2014年12月21日
2014年12月20日(土) 18:00~23:00 東京都中央区銀座某所にて 天気:雨
出席者 マスター、き~たさん、NOMUNOMUさん、山猫さん、498(記)
電話にて参加 雅兄さん
待ち合わせ場所は、ソニービル。
498が到着した時には、マスターとNOMUNOMUさんが談笑中。
498が話の輪に加わり待っていると、程なくして宝塚のスターばりにショールームの階段をおりるき~たさんが登場。やはり、役者が違います。年輪を重ねた強みか…。
あれ?! 銀座に到着して仕事をこなす暴挙に出た山猫さんがいない。
「どうしよう…お店に行くのに迷ってしまう~」とみんなの脳裏に不安がよぎったその時、集合時間ちょうどに山猫さんが到着。分刻みのスケジュールをこなす男に休みはないらしい。
雨の中、銀座を闊歩する5人。山猫さんを先頭に子猫と呼ぶには問題のある4人は銀座を走る高級車を見て「やっぱり東京は違うな~」とはしゃいで喜ぶ。
飲食店がひしめく、とある雑居ビルのエレベーターに乗り込み、会合場所である居酒屋に到着。
お店の名は「わらやき屋」。土佐料理と四国のお酒を楽しむ素敵なお店でした。(山猫さん、予約ありがとうございました。)
まずは、これをしないと始まらない…
ということで
「娘は?」(訳:今日はお忙しい中お疲れ様です)
「ださ~ん!」(訳:乾杯)
で宴は開始。
山猫さんに娘はいないけど…という無粋な突っ込みは置いておきましょう。
生ビールを皮切りに日本酒、果実酒、焼酎とたくさん頼んでお店に貢献。
おつまみも、カツオのたたき、くじらのたたき、くじらベーコン、くじらの竜田揚げ、馬刺し、芋天、じゃこ天、鶏焼き、だし巻き卵、やきそば、498の嫌いなトマトなど。
胃袋だけは衰え知らずのオヤジ達。(どこが衰えたかはヒミツよ~)
宴の前半のハイライトは、NOMUNOMUさんの携帯電話に着たイタ電…じゃなかった、雅兄さん(人呼んで、泣く子も黙る関西支部長)からのありがたい着信。
「なんで来ないの?」「席を空けて待っているのに…」と、本人のいる前では恐れ多くて言えないセリフを酒の力を借りて言いまくるオヤジの会の面々。まるで子供である。(雅兄さん、参戦どうもありがとうございました。)
雅兄さんとの電話会議(年末のご挨拶)を終えて、オヤジの会の面々にこみ上げる熱い思い。
そうなんです、来年の目標が決定しました。
2015年、オヤジの会は西へ。
(498は、誰かのトラに乗ってサードシートで大人しくすると言い張る…(照))
お小遣いを工面して珍道中だ!
そして、関西支部長(またの名は雅兄さん)を困らせたいと思います。
夜中の3時頃、家の前で「あ~そ~ぼ~」というキュートな声が聞こえたら、それはオヤジの会のお誘いかもしれません。
美味しいお酒に美味しい食事、気の合う仲間との会話はショックの抜けたクルマのごとく弾んで収拾がつきませんでしたが、そんなことも楽しむ余裕がオヤジの会にはあるようです。お酒の力ってすごい…。
親不知の痛みから解放されたオヤジ3人(き~たさん、NOMUNOMUさん、498)は終始ご機嫌ちゃん。
親不知三兄弟(ムード歌謡)としてCDデビューする! なんて言う訳ありませんが、居酒屋での会話は、音楽の話、クルマの話、視力の衰えなどで大盛り上がり。皆さんの引き出しの多さには脱帽で、498は引き出しの少なさに恐縮しきりでした…。(498への苦情は受け付けません)
途中、山猫さんが風邪薬が効きすぎて寝てしまう珍しい光景(本物の「眠り猫」を見た!)がありつつ、昨年終電車を逃した2人(NOMUNOMUさん、498)は“今年は勉強したぜ~”と、23時を目前にして楽しい宴はお開きに。
数寄屋橋交差点の交番裏で、おとなしく…
「来年も娘は?」(訳:今年もお世話になりました)
「ださ~ん!」(訳:来年もよろしくお願い致します)
とエールの交歓をして、「2014 オヤジの会 ザギンでダサ~ン」は終了。
次回のオヤジの会は、早くも新年会(ラーメンで乾杯)との話もあるようです。
(自宅に居場所がないわけではありません。ホントだもんっ!)
マスター、オヤジの会の皆様、楽しい時間をありがとうございました。
円が大切…じゃなかった、ザフトラがきっかけになったこの縁を大切にして、末長いお付き合いをお願い致します。
Posted at 2014/12/21 20:52:59 | |
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カフェ959他 | 日記
2014年10月26日
C県のとある街で中古車屋の一日は始まる
マスター 「おはようございます」
時刻は午前9時、案外普通の時刻だ。
意外そうにしている撮影スタッフに気づいたマスターは照れくさそうにこう言った
マスター 「昨日はお客様とクルマの話をしていたら遅くなっちゃって」
「好きなことを仕事にできる幸せを毎日噛み締めています」 謙虚な言葉に彼の人柄がにじみ出ている。お客様はそんなマスターが大好きだという。
チャ チャ チャララ~ チャラ チャッチャラチャラ~ (テーマソング)
ファイルNO.00498 職業:中古車販売業 カフェ959 にかける思い・・・
カフェ959の代表・ゴーダ、カフェ959の客は親しみをこめて彼を「マスター」と呼ぶ。
外車ミニバンの販売店として起業した彼は、自らが乗っていたミニバンのオペル・ザフィーラに惚れ込み、気付けば彼の店はオペル・ザフィーラ乗りにとって“東の聖地”と呼ばれるほど知る人ぞ知る店らしい。
主な仕事は中古車販売業なのだが、全国のザフィーラ乗りが放っておくわけもなく、気付けば彼の店は“ザフィーラ乗りの駆け込み寺”となっているそうな。
忙しそうなマスターに撮影スタッフが話かける 「いつも同じクルマばかりで飽きませんか?」
マスター 「そんなことないですよ(笑) 一台一台個性があって面白いんです。 この子のオーナーは夜練が好きで足回りが・・・」
整備が一段落したマスターが外出の準備を始めた。
スタッフ 「これからどこに行くのですか?」
マスター 「この子の試乗です。」
スタッフ 「一緒に乗っても良いですか?」
マスター 「ノウハウに関わることなので待っていてもらえますか?」
整備したクルマに乗ること約5分、満足そうな笑みを浮かべたマスターが帰ってきた。
スタッフ 「嬉しそうですね」
マスター 「そうですか(笑) 自分のイメージした走りが戻ってきました。あとはオーナーさんが喜んでくれることを祈るばかりです」
スタッフ 「中古車販売の楽しみって何でしょうかね?」
マスター 「(しばし考え込む) 家族の一員になるクルマを通じてお客様の笑顔を見ることでしょうか・・・。私もその家族に認めてもらうとまでは言いませんが、とても嬉しくなります。」
マスター 「クルマって高い買い物じゃないですか。そりゃあクルマは機械ですから壊れることもありますからお客様にはよく説明して販売する訳ですが、やっぱり笑顔で乗ってほしいし『このクルマにして良かったよ』と言ってもらえることがとても嬉しいですよね。」
マスター 「最近、整備の仕事が多いので『本業は販売じゃないのか?』ってからかわれることもあるけど、このザフィーラというクルマを1台でも多く、そして長く乗ってもらえたらと心から思います。」
マスター 「ご飯でも食べに行きませんか?」
店のシャッターを下ろして、歩くこと3分の場所にある台湾料理屋が今日のランチだ。
マスター 「ここのメニューはどれも本当に美味しいのですけど、台湾ラーメンは是非とも味わってください」
マスターに薦められるまま撮影スタッフは台湾ラーメンをすする・・・。
スタッフ 「美味しい!」
マスター 「でしょう? 鶏の唐揚げや中華飯も人気あるんですよ。」
台湾料理屋でもマスターは我々を楽しませようと色々な話題を振ってくれる。
クルマ、バイク、音楽、子育てと話題は尽きないが、ふと悲しそうな顔を我々のカメラは見逃さなかった。
スタッフ 「さっき、ちょっと悲しそうな顔をしていましたが、何かあったのですか?」
マスター 「あぁ・・・大したことではないのですが、カンちゃんのフォトエッセイをお客様からいただいて、それはとても嬉しかったのですが、サイン&握手会をやっていたことに終わってから気づいたのですよ。もう少し、余裕を持って仕事に取り組まいないとなぁ~って(笑)」
スタッフ 「カンちゃんですか?!」
マスター 「この店を紹介してもらえませんか?(笑)」
この男、なんだか並外れた奥の深さがあるように思った。彼がマスターと慕われる理由を垣間見た気がする一幕だった。
<翌日>
マスター 「おはようございます」
スタッフ 「今日は早いですね」
時刻は午前6時、前日より3時間も早い。
マスター 「今日はオークション会場に行きます」
我々もマスターの車に同乗して会場へ向かう。
今日はお客様のリクエストがあったクルマを入札しに行くのだという。
会場に到着するなりストックヤードへと急ぐマスター。
例によって下見をするシーンは断られたが、オークション会場は彼の戦場だ。
我々にも緊張感が走る。
「ヨシッ!」
どうやら、お目当てのクルマは手に入れることが出来たらしい。
スタッフ 「今日は良い日になりましたね」
マスター 「確かに良かったですが、お客様に手渡すまでやることはいっぱいありますよ」
スタッフ 「厳しいですね」
マスター 「この仕事に満点はないと思うんです・・・」
<さらに翌日>
マスター 「おはようございます」
スタッフ 「今日はとても楽しそうですね」
マスター 「今日の午前中に来るお客様達は楽しい人たちなんです」
時刻は午前10時、銀色や白色のクルマがお店の前に集まってマスターと談笑している。
マスターと客 「出さ~ん!(笑)」
マスター 「良いクルマって、お客様も良い人が多いんです。 そして、お店も良くなるものなんです。」
マスター 「僕は、そんな素敵なクルマとお客様たちに囲まれて仕事が出来るのですから、お客様が最後の一台になってもこの仕事を続けていく覚悟があります!」
チャーラララー チャララーララー チャーラララー (エンディングテーマ)
カフェ959 幸せを運ぶクルマ屋さん 彼の夢はまだまだ終わりそうにない・・・。
Cafe959のOPEN祝いに、○○大陸風に書いてみましたがニュアンスは伝わったでしょうか?
カフェ959の日常はまだまだ続きますよ。
Posted at 2014/10/26 21:07:49 | |
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カフェ959他 | 日記
2014年09月03日
ここはC県のとある街にあるクルマ屋さん。
その名も「カフェ959」
今回は番外編として音楽によるカフェ959の日常を・・・。
カフェ959 マスターのテーマソング => タダシンヤ 「優しいヒーロー」
カフェ959 業務開始のテーマソング => AC/DC 「Thunderstruck」
カフェ959 お客様を迎え入れるときのテーマソング => 坂本真綾 「おかえりなさい」
カフェ959 欲しいクルマに出会ったマスターのテーマソング => レキシ 「きらきら武士」
カフェ959 ザフトラ乗りのテーマ => クレージーケンバンド 「GT」
カフェ959 黒トラ乗りのテーマ => B.B.heads 「Messin' With The Kids」
カフェ959 ただいま仕事中のテーマ => 私立恵比寿中学 「頑張ってる途中」
カフェ959 快調に仕事が進むテーマ => QUEEN 「Don't Stop Me Now」
カフェ959 お店の周りの猫のテーマ => 喜多修平 「一斉の声」
カフェ959 店じまいのテーマ => 小林旭 「自動車ショー歌」
おあとがよろしいようで。。。
Posted at 2014/09/03 00:17:56 | |
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カフェ959他 | 日記
2014年05月24日
あ~ もう やんなっちゃう!
最近、整備後の洗車をするとゲリラ豪雨ばかり。
お祓いでも行こうかしら…と呟くと、都合良く 出張お祓い屋と称する"498(シクヤ)"が現れた
498は、何も伝えていないのに「わかる…わかるぞよ…どれ、祓ってあげましょう!」と勝手にお祓いを始め出す。
一応、神妙な面持ちで聞いているマスター。
498は何やら唱えはじめた
ブツブツ…
D ・ A ・ S ・ A ・ N
ダメ ダメ ゼッタイ ダメ!
Yeah!
ほい~
ザフ ・ ザフ ・ ザク ・ ザク ・ グフ ・ ドム
ワァ~オ
いっちょめ
ワァ~オ
ひ ・ が ・ し ・ む ・ ら ・ や ・ ま
トラ トラ トリンドル ドモホルン
ま ・ ん ・ だ ・ こ ・ う ・ そ
Yo DJ!
ふぅ~う~う~ん~(ここだけ、11PMのエンディング風)
こらえきれず笑いをこらえるマスター。
498 「祓いましたぞよ…」 やりきった表情でニタァ~と笑顔
マスター 「うわぁ~! なんて…クオリティの低い夢なんだ。」
激務が続き経理資料作成中に寝てしまったようだ。
ホント、お祓いでも行こうかな…
ちゃんとしたところで。
そんなこんなで、カフェ959の日常(第50回目)はスタートです。
最近、暑くなってきました。
車のエアコンを久しぶりに動かして、調子が悪かったり、匂いが気になったりとかありませんか?
筆者は、以前乗っていた車の整備士さんに「エアコンは機械だから通年使うと良いですよ」と言われたこともあって、冬場も極力エアコンを意識して使っています。頭寒足熱はマニュアルエアコン(マニュアルモード)ならではの良いところで重宝しています。
カフェ959でもエアコンの洗浄とガスを補充・回収できる機械をある組織(有限会社スラッジ) から購入したそうな。愛車のリフレッシュ、たまには見えないところも如何でしょうか?
さて、今回はあるお客様の話
とある日のこと、それは1通のメールから始まった。
Dear○○さま
いつもブログ拝見しています
ザフィーラについてググッていたらトラヴィックという車があるらしく興味を持ちました。
今度、お店を訪問して説明してもらいたいです。水曜日の午前に行きますのでお願いします。
by the way
ドイツ製のトラヴィックってありますか?
マスターはスケジュールを調整して来店を歓迎する旨のメールを返信して、水曜日を迎えるのだった。
工場で作業していると1台のクルマが店先に停まった気配を感じた。
客 「すみませ~ん」
マスター 「メールの方ですか?」
客 「そうです、そうです。オペルって外車だけど安いじゃないですか。初めての外車に良いかと思って…ググっていたらこのお店の評判が良くって」
マスター 「ありがとうございます。今まで乗っていたのは、どのようなクルマですか?」
客 「クルマですか? 最初がミラージュ(1.3L)、カローラセレス(1.5L)、アベニール(1.8L)、オルティア(1.8L)と乗り継いで、今はアレ(ランサーセディアのワゴン)です。」
クルマ選びの裏街道を行くような車遍歴に思わず感心してしまったマスター
オペルにたどり着いたのも何となくわかる気が…。
客 「私、メールしてから調べてみたんですけど、ベクトラとかアストラとか言うワゴンが気になりました。見つけてもらうことは出来ますか?」
マスター 「出来ますけど良いタマはなかなか出会えませんよ」
"えっ? そうなの?!" という表情に一瞬変わった客
客 「例えば、このクルマは相場より安いからお買い得! って思えるクルマがあるじゃないですか? 見た目が悪いくらいで。」
マスター 「ウチも現状販売みたいなことは出来ますけど、お客様には良いものを買っていただいて、オペルの良いところを知ってもらいたいのですが…」
"この反応は意外…" という表情をする客
客 「安いヤツはダメなんですか? 国産車みたいな感覚で(笑)」
マスター 「ダメとは言いませんが、結局は後でお金が掛かりますから、出来るだけ良いモノを買っていただいたほうが…」
客 「私、買うときに車検を取るか、車検の残っているものを買えば平気なものかと。」
マスター 「車検と整備は別なんですよ。もしも、今まで故障などにあっていなかったとすれば運が良かったと思ったほうが…」
客 「私、今まで中古車を乗り継いできたのですけど、言われてみれば、今までのクルマは急に壊れてダメになることが多かったような…。なんとかベルトが切れてダメになったりとか(笑)」
マスター 「………(苦笑)」
客 「安くてカッコイイのを買いたいと思ったのだけど、国産車みたいにいかないのか~」
マスター 「同じクルマでも国が違えば文化も違うので、外車であればオイル交換や定期的な部品交換は必要ですね。それが安全に安心してお乗りいただけることにつながりますし。」
客 「アストラ(G)のワゴンでCDとかいうグレードが安くて狙い目だと思っていて、車両本体と諸費用で楽勝かと…」
マスター 「程度にもよりますけど、それなりに年式や距離を走っているクルマだと、油脂類は当然だとして、ベルトやブレーキ周りなどで場合によっては本体価格よりお金が掛かることもあるかと…」
客 「うへぇ~ なんだか自信が無くなってきた」
マスター 「だから、そういう不安を取り除いてあえるのが当店の役目でしょうし、良いものを買ってもらうには時間が掛かりますよ…と言った訳です」
客 「なるほど。先日訪れたお店とは言うことが違うのでビックリしてしまいました。」
客 「この前の店は 『これ、外装キレイでしょう? 諸費用込で安くしますよ。 納車時にオイル交換もサービスします。でも、整備などは自宅近くのディーラーを探してください』 と不思議なことを言っていたっけ。」
マスター 「よその店のことは分かりませんが、当店で購入していただく場合はご希望のクルマがすぐに見つかるか分かりませんし、お客様の予算をお聞きして自信を持ってオススメできるクルマにしたいのですが…」
客 「ちょっと考えてみたいと思います。」
マスター 「インターネットで欲しいクルマのオーナーさんのHPやブログをご覧になると色々とイメージしやすいかもしれません。それで、当店をご指名いただくことがあれば、その際は頑張りますので…」
客 「今日はありがとうございました」
車両本体価格の「高い」「安い」
走行距離の「多い」「少ない」
外装だと傷の有無 などなど
中古車を買うにあたって判断材料はいくつもあると思いますが、お客様(とその家族)が笑顔になるクルマを提供したい! そう思ったマスターであった。
さて、その後のカフェ959では、赤いGアスのワゴンが整備中だったようです。
どんなお客さんが購入したのか? 今度、聞いてみたいと思います。
Posted at 2014/05/24 16:41:05 | |
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カフェ959他 | 日記
2014年04月21日
知っていましたか?
実はまだ連載していたんです。 。。
ここはC県のとある街にある自動車販売業。
その名も「カフェ959」。
外車のミニバンを得意にしている、話好きのマスターが切り盛りしているお店の話である。
とある平日の昼下がりのこと。
順調に車検を2台こなし、昼食のカップラーメンを食べようとお湯を注いで待っていたとき1本の電話が入ってきた。
番号非通知で怪しいとは思いつつも、営業用の声色で電話に出るマスター。
「はいカフェ959です」
『ブログを見たんですけどぉ~』
「ありがとうございます」
『スロットルボディの清掃や足回りの整備のところがぁ~』
「はい」
『もうちょっと詳しく書いてくれると自分でも出来そうなんだけど・・・』
『ブログはお客様に作業報告を兼ねてアップしているので出来ません』
『え~ そうなんですか?!』
「うちのノウハウにも関わるところですし、お金を払って整備してくれるお客様には説明しますが・・・。」
『なんだよ、ケチ!』
「あん?!」
『ツー ツー ツー』
失礼な電話だ。 けしからんどころではない。
気分が悪くなるだけではなく、カップラーメンものびてしまったではないか!(怒)
汁気の少ないカップラーメンに溜め息ひとつのマスターであった。
またまた、とある土曜日の昼下がりのこと。
お客様の来店までちょっと時間が出来たマスター。
「今のうちに書類でも整理しておこうかな」
と書類をテーブルの上に並べたとき1本の電話が入ってきた。
「はいカフェ959です」
『私のトラヴィックを買い取り出来ませんか?』
「年式とグレード、距離を教えてもらえませんか?」
『2002年式 Sパッケージ 8万キロを超えたところです』
「まだまだこれからじゃないですか。大事に乗り続けてみては? うちで手伝えることがあれば手伝いますよ。」
『欲しいクルマが見つかったので。』
「どんなクルマですか? うちは販売もしているので探してくることも出来ますよ。」
『そちらの店にある、トラヴィックを・・・』
「・・・・・・。」(表情がちょっと険しくなっている)
『もしもし?!』
「ありがたい話なんですけど、今商談中なんですよ。」(努めて冷静に話すマスター)
『10万キロも近いし、トラヴィックは安いので入れ替えしちゃおうかと。名案でしょう?』
「はぁ・・・(やる気のない返事)」
『でも、商談中では仕方がありませんね。もし、決まらなかったら声を掛けてくださいね。』
「はぁ・・・(やる気のない返事)」 (電話を切る)
「使い捨てされるくらいなら、売るもんか・・・」と言ったとか言わなかったとか。。。
Aザフィーラ(トラヴィック)について思ったこと。
それは、この日本で新車時に手頃な値段(200万円台)で手に入れることができたこと自体が奇跡だったのではないかということ。
その証拠にBザフは結構イイ値段が付いているし、Cザフも輸入するとトラヴィックの倍はする値段である。
それくらいAザフィーラ(トラヴィック)はコストを惜しまない造りをしているらしい。
"奇跡のファミリーカー"と呼んでもイイんじゃないかとさえ思っている。
そんなAザフィーラ(トラヴィック)が、安い外車の代名詞的存在になってしまっている。
分かる人に分かるクルマで終わってしまうのは、あまりにも寂しいし悲しい。
本当の価値を分かってもらえないなんて・・・。
日本人のブランド信仰や国内でのオペルのイメージもあるだろう。
日本で高級車のように崇められているボルボやVWは日本メーカーと変わらない大衆車メーカーだ。
オペルだって、世界最大の自動車メーカーであるGMで欧州を担っているメーカー。
"一緒なのに・・・"と思って乗っている人は日本にどのくらいいるのだろう?
故障が多い? 日本車ではないのだからそりゃあ日本車と比較すれば多くなるかもしれない。
でも、故障しないようなメンテナンスをしているユーザーがどれくらいいるのかしら?
クルマは機械だ。どこの国のクルマだって手入れを怠れば壊れる。
うちに来ているお客様でザフトラに乗っている人達は、10万キロでも大きな故障をせずに乗っている人が多い。
要は、自分のクルマにどれだけ愛情を掛けてあげられるかということに尽きると思う。
なんて考え事を、電話を切ってから延々していたら、約束のお客様が到着した。
1本の電話のせいで、書類の整理が出来なかったマスター。
そんなマスターの気分転換は、お客様との楽しい会話のやり取りだ。
「今日のマスターは饒舌だな~」と思うときがあったら、仕事で何かあったかもしれません。
そんなこんなで、カフェ959の日常は過ぎていくのだった。。。
クルマは機械だけど愛情を掛ければ掛けた分だけ応えてくれるものです。
洗車、オイル交換etc. 出来ることからコツコツと、愛車は大切にしましょう。
Posted at 2014/04/21 20:45:12 | |
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カフェ959他 | 日記