2013年09月13日
その日のマスターはなんだかソワソワしていた。
仕事もソコソコに夕方には店じまいをして"とある居酒屋"へと電車で向かうマスター。
○○○遊びか?! (近所のネコ達は色めき立つ)
いやいや「出さ~ん!」なマスターは自分のお店を良くするため、評判の同業者があれば
出向いていって研究を重ねているそうだ・・・と思う。
さて、その"とある居酒屋"はとてもマニアックなお店でエンスーが集まる店として
その筋ではちょっと有名らしい。
居酒屋の名前は「居酒屋117」。 美人のママがいるそうだ。
ママさんの名前は「五十鈴」。 客はみな親しみをこめて「五十鈴姐さん」と呼ぶそうだ。
ちなみに「五十鈴姐さん」は既婚者で旦那さんはジウ爺(ジウジアーロさん)という外国人だそうだ。
K県の某所にある「居酒屋117」の入り口に立つマスター。
深呼吸して意を決したように木製の重厚なドアを明けると・・・
ち~た 「おや? マスターじゃないですか! ささ、一緒に飲みましょう。」
マスター 「あれ? ち~たさん、ここ御存知なんですか?」
ち~た 「練習帰りに、よく立ち寄るんですよ。」
マスター 「何がオススメですか?」
ち~た 「ここはね、何でも美味しいよ。 どれ、適当に頼んであげましょう。」
マスター 「じゃあ、お願いします。」
ち~た 「すいませ~ん、オーダーいいですか?」
ママさん 「は~い。 何にします?」
ち~た 「飲み物はね、とりあえず『ベレル・ビール2つ』、お通しは何?」
ママさん 「今日は『ジェミネット』ですね。」
ち~た 「そうかぁ・・・、じゃあ『ジェミニとアスカの盛り合わせ』と『ピアッツァPIZZA』を。」
ママさん 「オーダー入りました~」
昔モデルをやっていたらしいママさんは年の割にはとてもキレイ。
なんでもハンドメイドで有名だったらしい。
マスター 「ジェミニとアスカの盛り合わせって何です?」
ち~た 「これがOEMも混ざっていて面白いんだ。」
ママさん 「はい、ベレル2つと盛り合わせね。」
ち~た&マスター 「カンパ~イ!」
盛り合わせを見たマスターは絶句した、確かに面白い。
大皿の中には、ジェミニとアスカだけでなく、レガシィ、アコード、ドマーニが入って
バラエティ豊か。
お通しのジェミネットも、OHVの水平対向でレオーネそのものだ。
マスター 「なかなかイケますね。」
ち~た 「そう? ま、食べて食べて。」
ママさん 「ピアッツァPIZZAです」
ち~た 「あれは無いの?」
ママさん 「はいはい、お好みで使ってください。」
お好みで・・・と差し出されたのはスパイスの束。
「イルムシャー」「ロータス」「ネロ」「BBS」と本場仕込みのものばかり。
マスター 「ここは料理が美味しいですね。 ピザなんか絶品!」
ち~た 「板さんが外国の人なんだって。」
ち~た 「おや? グラスが空ですよ。 この店はね、カクテルも面白いんだ。」
マスター 「(メニュ-を見ながら) ホントだ(笑)」
マスター 「すいませ~ん」
ママさん 「はいはい何でしょう?」
マスター 「飲み物の追加を。 ファーゴのコラムシフト・カクテルをひとつ。 ち~たさんは?」
ち~た 「私は焼酎・・・そうだなぁ・・・『富路里庵』(フローリアン)のお湯割り」
ママさん 「梅干しは?」
ち~た 「梅干しはいらないや。 おつまみ追加します。」
ち~た 「『ニシボリックサスのカリカリ揚げ』と『ZZのカムシャフト焼き』を」
マスター 「あと『アスカの竜田揚げ ナビ5ソース』と『ヤナセさんちのPAネロ』を」
ママさん 「ごめんなさい、PAネロは切らしちゃっているのよ。」
ママさん 「味の似ているジオストームだったら出来るけど?」
マスター 「じゃあ、それお願いします。」
子育てやクルマの話で盛り上がるち~たさんとマスター。
マスター 「この店、料理も美味しいし居心地も良いですね。」
ち~た 「言い忘れたけど『エルフの酒蒸し』が名物なんだよ。」
マスター 「すいませ~ん、『エルフの酒蒸し』ください!」
ち~た 「飲み物おかわり。 今度はカクテルの『ベレG』で。」
マスター 「私も『ベレG』ください」
美味しい食事と美味しいお酒、カフェ959も見習わないと・・・。
ママさん 「はい『ベレG』2つと『エルフの酒蒸し』ね」
マスター 「これも美味しそう!」
ママさん 「『美味しそう』じゃなくて『美味しい』のよ(笑)」
マスター 「『ベレG』効きますねぇ~」
ち~た 「ママさん裏メニューお願いできます?」
ママさん 「何がいいかな?」
ち~た 「『ビークロスの丸焼き』できる?」
ママさん 「活きのイイのがあるわよ」
ち~た 「じゃあ、それお願いね。」
マスター 「ビークロス? 初めて聞くけど美味しいんですか?」
ち~た 「出世○のひとつでね、『ミュー』=>『ウィザード』=>『ビークロス』と大きくなるんだって。」
マスター 「ビッグホーンの丸焼きは聞いたことあるけど・・・。」
ち~た 「ここのビッグホーンは本物だよ。」
マスター 「本物?!」
ち~た 「ビッグホーンとメニューに載っているけど、実際はホライゾンやスバルを売っている店も多いからな~。」
ママさん 「はい、『ビークロスの丸焼き』。素手でガブッといっちゃって!」
ビークロスにかぶりつくマスター
マスター 「これ、すごく美味しい!」
居酒屋117の夜はまだ始まったばかり。
マスター、終電に気を付けてね・・・。
Posted at 2013/09/13 22:22:49 | |
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カフェ959他 | 日記
2013年09月09日
ここはC県のとある街にある自動車屋さん。
その名は「カフェ959」。
ちょっと前の話になるが、カフェ959のマスターはちょっとだけ気になっていたことがあった。
近所にライバル店と思わしきお店が出来た・・・という情報が耳に入ってきたのだ。
その名を "カフェGTO"と呼び、教師が脱サラしてはじめた・・・という噂もあったらしいが実際は違うらしい。
さっそく、マスターはそのカフェGTOにランチをとりに行くことにした。
カフェ959から車で走ること15分のところにその店はあった。
看板には "いろいろな味が楽しめるカフェ" とある。
駐車場では、初代シャリオの4WDとスタリオンの2.6Lが仲良く並んでいた。
マスター 「むむ・・・なんか怪しい?!」
ピロリ~ン♪ と電子音のする自動ドアを抜けて入ると、ちょっと神経質そうな30代前半と思わしき店主が「空いている席へどうぞ」と声をかけてきた。
マスター 「自動ドアに電子音。 電子化が好きなのかな?」
空いている席に座り、メニューを見ると "無国籍" というよりは店主の趣味趣向が丸出しでなかなか面白い。
メニューはこうだ。
GTOランチ … ガッツリ食べたい人にオススメ。
フルタイム4WDターボなボリュームにきっと満足。
ライスの量を減らしたいときは、「NAで」と申しつけてください。
FTOランチ … GTOランチでは多すぎるという方はコチラがオススメ。
V6、MIVEC、INVECSが味の決め手になっています。
カレーライス … 当店の隠れた人気メニュー。辛さが選べます。
VR-4 (辛口)
ヴィエント (中辛)
MX (甘口)
サービスランチ … ekセット ~ トッポセットにプラス100円で飲み物が付きます
トッポセット ~ ワンコインの日替わり定食(みそ汁付き)
各種パスタ … ボロネーゼ EXセッサーノ風
カルボナーラ シャリオブーレイ風
ペペロンチーノ コルトエヴォ風
サンドイッチ … ミックスサンド ~ コルトギャランが味のアクセント
ハムタマゴサンド ~ 定番のミニカとミラージュを添えて
スペシャルサンド ~ デリカで修行した店主自慢の一品
RVRサンド ~ 店主にお任せ 何が出るかはお楽しみ
ステーキ … ハンバーグステーキ ~ コルディア風
チキンステーキ ~ トレディア風
ポークステーキ ~ ミラージュ風
ビーフステーキ ~ ランサー牛を使用
サラダ … Σ(シグマ)サラダ ~ ダイアトーンを散りばめた人気のサラダです(ファミリー向)
Λ(ラムダ)サラダ ~ 1本スポークのステアリングが特徴の当店オリジナル(カップル向)
期間限定メニュー … アジア・フェアー開催中(今月はタイ国です。)
・トライトン飯 ~ タイ原産のトライトン(注)を用いた新感覚の焼きめし
コース料理 … エテルナコース ~ 前菜・スープ・サラダ・メイン(魚料理)・デザート(コ-ヒー付)
パジェロコース ~ 前菜・スープ・サラダ・メイン(肉料理)・デザート(コ-ヒー付)
デボネアコース ~ 前菜・スープ・サラダ・魚料理・肉料理・デザート(コ-ヒー付)
※当店のメンバーズカ-ド(クラブGDIカ-ド)を使用すれば、会計時に5%offにします。
(注)トライトン・・・タイではポピュラーな○○○です
カフェ959のマスターはGTOランチのNAを注文。 色々なもの(通称:装備)がてんこ盛りで盛り沢山、 お得感はあるが味は普通、一見さんは喜びそうだけど固定客がどれくらい出来るかは未知数…という印象を持ったそうだ。
食事も終わり、ライバル店という噂は杞憂に終わった。
そして、気付けばマスターの昼食場所が増えた。
結果オーライか?!
後日、カフェGTOはカフェ・コルトと名前を変えて「みんなの街の"まじめ"な食堂」と看板を変えていたが、 またしばらくするとカフェGTOに戻っていて、あまりの迷走ぶりに他人事ながらカフェ959のマスターも心配するくらいだったそうだ。
カフェ959の日常、今回は近隣にある昼食場所の話でした。。。
Posted at 2013/09/09 20:24:26 | |
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カフェ959他 | 日記
2013年09月07日
ここはC県のとある街にある自動車屋さん。
その名は「カフェ959」。
いつもニコニコしているマスターも、時にはムッ…とすることもあるようです。
ある日のこと、そのお客は突然やってきて、こう言ったのだった。
客 「トラヴィックからトラヴィックに買い換えたいので在庫があったら売ってください。」
店に来るなり、いきなり「売ってください」は稀にある話だが、前半に言っていた理由が引っかかっる。
「何だって?!」と聞き返したいのを我慢して営業用スマイルで応戦しながら、お客の真意を引き出そうとしてみる。
マスター 「トラヴィックって10年前のクルマですよ。トラからトラへの乗り換えとはどうしてですか?」
客 「今乗っているトラヴィック、なんだか調子悪いんだよね。」
マスター 「今乗っているトラヴィックを見せてもらえませんか?」
客 「いいっすよ。」
~ お客のトラをチェックしながら会話するマスター ~
マスター 「どうしてトラヴィックを買われたのですか?」
客 「スバルのミニバンで安かったから買ったのが3年前。でもスバルで作ったクルマじゃないんだってね。」
いちいち引っかかる物言いの客にイラっとするが 「皆さん、よくそう言いますよ。」 と感情の入らないトーンでやり過ごすマスター。
客 「で、最近調子も悪いので買い換えようと新しめのワーゲンのミニバンとかを探していたんだけど予算オーバーで買えないので、値段が安いトラヴィックにまた乗ろうかと。」
マスター 「トラヴィック、けっこう気に入っているのですか?」
客 「いや。 外車欲しいけど高いのは買えないじゃない。 使い捨てじゃないけど、また同じのを買うのもいいかなぁ~と。」
マスター 「ふ~ん・・・。」
マスターの内心は、「な~にが"いいかなぁ~"だ。ふざけてんじゃないぞ、こん畜生め。」と、はらわたが煮えくりかえってすっかり食べ頃。
しばし、無言の沈黙が続いたが、マスターからお客へある質問をしてみた。
マスター 「今のクルマを直して乗ろう・・・という気持ちはありませんか?」
客 「えっ?!」 ポカーンとして驚いた表情に変わる客。
客 「マジ受ける。 いやいや、だってオイル交換とか車検取ったけどだんだん調子悪くなっているし。」
マスター 「どこでオイル交換とか車検取っています?」
客 「近所のガソリンスタンド。車検なんて1日で終わるし、燃費の良くなるオイルを交換してくれて安くて便利ですよ。」
マスター 「安い?! それじゃあ、うちはお手上げだな~。」
客 「教えてあげましょうか? そのガソリンスタンド。」
マスター 「ハハハ・・・」 乾いた笑いが工場内を響き渡る。 教えてくれなくて結構! ケンカ売っているのか?
客は、自分の話がウケたと思ってニコニコしている。
でもマスターの内心は、「ホントに畜生だな。整備を後回しにして車検を"通すだけ"が出来ることを知らないのだろうな。」と呆れ顔。
整備手帳を見ると、案の定、必要な整備はほとんどされていない。
そりゃそうだ、安いに決まっている。 車検証入れにねじ込まれた法定費用に手数料だけの明細も発見。
さらに、ドアポケットに放置されたオイル交換のレシートを見ると 「オイル 0W-20W 4L」と記載されていた。
交換した日付は・・・半年前だ(苦笑)
ひと通りチェックが終わりボンネットを閉めるマスター。
マスター 「確かに、調子悪そうですね。」
客 「ちゃんと整備してもらっているんですけどね。」
マスター 「お客さん、トラヴィックはやめて国産車にした方が良いですよ。」
客 「ボク、外車が好きなんです。」
マスターは怒りを通り越して呆れ果てた。
「ボク、外車が好き・・・って、どの口が言っているんだ?」と喉まで出かかるがこらえるマスター。
そろそろ限界が近いか?!
マスター 「うちには売れるクルマが無いんですよ。」
客 「HPに載っていましたよ。 銀色の。」
マスター 「(思い出したような振りをしながら) あぁ・・・あれ更新するの忘れたけど先日決まってしまって・・・。」 心の中で舌を出すマスター。
客 「それは残念。」
マスター 「国産のミニバンだったら探しますよ。スライドドア、後席リクライニング、メンテナンスフリーetc.」
客 「ボク、やっぱり外車が好きなんです。」
マスター 「チッ・・・」
マスターは "ふぅ~" と大きな溜め息ひとつついて思いきってお客に聞いてみた。
マスター 「そのトラヴィック、時間は掛かりますけど、少しずつ良くしていきませんか?」
客 「いや、もう買い換えるのは決めていますから。」
マスター 「そうですか。」
客 「このトラヴィック、買い取りしてくれませんか?」
マスター 「いや~ 今はトラヴィックの買い取りを控えているんですよ、ゴメンナサイ。」 心の中で客のトラに詫びるマスター。
客 「他の店に行って探してみます。」
マスター 「力になれなくてスミマセン。」
客は、調子の悪いと言うトラヴィックで959を後にした。
マスター 「あのトラには可哀想なことしたな。でも、あそこまで管理がヒドイと厳しいのも事実だし・・・。」
マスター 「そうだ! 今日のブログは愛車の点検を啓蒙する内容でアップしよう。」
こうしてブログのテーマが決まり、日々アップデートされるかどうかはマスターのみぞ知るところである。
自分の愛車は大事にしたいですね。
Posted at 2013/09/07 08:46:19 | |
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カフェ959他 | 日記
2013年08月23日
未来のカフェ959を想像したことはあるだろうか?
"・・・の日常"というタイトルだけに今まで考えたことのなかった
カフェ959の未来について考えてみよう。
現在から30年位先の近い未来。
内燃機関で動く自動車は、燃料の高騰や資源の枯渇が進み、
世の中は電気自動車が主流になっていた。
こうした時代の変化は、自動車販売&修理を生業としていた
カフェ959にも及び、カフェ959にも変化が訪れていたのだった。
カランコロン♪(ドアの開く音)
「いらっしゃいませ!」
若くてイキの良い声はカフェ959のマスターは2代目にチェンジ。
フォンデュの店としてリニューアルOPENしたカフェ959は名実ともに
飲食業がメインとなっていた。
2代目 「なんだ、498さんか。」
498 「元気そうだね。繁盛している?」
2代目 「ぼちぼちですかね。」
498 「ところで、マスターは?」
2代目 「ガレージでクルマを弄ってますよ。」
498 「あとで挨拶に行かないと・・・」
2代目 「何にしますか?」
498 「本日のオススメ(オイル・フォンデュ)をいただこうかしら。」
2代目 「オイルはどうしますか?」
498 「フォンデュのオイルが選べるの?」
2代目 「こだわるのが959なんですよ」
選べるオイルは今回4種類でメニュ-には以下の記載があった。
①昔ながらのサラダ油(5W-40W)
②カラッと仕上がるキャノーラ油(10W-30W)
③ヘルシー指向の低カロリー油(0W-20W)
④ヨーロッパ指向のオリーブオイル(5W-40W)
()内の値は、分かる人には分かるオイルのイメージだそうな。
一般の人には分からないと思うが・・・。
そして、メニューの最後にはこう書いてあった。
当店は "WAHO’S社(①~③)とNOTUL社(④)のオイルを使用しています"。
498 「じゃあ、④オリーブオイルを。」
2代目 「さすがですね。」
何が「さすが」なのか? サッパリ分からない498だったが元来お調子者なので
「まあね・・・」 と知ったかぶりをしたのは言うまでもない。
オススメのフォンデュは、2代目がヨーロッパで修行してきただけあってとても美味しい。
肉、魚、野菜の旬なものを楽しみながらいただくことができた。
デザートもチョコレート・フォンデュが楽しめた。
今度、カミさんも連れてこよう。
食事が終わり勘定を済ませた後、ガレージへと移動してマスターへ挨拶に行く498。
ガレージではマスターが、黄金蛙のメンテナンスをしている最中だった。
作業をしている後方には御神体(かんちゃんのPOP)が微笑むようにマスターを
見守ってくれているように鎮座している。
マスターが意識して置いたのかは定かではないが振り向くと御神体がある…というのは
精神衛生上とても良いことかもしれない。
ガレージでの再会に「出さん!」を交わすマスターと498。
お互いに愛娘は嫁いでしまったものの(号泣)、装いも新たに「出さん会」の復活を
目論んでいるらしい。
なんで復活なのかって?
決まっているじゃないか!
孫が女の子だからだ!!
ちなみに、何の因果か? オヤジの会のメンバーは軒並み孫が女の子なんだそうだ。
「"孫娘こそ" 嫁には出さん "じいじ" の会」として再結成・再招集することをマスターと
約束して498はカフェ959を後にした。
オヤジの会の面々に招集令状が届いた後の話はまた今度・・・。
と、そう遠くないであろう未来を想像してみましたが、数十年後もカフェ959には"じいじ"
となったメンバーが入り浸っていることは間違いないようです。
数十年後もメンバー全員が元気に「出さん!」している光景を想像できてしまうところが
オヤジの会たる所以かもしれません。
カフェ959の未来が楽しみになってきました。
Posted at 2013/08/23 20:16:17 | |
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カフェ959他 | 日記
2013年07月16日
ここはC県のとある街にある自動車屋さん。
その名は「カフェ959」。
外車ミニバンの専門店として少しは名の知れた存在であり、マスターがザフィーラを所有していたこともありザフィーラやトラヴィック(通称ザフトラ)を得意としている店だそうだ。
気さくなマスターの人柄もあって、ザフ・トラ乗りが自然と集まるこの店は閑静な住宅地の中にある。
マスター一人で切り盛りしているカフェ959は、お客様がいない時はラジオと作業中の音しかしない静かな職場である。
その静かである職場が、この土日だけは何やら騒々しかった・・・。
<前回のあらすじ>
ある日の夕方、お客様への引き渡しも終えて、ちょっとひと休みしていたマスターを襲った集団がいた。その集団の名は「嫁には出さんオヤジの会」。
オヤジの会の面々はマスターの許可もなしに新しく出来た工場のスペースを間借りして強引に合宿を開始し2日目に突入。
起床~ラジオ体操~朝食を終えて、2日目のプログラムが始まろうとしていた。
『合宿のしおり』に記載のスケジュール。
【1日目】
合宿の開会式
自己紹介
ザフトラ維持のポイントについて(講師:マスター)
夕食(味鮮へ徒歩移動)
夜練(つくば方面へ) リーダー:ち~たさん
自由時間
就寝
【2日目】
起床
ラジオ体操
散歩(Fマ-トへ)
買い出し(Fマートで各自購入)
朝食
清掃活動
・店舗周辺の掃除
・代車の洗車
合宿の閉会式
朝の散歩から戻り各自朝食を済ませてくつろいでいたところにヤサ兄の号令が響き渡る。
ヤサ兄 「集合! 横一列に並んでくださ~い。」
ヤサ兄 「出さん!」
オヤジの会の面々 「出さん!」
ヤサ兄 「それでは2日目のプログラムを開始しますので教祖からの説明を聞いてください。」
498 「出さ~ん!!」
オヤジの会の面々 「出さん!」
498 「気合いが足りない! もう一丁! 出さ~ん!!」
オヤジの会の面々 「出さ~ん!!」
498 「ハイどうも。 これから2組に分かれて清掃活動をしてもらいます。 内容は店舗周辺の掃除と代車の洗車です。」
498 「店舗周辺はマスターの指示に従って、クルマに気を付けて作業してください。」
498 「代車の洗車については、外装と内装に分かれて作業します。」
498 「それでは作業開始!」
オヤジの会の面々 「ラジャ~!」
1宿の恩に報いるべく、黙々と・・・ではなく、和気あいあいと作業するオヤジ達。
二日酔いで動きの鈍いメンバーもいたが、効率よく清掃作業をこなすオヤジ達。
代車の洗車も、軽自動車なので作業時間は思ったよりも掛からなかった。
予定より早く清掃活動も終わり、カフェの営業に差し支えるのも問題なので、早めの閉会式を開催することに。
498 「"かんちゃん"のPOP(御神体)に向かって 礼!」
498 「これより合宿の閉会式を始めます。」
498 「自動車ショー歌 斉唱」
元軍人のブルースハープに合わせて合唱が始まった。
オヤジの会の面々 「あの子をペットにしたくって ニッサンするのはパッカード・・・♪」
「・・・いいコロナ~♪」 歌い終わったオヤジの会の面々は充実感に満ちた表情。
498 「マスターへの御礼を皆さんでしましょう。」
オヤジの会の面々 「あざーす!」
498 「マスターより一言いただきます」
マスター 「清掃活動ありがとうございました。 皆さんタフですね。 さあ、早く帰りましょう!」
498 「マスターありがとうございました。 これで今回の合宿は終わりとなりますが自宅に帰るまでが合宿ですから安全運転で気を付けてください。」
498 「それでは解散します。 出さ~ん!」
オヤジの会の面々 「出さ~ん!」
蜘蛛の子を散らすように家路につくオヤジの会の面々。
そして、カフェ959はいつもの日常に戻った。
怒濤のように過ぎ去った2日間。
静かな工場内でマスターはポツリ呟く。
マスター 「疲れたな~。 でも、ちょっと寂しいかも・・・」
感傷にひたっているマスターに一本の電話が入った。
マスター 「はい、カフェ959です。」
498 「498です。 合宿ではお世話になりました。」
マスター 「どうされましたか?」
498 「今、みんなファミレスでランチしながら相談していたんですけど・・・」
マスター 「はぁ・・・」
なんだか嫌な予感のするマスター。 胸騒ぎが止まらない!
498 「再来週の合宿について相談が・・・」
マスター 「もう嫌ぁ~~!!!」
頑張れマスター!
マスターにはオヤジの会がついているぞ!!
Posted at 2013/07/16 20:34:41 | |
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カフェ959他 | 日記