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TRAVIQ498のブログ一覧

2020年11月07日 イイね!

カフェ959の日常(第61回) 似て非なるもの

ここはC県N市にあるクルマ屋、カフェ959。
何故、クルマ屋なのにカフェなんだって? 

理由は今度考えておこう。

カフェ959 は"幸せを運ぶくるま屋"をコンセプトに、外車ミニバンに詳しいお店として始まった。開店時はオペルザフィーラ、プジョー307SW、VWトゥーラン、シトロエングランセニックといった欧州ミニバンが続々と日本市場に出てきていたっけ。

マスターがオペルザフィーラを所有していたこともあって、主力車種は自然とオペル・ザフィーラ(スバル・トラヴィック)=所謂ザフトラ に。

Aザフと呼ばれる初代ザフィーラは当時の国産ミニバンとは一線を画した走りと使い勝手の良いサイズだったこと。当時の欧州車ならではのリフレッシュすれば新車のごとく走りに輝きを取り戻すこと。お客さんの愛車(ザフトラ)に対する愛情が深く(一説にはマリアナ海溝より深いらしい)、乗り換えるお客さんが少ないことが、口コミも手伝って "ザフトラ乗りの駆け込み寺"(オヤジの巣窟)と認知されるに至った。もちろん、ザフトラを乗り換えないで維持できるのはオーナーの愛情とマスターや協力工場さんのおかげでもある。クルマがつなぐ人の縁は色々あるが、一時的なものではなく、たとえクルマを乗り換えたとしても続けられる仲間が得られるクルマとお店に出会えることは一生に何度もあることではないかもしれない。

久しぶりに書いていたら熱くなっちゃった・・・。

ちなみに、カフェ959には口コミでは拡散されず、とあるオーナーの妄想から始まった "嫁には出さないオヤジの会" の総本部としての機能があることは、あまり知られていない。(マスターでは教祖ではないのでご安心を)

前置きが長くなったが、カフェ959の執筆が滞る少し前、Cafe959ではマスターが体調不良となり、筆者もネタ不足に陥り、時間(筆)が止まりました。

筆者の都合は知ったことではないが、マスターにとっては一大事。
有難いことに、お客さんのほとんどはマスターが回復するまでの間も、他店に浮気することもなく、愛車を労りながら待っていてくれたそうだ。
くるま屋冥利に尽きるとはこのことか。

そんなマスターも体調不良という危機を乗り越え、Cafe959も日常を少しずつ取り戻してきたので、近況を少し覗いてみたいと思う。

名前の似たお店がカフェ959の近隣に、またオープンしたらしい。
その名は「ガレージ626」。
多人数乗車のクルマを主に扱っているのが売りらしい。

マスターも気になっていたので、仕事の合間に空き時間が出来たので早速ガレージ626を訪問した。

マスター 「ここだ、ここだ」

C県N市の隣にあるN市にその店はあった。
なんでもご本尊と呼ばれる個体があるらしい。

マスター 「うわっ! なんだこのラインナップ!!」

ストックヤードを見渡すと、確かに多人数乗車のクルマが所狭しと並んでいる。

・トヨタセプターワゴン
・トヨタガイア
・日産プレーリー(2代目の2.4Lだった)
・日産ティーノ
・日産セドリックワゴン
・三菱シャリオ(初代の4WD)
・三菱シャリオ(2代目のMXというグレード)
・三菱タウンボックスワイド
・ホンダオデッセイ(初代のSというグレード)
・ダイハツアトレー7
・ダイハツパッソセッテ
・スズキエブリィプラス

626店主 「いらっしゃいませー」

マスター 「こんにちは。壮観な眺めですね。」

626店主 「すごいでしょう?」「集めるの大変でした。」

マスター 「でしょうね・・・」

626店主 「気になったクルマはありましたか?」

マスター 「あの、トヨタと日産のワゴンはどうして?」

626店主 「(したり顔で)5人乗りに見えますが、実は7人乗りなんですよ。」
    「セドリックもセプターもラゲッジにサードシートが収納されているんです。私はこのサードシートが好きで好きで・・・。」

マスター 「・・・。(心の声: 変態がいた(笑))」

マスター 「ミニバンと名乗らずに多人数乗車と看板にある訳が分かった気がします。」

626店主 「わかってくれます?」「うれしいなー。」「大抵のお客さんはステップワゴンとかノアを期待して来店されるようですが、ウチをその辺のお店と一緒にしてもらっては困るんです。」

マスター 「お店の626とはどういう意味なんですか?」

626店主 「よくぞ聞いてくれました!」「実は奥にとっておきの1台があるんです。」「私はご本尊と呼んでいます。」

奥にシャッター付きのガレージがあり、シャッターを開けるとそのご本尊が現れた。

626店主 「ジャーン! マツダのカペラカーゴ 1.8Lです。」
      「当時多かった紺色でPWSが欲しかったのですがガソリンしか見つからなくて・・・。」

マスター 「PWSって?」

626店主 「プレッシャーウェーブスーパーチャージャーというディーゼルエンジンがあったんです。」

マスター 「ところで626の意味ですが?」

626店主 「カペラは欧州で626と呼ばれていたんです」

マスター 「BMWみたいですね」

626店主 「(ムッとした顔で)違いますぅー。」

マスター 「貴重なクルマを見せてくれてありがとうございました。」

626店主 「でも、まだ手に入れていないクルマがあるんです。」

マスター 「・・・。(他にニッチな多人数乗車のクルマってあったかな?)」
     「どんなクルマなんですか?」

626店主 「スバルドミンゴといすゞファーゴです。」「ドミンゴはオリジナルにこだわりたいので初代の1.0L、ファーゴは関東では乗れないかもですがいすゞオリジナルの9人乗りなんです。」

マスター 「いろんなクルマがあるんですね。」

626店主 「今度、マツダの多人数乗車のクルマがまた入るので、また来てください。」

マスター 「マツダって、キャンプできるクルマですか?」

626店主 「(わかっていないな~という顔で)プロシードマービーという今流行のSUVとボンゴブローニィです。」

マスター 「本当に、いろんなクルマがあるんですね。」

626店主 「これからの当店に期待してください!」

マスター 「今日はこれで失礼します。」

626店主 「気になるクルマがあったら、また来てくださいね。」

ガレージ626を後にするマスター

マスター 「店主の圧がすごい。」「なんだか疲れたな。」「続くといいなー、あの店。」


数か月後・・・

ガレージ626の傍を通ったら、店名は変わらないけど店頭に並んでいるクルマは様変わりして、「ノア」「ステップワゴン」「セレナ」が多くなっていた。

マスター 「まだ大丈夫だけど、いつかに備えて、ザフトラの次を考えておかないと。」

まだまだ乗れるAザフィーラ(トラヴィック)も経年による部品の寿命が多くなるお年頃。エアコンのコンプレッサー、オルタネーター、セルモーター、クランクセンサー、EGRバルブなど、マスターのブログを読んで気になる人は相談すると良いかもしれません。

カフェ959はマスターの体調も回復し、コロナ対策もしながら絶賛営業中。
迷惑をかけないように予約をした上で訪問しましょう。
Posted at 2020/11/08 02:49:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | カフェ959他 | その他
2017年08月03日 イイね!

カフェ959の日常(第60回) 週休?日

カフェ959のマスターは悩んでいた。
週休2日制を導入するか否かで・・・。

仕事もおかげ様で何とかなっている。
ザフィーラ、トラヴィックとの出会いがマスターの人生を変えたと言っても過言ではない。

知る人ぞ知る、ザフトラ乗りの駆け込み寺としてのカフェ959。
また、娘を愛する父親達の駆け込み寺にもなる予定があるらしい。

カフェ959を宗教法人にできたら・・・なんて思ったかどうかはマスターのみぞ知ること。

「"陀・SUN"というブランドを名乗って、仏具でも販売しようかな?」
交通安全祈願のTシャツ、キャップ、タオルetc.
なんてったって、夢見るだけは無料(タダ)だもんね。


さてさて、年齢を重ねるごとに、身体に忍び寄る疲労の影。

「俺もAザフ(トラも含む)も歳をとってきたよな~」

家族の時間は大切にしたい。
一人の時間も欲しい。
でも、仕事は溜まってしまう二律背反。

「498さん、ふらっと来ないかな。 洗車してもらえるのに・・・。」
「ち~たさん、こないかな。 ライト類の電球交換してもらえるのに・・・。」
「com.com.さん、こないかな。 美味しい料理が食べたい・・・。」

身体のケアも大事だが、心のケアも大事。

「たまには休みたいじゃない。 だって人間なんだもの。」と、
某みつを風に独り言を呟いたところで何の解決にもならないのだが、
マスターは疲れが溜まっているのが確かなようだ。

話し相手が欲しいのか?! 自問自答を重ねるマスター。

「ペッパーは話し相手になるけど作業は出来ないもんな・・・。」

どうやら、話し相手だけでは物足りない様子。


ある晩、こんな夢を見たそうな・・・

 体操選手になったマスター。
 ユニフォームは体操着ではなく、何故か? いつもの「つなぎ」を着用。

 TVニュースのダイジェストをTVで見るような感覚で

 アナウンサー 「東京五輪に彗星の如く、現れた○○の演技に注目です。」

 解説者 「彼の演技には色気があるんですよね。」

 アナウンサー 「そうなんです! オリジナルの大技があります。」

 解説者 「床が『床上手』と『48(フォーティーエイト=四十八手)』、鉄棒が『筒持たせ』と『コイデ』、あん馬が『りりぽん』 ですね。」

 アナウンサー 「ちょっと古い、時事ネタを技の名前にするので・・・」

というところで目が覚めた。


マスター 「ぐぬぉ~ なんだか最近は眠りが浅い!」


そして、以下のセリフが脳内をリフレインする。

 マスター心の声 「そろそろ、飲みに行きたいだろう?」
 マスター心の声 「そろそろ、温泉に行きたいだろう?」
 マスター心の声 「出さ~ん! って叫んじゃえよ。」


マスター 「・・・・・・。」


作業場から事務所に駆け足で移動して、一心不乱にドラムを叩くマスター。
マスターの趣味は、ザフトラを修理すること "だけ" ではなかったと、あらためて気づく作者。
そんな時にタイミング良く、1本の電話が鳴った。


マスター 「はい、カフェ959です。」

セールス 「今度、オープンする体操教室なんですけど・・・」

マスター 「お断りします!」


モヤモヤしてきたマスターは、工場のシャッターを降ろして、気分転換のドライブをすることに。

マスター 「今日のお供はポルシェだな。」

マスターの待っている先にあるのはグリーンメタのサンバートラック。
そう、「農道のポルシェ」(通称)と呼ばれる、いわゆるひとつの軽トラである。

CLOVER4エンジンに火を入れるとマスターは呟いた。

マスター 「旧規格だから、うちのサンバーはナローボディか。ますます、ポルシェっぽいな(笑)」

書き忘れていたが、マスターはちょっっぴりお茶目な性格である。

そこの読んでいる君、苦笑いしないように!

近所をトコトコ走って気分転換をして店に戻ると、いつものカフェに常連さんがきてくつろいでいた。

マスター 「あれ? どうしたんすか?」

常連 「用がなければ来てはいけないのかい?(笑)」

マスター 「そういう訳でありませんが、先日オイル交換もしたので、何かあったのかと…。」

常連 「あれ? あの雑誌の最新号は?」

マスター 「まだ買っていませんよ。」

常連 「な~んだ・・・。 じゃ、帰るわ。」

目当てのものが無いのでそそくさと帰る常連。

常連 「ちゃんと、発売日には買っておくように!」(命令口調)

マスター 「あの~、お客さん・・・(苦笑)」


静かになったカフェでコーヒーを飲みながら考え事をするマスター。

マスター 「不定期でも良いので、週休2日も作ろうかな。」「やることなくて仕事をしちゃいそうだけど。」

そんなことを考える毎日を過ごしていたら・・・

明日から、夏期休暇に入ることに気づくマスター。

「休んでから、また考えようっと!」

そうして、また夏休みが終わると、週休2日のことを忘れて働いてしまうマスターであった。


夏休みに遠出をする機会の多いドライバーの皆さん、日頃忘れがちな運行前点検を忘れずに。。。
Posted at 2017/08/03 23:13:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | カフェ959他 | 日記
2016年12月30日 イイね!

カフェ959の日常(第59回) 本業は販売?!

カチ・・・カチ・・・(PCのマウスをクリックする音)

その男は所有している車に古さを感じていたので、代替車を探していた。
と言っても、年収もそう多くはないので中古車が対象だ。

現在、乗っている車は初代ウィッシュ。
子供が生まれてから買った車に愛着もひとしおだが、子供の成長に合わせてウィッシュでは手狭になってきたのだ。

車に詳しくない妻も珍しく「スライドドアの大きい車があるといいわね」と後押ししてくれるのは良いのだが、住宅ローンを抱えて予算に制約がある上、妻の「他所の家と比べられない車だとありがたいわ」という難しい条件を突きつけられて車選びに難渋していた。

そんな中、中古なら外車を選ぶのもアリかもと試しにネット検索してきたら、VW、シトロエン、プジョー、ルノーなど他所の家と比べられない車があるではないか。

外車屋は売りっぱなしで買ったら地獄が待っている・・・なんて変な噂もあるみたいなので、まずはお店選びから…とネット検索してみたら、ある店が目に止まった。

「外車ミニバン専門店 カフェ959」

自動車屋なのにカフェを名乗っているところが妙に気になって、お店のブログを拾い読みしていると、実に面白い。

何が面白いって、店主さんの分かりやすい作業報告を兼ねたブログもさることながら、店主とお客のコメントのやり取りが微笑ましい。

やれ、「出さ~ん」「教祖」「かんちゃん」「ラーメン」と何でもありの内容から、時折読者同士のコメントで炎上しかけるなど、何でもアリだ。

男 「一緒の仲間になれたら面白そうだな」

でも、こうも考えた。

男 「本当に販売している店なんだろうか?」「怖いオジサンが修理している店だったらどうしよう。」

色々と考えてみたものの、男は車選びの相談に乗ってほしいメールを送信してみることにした。

メール送信した翌日、さっそく店主から返信がきた。

マスター 「お近くにお住まいのようですので、お店に来ていただいて、まずは色々とお話をしませんか?」

その男はちょっぴり驚いた。
 
だって、「どんな車にしますか?」と食い気味なコメントを想像していたので、拍子抜けしたのだ。

男 「本当に面白い車屋かもしれない」

そう思った男は、早速都合の良い日時を記載したメールを返信、その日が来るのをちょっぴり楽しみにしているのであった。


<訪問当日>

愛車のウィッシュをガソリンスタンドで洗車してカフェ959に向かう。
カフェ959に近付くにつれて、ブログで良く見るザフトラとかいう車とよくすれ違うことに気づく。
「そろそろかな?」と思って、交差点を曲がるとザフトラとかいう車と軽自動車が並んだ先に工場が見えてきたではないか。

男 「ここがカフェ959か。」

空いているスペースに車を止めて工場に向かうと電話をしながらリフトに載った車を点検している店主が目に入った。

目が合うと軽くを会釈をして、電話を切る店主。

男 「あの~、メールで問い合わせした者ですが・・・。」

マスター 「こんにちは、店主のゴーダです。 お待ちしておりました。 上の部屋に行きましょうか。」

男は心の中で「良かった、見た感じはやさしそうな人だ」とホッとした。

男が、商談ルームでキョロキョロしていると戸惑っていると

マスター 「車屋さんらしくないでしょう? お客さんが居心地の良い空間を考えたら、こうなってしまいました。」

あらためて商談ルームを見渡してみると、なるほど居心地の良い空間である。

本棚に目をやると、中古車屋さんらしく車のカタログから○○○(自粛)まで、振り幅の大きさに思わず吹き出してしまいそうだ。

マスター 「では、家族構成やどんな使い方をしているか教えていただけませんか? よろしければ予算も。」

男は質問の回答を一通りした後、店主にこう言ったのだった。

男 「私、このお店が気に入りました。 予算内で探していただければ構いませんので、よろしく…。」

マスター 「ちょ、ちょっと待ってください。 そんなに焦らなくてもイイですよ。」 「うちで決めてくれるのは嬉しいですが、中古車ともなるとタイミングも重要なので。」

男 「タイミングと言いますと?」

マスター 「予算内で車を探してくるのは簡単です。でも、それではうちの店を選んでもらった意味がありません。」 「お客様に購入していただいた後も、安心して乗っていただける個体を見つけるには運も重要でして…。」

男 「ますます、気に入った。 じゃあ、それでお願い致します。」

マスター 「お客様せっかちなんですね。わかりました、頑張って良い車を探してまいります。」 「それじゃあ、インターネットでオークションへの出品車が見られるので、一緒に見てみませんか?」

男 「便利な世の中なんですね。」

インターネットの情報をディスプレイに映しながら、検索する二人。

"他所の家と比べらない"という条件がネックとなって、良さそうな車を見つけても

男 「これは、○○さん家が乗っているんですよね。」

と、なかなか首をタテに振らない。

やがて、ある車のところでカーソルが止まり、価格や状態を映像でチェックすると、充分予算内に収まりそうだ。

マスター 「じゃあ、オークション会場で実車を確認して程度が良かったら、入札してみますね。」

男 「よろしくお願い致します。」

数日後、男の携帯電話に吉報が入り、納車に向けた契約やらを進めていくことになった。


<納車当日>

納車当日、男は長きに渡って家族の一員であったウィッシュを洗車して労った。
1.8Lのエンジンはまだまだ元気、きっと次のオーナーの元でも活躍するであろう。

コンビニのある角を曲がり、お店に近づくとミニバンにしては珍しい赤系の色をまとった次の愛車をちょうどマスターが洗車を終えてふき取りをしている最中だった。

男 「こんにちは。 実車を見ると派手と言うか、注目を集めそうです。」

マスター 「こんにちは。 でも、良い色ですよ。 今ふき取ってしまいますから・・・。」

"他所の家と比べられない"という愛車の名は マツダ・ビアンテというそうだ。
なるほど、近所でもなかなか見ない車なので、他所の家と比較されることも少ないだろう。
これなら、妻の要求にもピッタリだ。

商談ルームで、書類の説明やらを終えて、実車を前にしてレクチャーを受ける。

男 「派手な見た目も、乗り込んでみると気になりませんね。」

マスター 「基本はプレマシーなので走りも悪くないですよ。」

男 「メーターの照明がきれいなので、妻や子供が喜びそうです。」

マスター 「家族の一員として大事にもらえると良いですね。」

男 「家族の一員か…そう言われると愛着もわきますね。」

ふと気づくと、時間が経つのも忘れて話し込むマスターとお客さん。
あまりの居心地の良さに時計の針が気づくと夕刻をさしていたほどだ。

男 「ブログの拝見していたお店そのままで驚きました。」「修理メインで販売をしてくれないかと不安でした(笑)」

マスター 「うちは誤解されやすいのですが、本業は自動車販売なんですよ!(笑)」

男 「あの~、ずっと聞こうと思っていたのですが『出さ~ん』とか『教祖』『支部長』って本当なんですか?」

マスター 「なぜ、それを・・・。」「実はですね・・・ゴニョゴニョ・・・」

男 「なんと! 実はウチも子供は娘なんですよ。」

マスター 「(ニタ~と笑いながら)もう会員ですね。」

カフェ959のファンがまた増えた、ある日の出来事でした。


カフェ959を訪れたことのない人は、話題豊富な店主と話をしながら、まずはオイル交換からお付き合いを初めてみませんか? もちろん、クルマの購入やメンテナンスの相談は大歓迎です。

マスターは話好きですから、もしかしたら業界の裏話が聞けるかもしれませんよ。

カフェ959は、C県のN市で絶賛営業中です。
Posted at 2016/12/31 00:41:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | カフェ959他 | 日記
2016年08月31日 イイね!

カフェ959の日常(第58回) 禁断症状?!

マスターは困った。

何に困っているのかと言えば、この手の相談は初めてだからだ。
それは、恋の話・・・な訳ない。

話は数週間前に遡る。
常連の498が乗るトラヴィックが災難続きなんだそうな。
それは夏休み中の1本の電話から始まった。

498 「エアコンが効かないんです!」「何をしたら良いのでしょうか?」

帰省中にエアコンが効かなくなり暑くて一家そろって死にそう…(大げさな表現だこと)という、困った相談にムニャムニャとアドバイスを電話で行うマスター。

498はアドバイスに従って、対応にトライするも運悪く、遠隔操作による復旧は叶わず、その電話は終わった。

マスターの「無理はしないで、夜中に帰るとか、レッカーも視野に入れながら帰ってきてくださいね…。」というアドバイスに救われた御仁も多いはず。

ところがぎっちょんちょん、498に襲いかかる災難はエアコンだけで終わらず、帰省先からの帰りに再びトラブルが発症した。

夏休みを満喫中のマスターの電話が再び鳴り響く。

嫌な予感もあって、498からの電話は着信音をスタン・ハンセンの入場曲にしておいたら、鳴っちゃいましたテーマ曲。
鳴った瞬間に「ウィー!」という雄叫びをあげたとかあげないとか。

498 「キーシリンダーが固着しました…orz」「エンジンが掛からない…」「おうちに帰れない…」

マスター 「落ち着いて、ロードサービスに電話してください。隊員さんにゴニョゴニョ言ってみてください。それでもダメだったらクルマはレッカーで、ご家族は別の手段で…。」と、いただきましたアドバイス。

498は、JAFにコールして隊員の到着を待つ。
やってきたJAF隊員さんの奮闘すること数十分。
運良くエンジンが掛かり、498一家は無事に帰宅できたのですが、トラヴィックのキーシリンダーは再び固着…。

暇を見てはガタガタやるも、ついにはJAFさんのレッカーでスバルディーラーに入院となったそうな。

キーシリンダーはディーラーで診てもらった方が良いと考えていたマスターも、498からメールで連絡を受けて安心していたら、不意打ちで498が父親のレガシィに乗って、突然来店してきた。


閑話休題


長ーい前置きを終えて、冒頭の相談に話を戻そう。


498は、マスターを見つけるなり開口一番

498 「ガルル…」

と目つきが怪しい。

本人(498)に後で聞いたら、トラヴィックに乗れない禁断症状で野生化寸前だったそうだ。

498 「マスター…」

マスター 「・・・。(苦笑)」

498の憔悴しきった声に思わず笑いそうになりながらも、何とか立て直して498に事情を聞くマスター。

それなら…と、お店の在庫車であるトラヴィックの運転席に498を座らせたら、目に精気が戻ってきた。

あと一押しだな…と見るや、マスターの畳み掛けは見事だった。

498を商談ルームに招いて、あるカタログを見せる。

そのカタログとは「スバル・レオーネ 4WD ツーリングワゴン」。

すっかり、気を取り直した498は元気を取り戻した様子。
(チョロイ奴である)

498 「それじゃあ、味鮮に寄ってメシ食ってから帰ります!」

マスター 「どうぞ、お気をつけて。」

何とか、訳の分からない相談事をこなしたマスター。

マスター 「クルマ屋人生で、初めての相談だったな。」「禁断症状が…みたいな話をさせる、ザフトラって幸せなクルマかも。」「"幸せをはこぶクルマ屋さん"をモットーに商売しているけど、ザフトラが幸せをはこんできているのかも。仕事をいっぱい貰えているし、お客様にも恵まれている。」

なんてことを考えていたら、また498がやってきてマスターにこう言ったのだった。

498 「味鮮、今日定休日だった…。」「やっぱりツイていないのかな。」「ガルル…」

マスター 「振り出しかい!(笑)」


その後、498は違うお店を紹介されて、元気に食事して帰宅したらしい。


カフェ959は、ザフトラにちょっぴり詳しい店主が、本業の自動車販売、副業の愛車のメンテナンスはもちろんのこと、愛車入院中の禁断症状にもきっちりと対処致します。
マスターやお客様同士であんな話やこんな話をしながら、楽しい時間を過ごしてみませんか?
カフェ959は、C県のN市で絶賛営業中です。
Posted at 2016/08/31 02:03:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | カフェ959他 | 日記
2016年08月07日 イイね!

カフェ959の日常(第57回) どこまでがフィクション?

「暑い・・・。」

カフェ959のマスターは、ピーカンに晴れ上がった空を見上げた。

今日は夏休み前最後の営業日。
夏休みに合わせて、お預かりしていたクルマ達を無事にお返しして、
今日予約が入っているオイル交換をこなしていけば楽しい夏休み。

マスターは、連休らしい連休をようやく取れるので、クルマのメンテならぬ身体と心のメンテをしておこうと今から温泉に行こうかと思案中。

マスター 「今日は昼にくるお客様"達"が山場だな・・・。」


その頃、その"山場達"は自宅を出てカフェ959へとクルマを走らせていた。

午前11時、その"山場達"は待ち合わせをしていた訳でもないのに、カフェ近くのコンビニで出会うのだった。

ち~た 「やぁ! どうも!」
498 「どうもです。」

ち~たはコーヒーを飲み干し、498は鳥つくね棒を頬張り終わると、アイコンタクト。

ち~た&498 「それじゃあ、ジャマしに行きますか(笑)」

銀と白のトラヴィックが、トコトコと変態・・・じゃなかった、編隊を組みカフェの駐車場に滑り込む。


さあ、行ってみよう!


カランコロン♪

カフェのドアが勢いよく開く。

マスター 「いらっしゃいませ・・・」

ち~た&498 「あ、気にしないで・・・。 これがインシなんとかですな。」



ち~た 「何インチのホイールだ?」

マスター 「あの・・・お客さん達?」

498 「カッコイイですな」

ち~た 「すんごいブレーキだな」



498 「ピクニックでジャンケン大会の景品にならないのかな?」

マスター 「・・・。」


マスター 「ほかのお客様の迷惑にならないようにね・・・。」

ち~た&498 「ほーい!」


お客様の接客を終えたマスターが、意を決したように2人に近付く。

マスター 「まずは、498さんのオイル交換からやりましょうか。」

498 「お願いします。」

マスター 「オイルは何にしますか?」

498 「いつものヤツで・・・」

マスター 「はい?!」

498 「この間と同じものをお願いします」

498 「車検(1月)以来の交換ですが、今入れているオイルは劣化を感じませんね」

マスター 「このオイルは熱に強いですよ」

498 「帰省で高速走行が長いのでピッタリだ」

マスター 「ほかにも色々あるので機会があったら試してみてください」

498 「次の機会に考えてみます」


マスター 「ちょうどお昼なのでご飯を食べに行きませんか?」

ち~た&498 「賛成!」


ところ変わってカフェ近くの台湾料理屋。
「出さ~ん!」なおっさん2人とマスターが集まると話題はコレである。

健康問題(笑)

マスター 「最近、ハンバーガー屋がしんどくなってきて・・・」
ち~た 「脂っこいの辛いよね・・・」
498 「量は食べられなくなってきましたね・・・」

店員 「メニュー決まりましたか?」

ち~た 「八宝菜定食」
498&マスター 「ラーメン定食(写真)を2つ」



まだまだ健康は問題ない3人であった。


昼食を食べ終えて、お店に戻ったら、今度のオイル交換はち~たさんの番。

ち~たさんのオイル交換をしている間に、498はMDが壊れた純正デッキを、ヤフオクで落札したカセットデッキに交換しようと工具を借りてチャレンジ。

チャレンジとは書いたものの、工具を持って内装を剥がすのは・・・ち~たさん(苦笑)

2人して汗だくになりながら、やっとこさ交換したカセットデッキは型式が古いのか? インフォメーションパネルとCDチェンジャーとの相性が悪く、取り付けNG。

ガッカリする498、気を取り直してMDデッキを付け直そうとしていると、救世主登場!

マスターが在庫の中から違うカセットデッキを見つけて譲渡してくれました。

カセットデッキのラジオとCD、噂通りに音が良いです。
嬉しいなぁ。
帰省の楽しみが出来ました。



内装を剥がしたついでに、エアコンのフィルター交換も実施して、作業終了。

ち~たさん、マスター、大感謝です。

時計の針が午後2時をまわった頃、498は家事都合で帰宅の途につきました。

ち~たさんは、いつまでお邪魔していたのでしょうか?

詳しくは、き~たさんのブログに載っているかもしれませんね。

マスターも、山場を乗り越えて、次々とお客様の対応をこなして無事に夏休みに入ったことでしょう。

次回のカフェ959はどんな物語となるのか?

作者も夏休みに入ったら考えてみたいと思います。



最後はカセットデッキを装着して聞いた楽曲の一つを聴いてもらいましょう。

 

昼食時に、マスターが「食べ物の味で記憶が戻りますよね」と仰っていましたが、久しぶりに聴く音楽も記憶を呼び戻して懐かしいなぁ・・・と思いました。

夏がくれば思い出す♪・・・なんですかね。
Posted at 2016/08/07 22:50:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | カフェ959他 | 日記

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「@雅兄 さん ほくそ笑みながら投稿しました? 俺、オモロイやんけ… オモローやんけ… と。悔しいけど、クスッとしてしまいました(涙)」
何シテル?   04/05 01:35
TRAVIQ498です。よろしくお願いします。
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