃありません。

でも、逝ってしまうまでの２か月間は、食事が出来ておらず辛いのに、
母のため、家族のために懸命に生きてくれました。
昭和ヒト桁、ダテに戦争も経験していません。
じいちゃん（お父さん）スゴイな。

どんなに痩せようと、意識が曖昧なときでも、私達家族が病院にお見舞いに行くと、
瞳の色がボヤッとした色彩からハッキリと変化が表れて、顔つきがキリッ！　と威厳ある家長の顔つきに変わるんです。
「まだまだ死んでたまるか。」
そんな凄みすら感じました。

今頃は終電車に乗って天国に向かっているのでしょうか。
急だったので切符は買ってなかったけど、車内で買えたのかな。
グリーン車みたいなシートで、先に逝った友人達と楽しく会話しているのかな。

この文章を書いていて、ようやく泣けてきました。
唐突に訪れた別れと、母や娘の泣く姿に冷めてしまう自分がいたのよね。
良かった、涙が出てきたよ。

少しは親孝行できたかな。
うん、できたことにしておこう。

お父さん、ありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

ゆっくり休んでくださいね。


合掌


追伸
お父さんが残していったレガシィ、まだまだ走り足りないみたいなので、しばらくはトラヴィックと交互に乗りますね。